TORABARA さつき31日

西の窓辺で、2階で、すごしていて、西陽なときに、蝶々が窓に間近に寄ってきて、太陽を背に、影がぶわあぁって大きくなった。レースのカーテンに、大きな影絵が舞ったとき。いいねーいいね。という興奮だった。

もし、窓はすこし開けてすごしてるけど、鉢植えで蝶々がすきな葉か花かを置いていたりして蝶々がとまったりしたら!すごく、いいね。と思った。

午後3時のおやつ。は、サバラン(ケーキ)。しゃびしゃびなブランデーを土台にしみこましてある。よっぱらいそう。生地はパン。に近かった。

サバラン。お店の食べ比べしようかしら、大胆なアルコオールがあるのが勝ち。

ところで、ワイン。蝶々のラベルがとてもよい。おいしくてご機嫌。SYRAHは、お酒お酒していて、もったりしている。カベルネ。がいちおしかなー。(1本)さんぜんえんくらいする、チリワインです。

TORABARA さつき30日

まちがえているかどおか、

を問われるかんじ。がやりきれない。しょっちゅう、なにかをまちがえる。まちがいがなさすぎるのは、それはそれで、むしろそのほうが、息が詰まる。しんけいがすみずみまでを見張る、細かーいことが許せない、いよいよそのこまかいことをみつけることに長けてしまって、気が付いてしまう。こんなにガチガチになることは、生活にとって弊害そのもの。

もっと別のありようがあったんじゃないのと、キョロキョロと、さがしている。どこかにあるはずな、ここではないところへつながるドア。

身の回りの掃除を、凄く、することによって、不思議なのだけど、凄く、タイミングが良くなる。向こうから、天使が翼をつけたまま、このわたしにタッチする感じ。いいご縁を授かる。しごとも、ひとも。ひと。

わたしが問題にしたほうがいいのは、ひと?のほうかも、しごと先に、わたしと合いそうなひとがいたことが、あったっけ。血が通ったような付き合いが、なんねんも無いから、しごと先の躓きが、おおごとにかんじられてしまうのか。しごととうまく付き合っていない。どっち?ひともしごとも。

地を這って、ここに来てもらっては困るような話が、次々あった。ろくなことにならないこと。足元が砂地で、水を含んだ泥濘にされるかんじ。これらは、わたしに、方向がちがっていることをおしえていた。かも。

空から飛んでくるはずな、翼をつけてここにくるはずな、そうじをひたすらすれば、ここにくるから。そうじ。そうじしよ。

TORABARA さつき29日

今日から、しばらく雨の日みたい。

ハンバーガー屋さんへ行くのが楽しみ。おつとめのビルの隣に、予約入れてた。29日はニクの日ですって。ぐんとお安い。さらにクーポン。さらにドリンク半額。いい日に行ったわ。マリブをコークで割る。このカクテル、初めて。

青い時間の空が見えた。いい色。

チーズバーガー旨い!

TORABARA さつき28日

古本屋さんに3つ行く。昨夜、何年も前に、画集をくれたひとからレンラクが入り、これはくれたのではなく、預けた、のだったらしい。画集、返して。

と言われたので、捨てたけど。と答えた。醜悪な姿がリアルにデッサンされていて、日本だとほとんど出回らない、レアなやつ。わたしにとっては、もう眺めることも無いと判断して、ただのゴミとして出した。

えええ、うそおぉ。と絶句され、貴重なものの希少価値が、まるでわからないことを嘆かれる。急に、なにも捨てることなかった、惜しいことをした。と、ざんげするきもち。貸す、とはいわれてないのでいきちがってるけど、この画家の画集を、ネットで探して、同じものでなくても、この画家の本を、くれた、(借りた?)ひとに、差し上げよう。(返そう。)

古本屋に脈あり。もしかすると、ネットにあげていない古本屋さんもあるかもなので、めぼしい本屋さんを歩いて回ってた日。古本屋は、偶然があるところ。店のひとが、今日わたしがここに来ることを、予知していました、みたいな笑顔で目を合わせた。わたくし好みの画集も、いくつも選んだ。不思議なくらい、いいものが集まった日。

