TORABARA むつき25日

家のひとに、ダメ出しをした。

わたしはノドがあまり強くなくて、かつてのバイト先、焼肉ハンバーグ店でのこと。その日、店の換気扇が壊れ、店内にありえない煙が充満した。それを吸い続けているしかない、雇われている状態のわたしは、まんまと、時間を経てゆくとともに、ノドを、壊した。帰宅時には、ノドに激痛があった。

ノド弱いから、ここ、無理。という発言が、ノドが弱くないひとには通用しなかったことの、無念。いることになっている束縛を、なんとしても守れ、という圧しかないような状態だと、わたしは仕方なしの、罹患?ノド痛に至っていた。

このとき、当時の彼氏は、猛り狂って、焼肉ハンバーグ店長に、怒鳴り込んだ。大切な女、わたしの、ノドを、おまえはいったいどうしてくれるのか。大切なわたしに、ノドの痛みを負わせたなんて、おまえを許さない。

みたいな、我を忘れたような、抗議を、展開してくれた。今、思い出しても、どきどきする。こういう男を、男前、と呼ぶとおもう。わたしの身体を、本当の意味で、わたしの命を、気遣い、大事にしてくれたひと。

とにかく、今、結婚している男は、自分の格好付けで、煙草吸い続け、その煙でわたくしの気管が明らかな違和感をおぼえていて、煙に含まれる毒が、わたくしに及ぶのは、回避させていただけるか、を尋ねたしだい。

自分が煙草吸える場所が狭められる、家での肩身が狭くなる、という焦点しか無いまま、わたくしの健康への危害になりうるニコチンに、認識がおよばないままだった。

男として劣ったようなのとしか、結婚が出来なかったのか。という諦念が、わたくしを覆った。

TORABARA むつき24日

慢性的に日記書いてる作家さんの本を、何年かぶりで読んでる。わたしにとって、だらだらした漫画みたいな、読むことのハードルが低い本。しかしながら作家さんの頑なな強いアンテナが、ひとつの放送局になり得てるくらいも、発信力がある。たましいのねんれいが、ずいぶんまえから、おばちゃん、とおもう。ここが読み辛くなったりする。この作家のひとには、そのへんのひとと世間話する。という要素がある。

俗と、そつなくふれ合う。ということに、構えてしまうというか、何のために、ランチ一緒するかわたしにはわからない、そういう、馴れ合いと、ご自身の神聖さを、併行させているということに、無理があるように眺めた。一般的に大衆に売れる、ことと、雑多に口きいて付き合うことは、切り離せないのか。昔に、家の写真がアップされていて、ありきたりな高級照明を採用されているようすに、ガッカリした記憶。

なにもかもが独特であってほしい、というわたしからの願望を、この作家さんという的にぶつけていたので。

わたしが、簡単に連絡を入れてくる、よく知らない知り合いを、敬遠しようとおもっていて、LINEを、消せばいいのかな、と、逡巡していて、

友達が本当に少ない。というじょうたいって、とても崇高な気がする。というおはなし。

TORABARA むつき23日

八王子に美術見に行って、帰り道に和菓子屋さんと目が合う。あたたかな日になりましたね、と、桜餅をいただいた。また歩き出したら、黒牛ランチの看板。ふらふらと店に入った。まるで昔から店の前を通りかかるわたしを見ていて、やっと入ってきてくれたね、と迎えてくれたみたいな、ふかみのあるほほ笑みをするお店のひと。サービスが、ほんとうにいいお店、がこのエリア、点在している気がする。牛丼、めちゃくちゃ美味しかった。

立川に寄るのが定番なのだが、国分寺に下車した。前に住んでいたまちのそばとはいえ、ほぼ外食をしなかったので、店の思い出は無い。彷徨い歩いた、という記憶が、いくつか、断片としてある。駅前は、ずっと工事してたっけ、このように完成したのね。と見学。国分寺の史跡とか湧き水とかを観光した。マルイの売り場。ここは数え切れないくらい、歩いてる。昔の、わたしが吐いた息が、そのまま残ってそうな年季。

祝いを誰かに言う、というのを受け入れたらよいものを、わたしはLINEに届いているそのメッセージを、トークルームごと消した。わたしにとって、誰かと世間話をするという基本的な態度が無い、というか。たぶん世の中で、主婦つながりだとかで、共通項をたぐりよせ、同調するなどの、友だちになることをよしとするかんじすら、わからない。わたしは誰とでも友だちになれる、得意。みたいな振りかざしも、わからない。

