TORABARA むつき23日

今日は、去年に唯一、予約した予定の日。冒険家のトークショーへ。夜7時に始まるのに、なぜか午後丸ごと、仕事をお休みしていて、色々お出かけを楽しむつもりだったとおもう。行動は、緩慢だった。錘になったままな、いまの状況について。

AIが人を操るのと変わらない。顔の見えていない人たちが書面を弄る状況。そこに書かれているケイヤクのケッサイをするらしく、これを恭しくも先延ばし、ケツロンは出ていない。いつから、わたしは得体も知れない采配に身を委ねているか、血が通わない冷酷さ、に知らず近寄っているのだ。足元が泥濘むことによる鈍さが、現に先月から障じている。

今日の用事、指輪の磨きをお願いする。そのビルに向かうとき、別のビル横から地下に降りて、賑わいのある店舗、ハワイっぽかったりファンシーだったりする辺りを通って、4つくらいの隣接するビル表示で迷って、行くパタンだったけど、初めて地上から行った。見上げれば60階建てのビルは判るわ。明快な行動。

夜の景色になってガランとした公園、イベントへ向かうときの空間から異世界で、参加できてよかった。

トークショーの話。8,000メートルを超える山は世界に14座あり、13座まで登ったひと。来月末から残る一座を目指すらしい。登山がんばってください、ガッツポーズのイラスト。というアンケートを書きました、本人の手に渡るらしい。登山なの?登頂って言わない?ここはわざとです。登れば自然、頂きに到着する。

TORABARA むつき22日

オフィスの中で過ごす日。空気がキレイとはいえなくて、平素からマスクは外せない。すでによくないじょうたいのノドなので、なんとしても悪化してほしくなかった。早退も辞さない。

なんとか、現状の保持が出来て、帰れる。治ってるくらい、普通だった。外に出て、少し雨がふってきて、ふわふわな綿のダウンジャケットなんだけど衿のところ、を掴んでみる。フード付いてる服だったっけこれ?フード、ファスナーにしまわれてるっけ。ちがった。ふわふわ。と衿にさわるじかんを何時間って呼ぶんだろ。

昨日の昼は、ノド薬の他に、風邪薬。を買おうとしていて、値段高すぎてぎょっとなる。大量にいらないのに、そのサイズしか無い。そもそも、土から育つ植物が生薬となるのは好いけど、加工してある人工的な薬を体に入れることに反対している。漢方薬は、まあまあ、仕方なくて、改源。をひきはじめにパッと飲んだりする。とにかく自力で治しましょ。と買うのをやめてた。2,500円は、高かったよ、

2,500円くらいの素敵なご本を買いましょ。見つけた。絵が綺麗。national geographic社。回復をする自分へのご褒美。

横に映っている紫色の薔薇は、年末からずっと咲いている。新しい芽がでそうなくらいに元気。

家の中に戻ってきたことが安心だった。温かい鍋を食べる。すぐ寝る。

TORABARA むつき21日

雨が降っているわ。スウェットズボンの裾を長靴にしまって、ニット帽、メガネ、マスクで顔を覆って、菌など入らないように。昨日、まずいかもな喉の様子がまんま痛みになっている。薬をせっせと直接喉に塗って、今日のうちに出かけたほうがいい用事へ。電車に乗ってクリーニング屋さんへ行く。服を7着、福袋価格で出せる企画。しかし今年からルール変わってる。そのうちの2着は受付対象外で戻された。

雨の中、その2着を紙袋に入れて電車で家に戻る。水に濡れて紙袋の取手が切れ、底が破れたため、ごわついているかたまりを抱えた。さいあく。

夕方は、雨も上がって、こんどは自転車でクリーニング屋へ行く。さしかえるための2着を持って。いい映画もやってるから観ることにした。ゴダール「軽蔑」、悲しいストーリーが今日という日の伴奏みたいだった。

夜になって喉の薬の期限は10年前に切れている、と書かれていることに気付く。味は、変じゃなかった。毒ではなかったみたい?

昼に買い足した方に切り替えて、つづきを塗る。それにしても、10年くらい、喉も痛まないくらい健康だったことに感心した。あ、何年かごと何度かは期限を知らないで瓶を使ってるか。新しい方の薬を塗ったらますます痛い。ちゃんと効き始めたからか。夜中寝付けないほど痛かった。

TORABARA むつき20日

曇りのち雨。

近所の老人と神社へ行く。老人にとっては初詣だ。電車に乗ったら、椅子に座りかけた人が、座らないでこちらに近づいていらした。老人と知り合いの、大作家先生でした。このころは何か書いてらっしゃる?の質問で、わたしはご本人のお名前にピンときて、あ、〇〇先生。とお名前を発音した。

そりゃ嬉しそう、名前を知られて呼ばれる、有名な作家冥利ですな。群像に連載、66回になりまして、胡蝶って題名に付いてる。それを携帯の画面で見せてくださるのを、どれどれ、と近寄って覗く。おぼえられないむつかしい題だわねーと言って笑った。くるくる、立ち話。久しぶりに、人と話したかんじがした。と近所老人は言ってた。

