TORABARA むつき15日

出社するときに、どうでもいい格好をした。凛としたお洒落するといいのに。内側に籠っていたい日は、構わないで。という発信をファッションによってやってる。

この頃、店の鏡はマジックになっていて細く映る仕掛けなのだな、これをいいとおもうなら、じっさいほそいひとになってしまいなさいよ、なんか、ゆたかなたいけんをしたい欲よりも、ストイックなじょうたいから、たべるよろこび、おみずがおいしいね、ごほん、よむと、たのしいね、を、じゅんすいに、あじわいたい。先ずは何もかもリセットして、物事は新しく鮮やかだと感じたい。

4歳になったひとが、3歳半まで、いっこも言葉が喋れなかったって。言葉のまわりにあるものを広く、蓄積をしていってたのかも、末恐ろしい才能を感じる。よくぞ待ってあげられたね、母も父も、凄い。

TORABARA むつき14日

バスと電車で、ほんのお隣の県へ移動するだけなのに、往復で7時間も、公共交通機関に乗ってる。それと、今日は、違和感がマヒしているけど、なにもかもひっくり返すような思いも沸くとおもう。わたしが何をどのように考えるかを確認するきっかけになる。

お金に照らすしかない美意識は美しくない。保証書の付いたような、桐の箱に入ったアクセサリーに、わたしの心は動いていない。あたりさわりのない会話すぎて、かえってかくそうとした言い回しを言い当ててしまいそうだった。

血のつながりをふくんだ中での仲良しごっこは、ぬるいね。

そもそもの結婚に、向いていないところ。育っていく中で係った親戚やら田舎やらへの嫌悪。膿のままの傷に蓋をしていたのに、取り出して抉られはじめている。ここに葛藤がある。あるいは、葛藤するかどおかを、選ぶ時。わたしは、言語対応能力を多分、仕事を通して身につけた。それで牽制球の敬語が、思うまま操れているのだ。だから、ぬるいつきあいも出来たりして。な話。

TORABARA むつき13日

動物園にあそびに行こうと思って、乗り換える駅で改札を出たら、傘さして歩いてる人がいて、はて、今日雨っていってたんだ、予報見てなかったけど、雨。ならば動物園行くのは中止。

それから、屋根のあるお店に入り、棚を片っ端から見て、欲しいものあるかな、延々、物色していた。ここまでだらだらしたのは、何年ぶりだろう。だいたい近年は、しゅぱっと目的地へ行く。という行動をするようになった。余暇とは無駄。とすると、まさしく、ずるずる、お腹すいてきて昼下がりから生ビール飲んで、タイ料理に舌鼓して、また喉渇いたから、コーヒー屋入って、プリンも食べた。

極めつけが、ふつうのノートよりも10倍くらいの値段の、トルコ製、まっ白な手帳を入手。今年への気合いだわ。

文房具って、無駄に買ってもらえなかったため、ほんの少しの贅沢が、もの凄く潤わしくおもえる。同じ位の額面を、かんたんに美容品につかうのは、平気なのはなんだろ。

イルミネーションが、美しかった。

TORABARA むつき12日

氷を入れたグラスに水を注ぐ。一口飲む。また、一口。このたびに、氷の奏でる音が高音になってゆく。

今日の夜は、水が一番おいしかった。

夜の時間に散歩した。ぐるり、となりの駅に行って帰ると、6000歩。水曜木曜、ほぼ歩かなかったことを気にしていた。というか、目の前で手が震えるほどいかってる人、いかりをしずめるために手を震わせている人を見たことで、病気に傾いた人って、苦しいらしい、という他人事。そもそもの歪みが、ちょっとありえない。

ありえない、ことをそのまま言った。親や兄妹におおやけにすることで抑止力になるなら、共有したい。一本道のバス、交通機関の渋滞だと言って、わたしは帰りを待っていた。日付け変わって、翌朝になっても帰ってこなかった。連絡がそれきり、LINEが既読にならない。事故だ、どうやって調べる?ニュース?

