TORABARA かんなづき7日

血行の具合だけど、昼の前後頃、体の活動が活発になるころ、なにかが多くなりすぎる。いきおい、だるくなる。それで無理しないで。と寝てしまえばそれきり、その日を失くしてしまってガッカリの度が大きいから、コツのようなのをつかもうとしている。

コテン。と寝転がるのも、また一興。かもしれない。ふだんのむなしさ、を、しゅうまつでひっくりかえそう。と、やっきになってしまうのかも。つかむべきなのは、ふだん、むなしくなくすこと。

午前は、淡々と、衣替えした。歯医者に歯のそうじしてもらいに行った。

昼をすぎて、美術を観る日。最寄り駅の名前を忘れていて、何故か住所をおぼえていた。菊川じゃない?当たり。

水たまりを描く。
雨を描く。

お絵かき。の楽しさが溢れていた。時代が今ここにあることを感じる展覧会だった。

TORABARA かんなづき6日

室外機の脚を修理してもらう日。ゆめの中に、職人さんが出てきて、何個も、お部屋という空間を作っていった。戸の裏側に、和紙の手描き模様もあった。とびらは茶室の入り口みたいに、屈まないと入れなかったり、色々、機微のあることを、ひとは、本当は出来るのに。という夢だった。

朝、家にあがってきた職人さんが、姿を変えて、夢と繋がっているのだったりして。室外機の脚は、瞬く間になおりました。

ナイトショウを観に行こうかとおもいながら、お風呂のお湯をためてて、お米を炊き始めてて、ならば家にいましょう。ピアノ弾くか、毛糸編みするか、旅の荷造りもしなくちゃな、秋のはじめのよいよる。

花火。

TORABARA かんなづき5日

形而以下の話題を延々としゃべり続けるひとは、とても多くいらっしゃるとおもう。ひとの、意識というのは、いったいなんの情報で満杯になっているか。ひとがなにをふだんかんじていて、どんないみをつけていっているか。

ここに、位相というのがあって、あるいは透明か濁ってるか、段階的に、こういうことにこそ、レベル。があると思う。ペンキを混ぜてゆくと、最終的に、なにを混ぜても同じ色になるのだけど、どどめ色といって、茶色のような、鈍そうな色。形而下の話しかない状態って、つまりは「同じ」話しか無い、どどめ色なひとたち。なのだ。

透明群は、じつに万華鏡の如く、いつも新鮮な生が展開してゆくのであり、いっぽうで、どどめ色に陥っているひとたちは、同質な観念に嵌っているだけ。時間がすすむということすら無さそうだ。ただ同類は沢山いて、しゃべり相手には事欠かなそう。

どどめ色のペンキは、棄てるしかなくなるように、はたして、どどめ色に腐ったようなひとの頭の中って、捨ててしまえるといいんでしょうけど、アタマ、膿んだままなのかしら。と、通りすがりに聞こえてくる、くだらない話題をながめる、きょうこのごろです。

庭にばら撒いた種が野生化して花も咲いた。

TORABARA かんなづき4日

窓を開けたまま過ごして、なにやら体が季節の移り変わりについていけなかった。あるいは、しゅうぎょうまぎわに、毒蛇。みたいなはつげんの仕方に触れてしまって、具合が悪くなったのかもよ、油断した。

こちらの誠意を示してゆくことに対して、替わりきくし。で片されたこと、が引き金になって、きもちがダウンしたか、もしや。けいかいしよう、現実は、なるべくおぼろなまま、心。などを置かないままけちらしていってるつもりだったけど、あんがい、こたえてる。

窓の外に、尾の長い鳥を見た。もったりして、飛ぶ様子が、ちょっと体、大きくなっちゃって。おもたそうだった。昔の服で、うしろに帯みたいなのを垂らす着方があったらしいけど(お宮にあがるときの公家の正装、束帯)尾長鳥を模していたかも。

TORABARA かんなづき3日

公園からかえってからが、唯一くらい貴重な自由時間。なのに、活かせなかったから、フラフラしている。気持ちが。

お洗濯をしたり、いつも拭き忘れている棚とか電化製品も、よく絞った雑巾できれいにして、じょじょにサッパリしてゆく。

ざんねんな事は、先日この家に来たアロエ鉢の、包みがアロエにあたって折れていたところから、バイキンが入って、毒がまわってしまってるらしい。次々と葉を落として、茎が黒い。回復するといいです。

良い事は、行くことにしている場所って、ココから、交通ルートがスイスイ行ける。と分かった。やっほー。

今朝の公園。

TORABARA かんなづき2日

大豆の種と、はと麦の種を、ホームセンターに探しに行って、売ってないことを知った。大根を育てることは人気なのかな?いろんな種類の大根があるみたい。

もし、緑を育てることが、植物が育つことが、地球をはぐくむ一助になるならば。ハワイの山火事で、せっせと山に水を運ぶ蜂がいたみたい。命がけで、自分ができることを果たしてゆく。なんとか、まもられたほしでありますように。

アメ横に又、行って、欲しかったかもしれない雨具を、調べた。雨具じゃなかったみたい。撥水するけど防水しませんってさ。山へ行く時の雨具って、ただのカッパでよくない?高性能の薄くて蒸れないというヤツ、高級家具が買えるほどに高価なんですけど。

などが判明して、帰宅いたしました。赤ワインを、カプっといただきまして、眠りました。

TORABARA かんなづき1日

書道美術館に行く。周辺にホテルがひしめきあっていて、子規庵、及びここは、古さが誇張されて見える。通りには、お金と体が短絡的に結びついていそうなひとが徘徊している。というのはへんけんでせうか。昼間なので、あっけらかんとした空気だったよ。

しらずのうちに、中村不折さんの漢字を、知ってた。眞澄(日本酒のラベル)。中村屋の看板。

上野まで歩きまして、アメ横でお買い物しまして、新宿の山道具の店へも行った。行くことにしている山の名前を、店のひとに言ったとき、ないしょばなししたような、ひそやかなかんじがした。行くことにしている山のことは、わたしの内だけの声で外に出していなかった。

雨具と、熊除けの鈴をさがさなくては。