私達は電車を降りて、わたしは作家先生に手を振った。妙に間延びした間、があって、やっと電車発車。

それから参拝、それから、美味しい豚カツ屋さんへ行った。老人にとっては新しいビル2つをガイドして、コーヒー屋へ寄ったときはもう夜。バスに乗って帰る。

コーヒー屋だけど、狭い空間が若者だらけで、空気が籠って、室温は高く、もろ乾燥していていけない。これマズイ。と体感したけどまんま、帰ったら喉が痛くなってる。せっかく察知してたから、かじょうなくらい、防げるとよかった。

TORABARA むつき19日

遠くまで行っていたかもしれない日、近場にしておいて、何度も行ったことのある場所、歩いたことのある道路を踏む。おんなじかしょを踏んでて、しょっぱなに来たときの鮮烈に、ここ好き、とおもったっけね、という過去と現在が同時にあるかんじ。だった。

新しい所、水族館。ここのテラスからの絶景。

おおお、富士山!

真珠を貝の中で育てていたのを取り出す体験。取り出した真珠で指輪にしてもらったのが、とっても気に入った。

このかた、かわった顔してらっしゃるねー

長谷寺は、以前はいつ来たのだったかな、まるでなにも覚えてなかった。静かにして十一面観音さんと対峙するひととき。お堂の、日光がさしこんでいないところにいらっしゃるお姿を見上げる。奈良のお長谷さまは足を直に撫でさせていただけるときがある。面影は、似てらっしゃる。

右横に弁財天さんの洞窟があったのね。大黒天さんを撫でてご利益があるのね。ここに来る時は、100円玉をじゃらじゃらがま口財布に用意して、ありったけばら撒くエンターテイメントとして参拝するといい。ケチるから参加しないのは勿体ない。呉れ呉れとどこかしこに賽銭箱。おもちゃのおかねでおかいものゲームしてるのかもよ。

高徳院へ。

この後、ハイキング道に入り、宇賀福さんの所へ。とにかく、巳の日がお祭りで、それは昨日だったらしい。それでは昨日ならばご縁濃く結ばれたのだろうか、朝は、江ノ島神社さんで銭を洗ったばかり。一日のうちに二回も、銭、洗わなくてよくない?もしかすると、威力が掛け算になったりして。

夕陽を稲村ヶ崎にて、温泉に浸かって眺める。夕陽が海に筋をつけているところの、写真は無いのよ、電池が少なくなっていて、フリーパス券を表示させる電池を残しておかねば。のストレス。電子機器よりも、チケットは紙にかぎるよな。

この旅もとても、よかった。

TORABARA むつき18日

今日は午後から旅。

旅をすることで畳み仕舞う。ような心の所作があるとおもう。

午後、すでに旅は始まっていたかも、家の中のそうじ、掃除機の掃除。水回り排水口を、ピカピカにキレイに整えた。ゴミを除くことで棘を抜いたような、トレた感じ。これがすがすがしい。旅に行くことと同種の、すがすがしさをひととおり家の中の分を、終わらせて、出発。

おそくなっちゃったわ。

竜宮城みたいな、夜の江ノ島。

お宿に到着して、ドリンクタイムが始まる時間まで、すぐそばのデパートを散歩して、3駅先が、江ノ島。ふらっと行けるなんて、くせになっちゃって又、来れるといいな。

昔の007をBS放送していたり、まったり寛いだ。温泉は、湯河原から運ばれているって。なんだかいい夜でした。

TORABARA むつき17日

朝は、梅がもう咲いてるのを見て、澄んだ空なら、富士山をたしかめる。

早咲き。空の青さ。

予約していた本を受け取りに行ったら、近所の老人が雑誌を閲覧していた。立ち話もなんですから、とミスタードーナツのチョコ&ブラックのブレンドで、しばし近況をしゃべった。

ひとの、うまくいっていないところに、首を少し。つっこむ、覗き見なしゅみが、げんざいに限らずマスコミを膨大なゴミ溜めにしている。わたしに、うまくいっていないところ、を、話題にされることは、このマスコミに向きあうときの覗き見根性の延長かと、むしんけいね、と申し上げたところ、

つまり、しごとをしなくなることにより、時間ができるから、ゆとりが多くなること。遊べる。ことへの期待があるらしかった。

考え方のクセをほどくようなじょうきょうが、くり返し、これでもかというほどおこることは、人生の祝福だったりして。

TORABARA むつき16日

朝は公園へ。夜はスーパー。好きなように夕ご飯になりそうなものを買いましょう。葉っぱが大きな容器に入ってるやつ。木の芽天ぷら。ポテトサラダ、ほくほくとした仕上がりになってたやつ。

あしたの昼は、アボガドと小エビとチーズで、サンドイッチとかしよう。これも買っとく。

気分が急にらんらんとして、晴れた顔になったりしている。こういう、バイオリズムは、星からのえいきょうなのか、しばらく低迷した気持ちがつづいていたので、そろそろ明けるのかも、みたいなことを、ふと笑みになった一瞬で考えている。

前途について。一体どうなるの。かっこうつけたことをいうつもりはない。本日時点ではどうにもなっていない。