貴重なご本のことは、捨てた後で、真価に気づいた。このたび、同じ画家の別な本(同じ本は絶版)をさがしたことによって、画家への理解が深まったのでよかった。

OTTO DIX

TORABARA さつき27日

初めて行くところに2つ行く日。

お昼のひとりランチでホテルのコース料理をいただきました。ピアスして飾って、ゆっくりいただけてよかったわ。お店が混んでいて、席に通される順番をまちがえられて、受付が先なわたしが後になった。これをお詫びされて、おいしいバニラアイスクリームが席に来た。腹が冷えるってばってほど大量のおまけ。気持ちが嬉しいですね。

歴史博物館のほうは、地元愛に溢れている内容だったとおもう。土地というか町、によって、太陽の当たりかたも違って見える。江戸時代の空気が残ってるようなエリアだった。

金継ぎをしていて、金粉が足りなくなったため、画材屋さんへ寄った。もともと2,000円くらいのお皿を修理する金継ぎの金粉6,000円って本末転倒なので、銀粉にするわ。金粉につぎたす銀粉。画材屋さんって、ほしいものがいっぱい並んでいる。なかなかお店を出られなくなるくらい。

衝動買いをした。モノグラムな模様の、素敵な綿ニットパンツ。お洋服って、人生の次の章へ誘ったりする。というじっかんがある。高級ワンピースが手に入ったら、高級ワンピースでしか行けない用事が入ってくる。みたいなことです。

バスク風チーズケーキ。お皿のふちのブルー、好き。

TORABARA さつき26日

今朝は、長めの読書をした。あと少しで読み終えるから、いっそのこと読んでしまおう。公園で帰りかけた途中に思いたって、バッグに入っていた本を取り出し、立ち読みしはじめる。とおりすぎるひとがふしぎにおもうから、ベンチに座りなおした。そして読了した。

すぐ脇が図書館なので、ポストに返す。達成感ワンカウント。

家に戻ってきた。じゃじゃじゃっと、スープになる野菜と肉の下ごしらえ。圧力鍋にかけた。カレールーを入れて、お昼ごはんになりました。ツーカウント。

また今日も、鐘の音が聞こえた。

時間を、たとえばあと40分、家のことをやってられるって計る時、40分ぶん、CDを再生するという方法が、好き。

たとえば、CDがぜんぶで60分って時に、2曲、早送りするとだいたい合うなーみたいなだいたいなかんじが、好き。

器も選び抜いてるひと。

TORABARA さつき25日

薄曇り、光がさす。

8時に、太鼓を打つ音。この振動がわたしにそのまま響く。森の道は、ほかにだれもいない。太鼓があって、木々の空間があって、わたし。

からだがめざめてゆくときの、理想ですよ姫。太陽のあたたかさで芝生が草の匂いがたち始めました、色んな鳥の鳴き声も、聞こえました。

18時、寺の鐘が鳴るのが聞こえる私のお部屋。日暮れてまいりました。

味わい深いチーズと、ブルゴーニュワイン(カオール)をすこし、いただいていますの。優雅ね。

TORABARA さつき24日

朝、あと10分で仕事が始まるって時に、家にいて、公園に携帯電話を置き忘れた、と思い込んだため、猛スピードで、自転車で、公園へ引き返した。そして、置いたとおもった場所に無くて、公園事務所に入っていき、忘れものしました、届いていませんか、と聞く。無いって。

とにかく、仕事先に、仕事おそくなる連絡を入れなくちゃなのだけど、ぜんぶ、携帯電話の中に入っている。仕事先のレンラク先は、たしかどなたかの名刺を持っていたか、とかおもいめぐらして、家に帰ってきた。

家に、携帯電話があった。

パソコンの横。ちゃんと置いてた。いちど、家の電話で、携帯電話に電話をかけたんだけど、鳴らなかったよな、バイブレーションにしていて、なんと、振動が机に吸収されて、なんにも音にならなかった。濃ゆい20分間でした。

昨日とか一昨日とかは、マンネリがMAXになっていたため、ものすごい息苦しさがあった。今日の、しげきてきな朝のおかげで、一気に溶けた。朝、おくれちゃったことが、おとがめもなかったために、わるいわね、がんばります。という気持ちに素直になりましたとさ。

はあぁ、まちがうことが多い。

そして、もしかしたら、わたしのせんざいいしきがわざと起こしたかも。かくらんするほうが、健やかになる。ガスを抜くようなかんじ。