というか、苦手だ。女子が群れようとする、その共通だと簡単にかんがえるそのことすら、嫌なのだ。何の用事でいつまでもわたしにコンタクト取ろうとするやら、主婦は、学生を経て即、主婦になっているため、しごとのけいれきやしごとのおもいでがないため、学校時代を、専攻がどーのこーのを、昨日のことみたいに話す、という特徴があった。

彼女にとっての学校序列があって、常に自分の旦那の優位性を鼻にかけるのだったか、研究職だったか、国の助成金の枠内で活動してるってだけな野望無しな男、という視点は、彼女からは無さそう。

何かを受け付けないと、何もかもが論外になる。整形手術して顎に糸入れて吊りました、など断じて、わたくしの感性の、外にある。

TORABARA むつき22日

地味に、午後3時をむかえた。

家のひとがお洋服を買ってくれる日。乗る電車が決まっている、少し遠出。らららら。いいとしになるといいね。

夕食は、ホテルバイキング。小学生スポーツクラブ懇親会が、半分占拠していて騒々しかった。わらっちゃうくらい台無しだった。ガキだらけで常に絶叫してるような状態。駆け回ってみろ、足をひっかけてやるぞ、と家のひとに宣言した。安い味のワインで酔っ払った。土間みたいな床。もう二度と行かないと思うけど、お料理は、美味しかった。

下弦の月、三日月が空に、綺麗だった。

TORABARA むつき21日

縄文の湯へ、また行く。相当気に入った。休みの日のしるしみたいに通いたい。のんびりしていて、陽当たりがよくて、横についてるお店の、蕎麦が美味しい。登山したことで筋肉痛になっているので、ひたすらマッサージをしていた。顔が火照りすぎて、鏡みたら、化粧のほどこしようがないくらいも只、赤った。前髪を下ろしたら、それなりに落ち着いてるひと。

いま、近所友人と、ケンカになっていて、互いの言い分を話すことになっている日。夕方からのつもりが、このことが気になっていたため、そそくさと最寄り駅に帰ってきた。

なんにも考えていないわけでもないし、もうろくしたでもなかった。なんとか、計画を成してゆけるように、なかなかの案を聞く。テラス席からの大きな夕焼けを見た。

TORABARA むつき20日

株が、下がってるから買う。三連休をはさむから、また週明けに様子見て、買うか売るか、しましょう。

今日のわたしは、なるべく、なんにもしないと決めてるひとみたいだった。明日の朝、タンスを捨てるので、家の表まで運んでおく。淡々と作業する。しごと中に、だるいしつらいきもち。これをけちらせないようになるかを、かんさつしよう。

けっこういっぱい赤ワイン飲んだ。寝た。

TORABARA むつき19日

宅急便が、午後届いた。唐津焼は、無事だった。箱も、パッキンも、包装紙をカッターで短冊に切って、箱に貼るかんじも、焼き物をおもうこころが、伝わる。唐津の文化に、ご縁をいただいたことに、じんわりとした気持ち。

今日は、株の調子が良く、いくつかを決済した。

ひとしきり、掃除とか水やりとか洗濯などの家のことを済ませた。

蘭が、花の重みで垂れた

TORABARA むつき18日

しごと、再開。なんとかやりすごした。家のひとは音にお構いなし。わたしはこのかんきょうで画面への集中を保って、家のひとにゆずってきた。家のひとは、外で過酷な仕事しているから家で休むときくらいは好きにしていたい、と主張した。家のひとの限界が、見えていたこともあるし、わたしは耳から入る情報と別なことが考えられる特技を、活かしている。が、しかし。バキュンバキュン、ドラマは過激な殺戮ものが流れてるんですけど。さすがに、こちらのストレス値が上がる。

クラシック音楽、かけてくれよ。

わたしは、昨日までの旅の、夢見心地がつづいている。とくに、登山の達成感は、わたし、すごいすごいって、万能感みたいなカンカクになってる。

ぜんぶ、よかった。神社だけがある島かと思ってたら、舟が近づいていって、人が暮らしてる?みたいに見えてきた流れとか。おどろきに満ちた。

帰路の飛行機は、まだ旅を終わりたくなくて、ふてくされたような気持ちだった。旅が出来たことに、大きな感謝。