その翌日、わたしは出勤して、顔が引き攣ったまま過ごした。どんな事故がありえるか、身元が不明で私への連絡がこない状況か。到着駅周辺の事故を調べる。バス会社に電話する。などの行動をとった。

この時間を経て、帰宅した家族のひとは、酔い潰れ仕事へも行かないで寝ていた。バスの中で、急に酒。が飲みたくなった衝動らしい。それなら連絡しろ。しつけられかたがあまい。その人の親に言いたい。徹底した習慣を身につけさせておけ。連絡は、しろ。

連絡は、入れろ。この話を、親に隠したいらしい。親元に行った帰りで帰ってこなかったら、普通、親に何かあったか尋ねるだろ、私は、その人の親の連絡先を知らなかった。そこももどかしさ。

今、この出来事が含む問題の中の、優先順位が、親に自分の癖を隠したい。が筆頭らしい。わたしはしずかにいかり、その人は手を震わせていかった話。

TORABARA むつき11日

とりあえず、なんとか起きて、仕事も始めて、午後3時すぎて、はっ、パジャマのままじゃん、おもむろに部屋着に着替えた。

来週は、和歌山県を旅するか、近場に泊まりに行くか。近場の方に予約入れたけど、熊野古道ですって、ぐぐっと調べ始めている。

夜の時間は、ラジオ聞いて、毛糸編みした。

夕焼けが赤い

TORABARA むつき10日

朝は公園へ行った。昼は郵便局で切手購入。写経を12回、奉納してゆくから。夜は映画観に行きかけていて、ぐびぐびと赤ワインを飲んで、酔っ払い、何もしなかった。毛糸編みとか、針と糸の細工とか、ミシンとかアイロンを使う作業でのこしてるのがいくつかあるのだけどね。

10くらい、やらなくちゃが有るな。

とか思いつつ、寝た。

TORABARA むつき9日

あらら、寝坊。

いろいろやる事あったけど、夕方にまわした。セロリ筋取って、マリネにする。百合根の茶色いのを包丁で取り除いて1分茹でる。小魚とカシューナッツの飴からめるやつ。メロウゴールドと人参のヘルシーパウンドケーキを焼く。

ワインを飲みながら、全部、できたー。

真空状態で起こっていた出来事みたいな冗談みたいなことがあって、とても自分の等身大ではないと考えている。私に向かう形容詞が、そこからつむがれることのすべてが異質だった。わたしがなにに陶酔できるか。今の暮らしの中には、わたしを低めるトリガーがずいしょにある。菌による微熱みたいな、濁り弛み。ノイズがある。

真空状態だったほうを、わたしは悪い思い出としか振り返らなかった。商品みたいなコミュニケーションって出来る、ことを実験したみたい。あいての、人物が夢に顕れて、感情的に泣きじゃくったりしていたのを、不思議に無機質に眺めた。なんなの、へんなの。と。

当人からの手紙。わたしらしきすがたをみかけて動悸が止まらなかった、というくだりに泣けてる。夢が、再現されているかのようだ、その形容詞には収まれないとおもっている。わたしに足りていないのは、公のわたしがなんなんだという辺り。もしもなにものかになっていたらわたしは、のこのこ、上手くいっていることを見せ合いに、その場所へ行くか。友人になれそう、ということばは、友人に誘うものではない。

TORABARAむつき8日

家の風呂に入るかわりに、都内の温泉へ行こう。おもいきり体を伸ばして、温めて整える。隅々まで、時間をありったけかけて体を洗う。

わたしはいっしょにあそぶ友人がいないけど、風呂の愉しみは、一人っきりで満喫してこそ。特に、水風呂のひんやりした中で、瞑想にも似た静けさは、格別な禊ぎのようだわ、

外気の寒さに顔を晒して、体がぬくぬくする露天風呂も、外が寒すぎて尚更気持ち良かった。ここに来ればよかったのね。低迷しているときは。

悪いものが落ちた、なんでもやってみよう、という「氣」が、湧きました。

温泉の後、ビール小と枝豆、の後に場所を移動よ、ショッピングビルへ。そして、何しに来たかハテナ。三連休最終の夜で、店員さんたちが気怠そう。寄ってこない。冷静に見渡してみると、ここってオバチャン服じゃない?宝石の売り場の場末感も相まって、無な時間だった。地下食品コーナーで、いいもの見つけて、帰るとします。

読んでいる本が面白くなり始めた。それと、LINEの返信もしました。帰宅したらすることがあった筈だけど、翌日の早起きに託して、ねむりましょう。