TORABARA はづき23日

髪の毛が生えてくる方法が書いてある本を、読んでいるところです。

髪の地肌も、植物に喩えるならば土。清潔で、栄養が足りていて、太陽光(血流)が充分ならば、健やかに髪は育ちます。

自然療法は、時間かかるけど、智慧そのものだと目している。というわけで、試してみよう。

夜、去年知り合った、登山したり写真撮ったりするひとから、写真展のお知らせが入った。わたしからも、ちょうど、旅の話がしたかったところよ。

THE 夏の日@谷地温泉

TORABARA はづき22日

普段のギョーム時間っていうと、444(夕方のゾロ目になる時間)が見れるかどおか、ふっと見えたとき、にやりとする。ほかに、とりたてていうほどのことが無い。

奇跡のりんごの人、は、何冊も本を書いてらっしゃる。感銘があるので、ひとしきりの本を図書館で予約いたしました。

食のことは、見直していこうと思う。食べておいたほうがいい、という頭で考えて食べるのではなく、そんなに食べる気にならないときは、食べない。食べろ食べろ、と言ってくるひとを周りにおかない。

TORABARA はづき21日

奥入瀬を、歩きたい。とおもってたけど、担いでいるリュックが重たすぎて、レンタサイクルのカゴに積んだまま、車道を走る。格別な眺めのところは、ゆっくり、歩いたり、しばし腰掛けたりして、見学いたしました。

ここからの眺めの日本画みたことある。奥村土牛さんの描いたのは、ここじゃない。
雲井の滝。このじかんは、剣な光。
銚子大滝。ま横で音と迫力をたんのう。

爆流みたいなところ、たっぷりとした水って、豊か。とおもった。

公共交通機関の、バスも列車も、ワンチャンスしかない路線って、緊張してた。なんなら野営して。くらい逞しいサバイバルが出来るならば、ここに居たいだけいられるよね、

バス出発の1時間30分も前から、バス停のそばで、土産をみたり、コーヒー飲んだり。ガボっとかぶるタイプのワンピースに、十和田湖のへりのベンチで、いきなり着替える。短パンの方は、脱いだ。だれもきにしていないふうな、のびのびした間だった。

夕焼けの頃、青森駅にいた。青森。わたしの想っていたひとの最初の赴任先。近くに来たら寄るように言われていて、こんなわたしじゃあだめ、もっと綺麗になったら、連絡いれようとおもって、それきり。

北海道旅行した途中で、青森に途中下車して、すこしだけまちを歩いたことがあって、三角の、未知な世界につながっていそうな建物がピカピカだったころ、どこかしこ、焦がれるひとの気配を、さがしてしまっていた。会えるまで息止めてるからすぐに来て。無理して来てね。って言いたかったのかも、ほんとうは。

三角の建物は、潮風で錆びて茶けてる。わたしのおとしたきもちは、そのまま、ここの土地にどきんどきん、と残っている。たてものみたとき、きゅうにむねがいっぱいになった。

東北新幹線、最終便に乗って帰る。

TORABARA はづき20日

青森と、弘前で、NTTのまんまえのホテル、いずれも313号室のお部屋だった。奇縁。

弘前のお城、敷地に入ったらどしゃぶりで、速攻で水たまりになるところ、くつをぬらすしかなくない?っておもって、本丸。に到着したら、青空!!あれー?

本丸。なんかかわいい。

温泉地は、横が登山道の入り口だった。

ぐいぐい登る。ブナ林、美しい。
山奥に行くはなし。

TORABARA はづき19日

雨の予報だったのが、晴れた。

千畳敷で、歩いてきてください休憩があるって、思いがけない時間。

車窓から。朝。もしや晴れるね。
岩の畳を、ススム。

青池。高い木から黄色くなった葉っぱが、ひらりひらり舞って、水面に着地した。煌めきなすがた。おそろしい異界な気配もあって、しゅんかんごとに別世界になる万華鏡のぞいてるときのように、いろいろに、見えた。

ゆっくり右にまわってるみずのながれがあった

ハイライトは、日本海に沈む夕陽。

電池が10%しかなくて撮るの諦めてたけど、シャッターを押した。もうこれは、ひかりが弱くなっているころ。

奇跡とつながりっぱなしになってるような旅。なんか、すごい。っておもって、ときどきなみだぐむほど。

TORABARA はづき18日

青森旅行始まる。夕方に出発して、田園風景のみどりが目にやさしかった。雲間から太陽の光の筋だけ放射状にみえる、天使がすべり台にしている光かもしれないやつ。

かんたんに辿りつけると思った、駅前ホテル。ってうたわれてる所が、30分くらい、歩いたんじゃない?もういろいろな土地で消えゆくものが、ここには有ると思える。なにか。独立して特有の味を各々、引き出して存在している。

ふしぎのかいだん。

TORABARA はづき17日

ホルモンを、目の前の囲炉裏で焼くランチをいただきました。ホルモンからしたたる脂で、火が燃え盛って、網からはみ出して、火の池みたいになった。このままテーブルに燃え広がりそうな勢い。それと焦げるので、肉奉行。しばらく肉、焼いてるだけの時間。焼き上がったのを皿にのせて、積んでゆく。次々と焼き上がるから、食べてるばあいじゃない。さいしょに焼き上がったやつ、冷めちゃったじゃん。

表面だけいい色になったやつ、中身が生だった。ころがして、反り返ったところも広げて、焼きいれるべし。クチャクチャしてるけど、のみこむしかない。

なんでもない間合いで、ただ舌を噛んでしまって、そこが口内炎みたいに腫れてしまう。わたしは、わたしのからだは、かしこいから、もしかして食べすぎないように、わざと、噛んだのかも、キズになると、食べないことが薬になる。

よる、このキズ治っちゃったわ。よかった。

ホルモン焼いてた時間も、まあ、よかった。

お盆の日付けと食事。

TORABARA はづき16日

送り団子を作る日。餡子を入れて胡麻団子にした。蒸し器で火を通してしまって、ごま油で両面を焼いて出来上がり。

お盆の祭壇には、おじいちゃん、おばあちゃん、母方の従兄弟ひとりを、お招きしている気持ち。来てるかどおかは知らない。西の窓辺に、果物、お花を飾って、日本酒は憧れの土地を冠したのを並べた。白神山地(もうすぐ行く)、山形月山(いつか行きたい)。

従兄弟(20才年上)は、チョコレートと、新婚のお嫁さんとスパゲティ食べに行くのが好き、くらいしか、好きな食べ物を知らない。(昔聞いた)

従兄弟に子ども2才のベビーシッターをしてくれと頼まれて、私が小学校6年の夏休みの間中、家に通っていた。従兄弟が子供会合宿を主催すると言って、私が手伝うことに勝手になっていたりした。近しく親しいひとだったのは田舎の学生時代までで、ピタリと付き合いがなくなっている。

私に、ひとつ年上の姉がいて、一人暮らししているダイニングキッチンの床に、この従兄弟から贈られた梨の箱があった。20過ぎの頃。わたしも東京で暮らしていたのだけど、わたしとは音信は途絶えるというか、相手にされないというか。キョーミ無しってことだとおもう。

子供会を手伝っていたのは、わたしの方なのに、梨の箱。を見たことを最後に、息の根が止まってしまったみたいに、わたしはこの従兄弟の存在を閉ざした。かわいがる。めをかける。こととそうではないことの歪。

幼いわたしはただただ従順に、健気に、いとこのお手伝いをした。転じて、お呼びでなくなった。わたしの中の少女がいつまでも泣きじゃくる。なにかがだめだったみたい。

従兄弟は、自分で育てた自分の病気で、けっか、命を落とした。生きている間、ひとはぶざまだ。今世では、少ししかかかわることがなかった。

仏になった魂は、ここに寄って、桃でもたべていってね。