TORABARA うづき6日

巖谷國士さんの講演会を聴きに行った。

直前までの、わたしの、コンディションとの対比。8分話しが出来ない、無理。という人たちと昨日、ランチを一緒してしまったことの障り。拒絶反応が出ていた。砂漠を彷徨うような乾き、顔に蜂を飼ってるみたいな、異常な落ち着かなさ。束ねられていた筈の安定した神経が、あきらかに乱れている。無理。かどおか油断した。わたしはナイーブなのだった。

だからこそ、彼の講演の一言一句が、わたしに染み入り、感銘が深かった。この講演を聞いたことが、わたしの人生の曲がり角になるといい。彼の岸に行けるといいのだ。学識のある着眼点、世の中を見る姿勢を、倣うといい。

感銘をうけた。言葉の置き方が、砂に水を落とすが如くの、しっくり感があった。ご本人がダンディだった。

わたしは、いつも、ここぞという名演奏の機会に立ち合う気がする。わたしの先祖代々のご加護を、享受している。とてつもなく。

意に反るひとたちのいたたまれなさを点検したことで、今朝までぐったりとしていたことが、此の講演会を感動的に聴く味付けになった。出来事は、でこぼこ。

TORABARA うづき5日

とほうにくれている人は、えんがほしい。縁。人と、場所と、物事との良縁を祈願いたします。

橋がキレイ。

出世。が念頭にあるオンナにとって、わたしのことが眼中に入る訳がない。ひさびさに、こちらがしゃべることをスルーしてるひとと、対した。キツそうな目付き、化粧っけがない、というとくちょう。関心のあるりょういきがズレた同士って、顔合わせていて辛い。

今、読んでいる本には、インナーチャイルドを癒す。話題が出てきた。未解決な感情や傷を、ケアいたしましょう。心の冷えによる毒は、食べ過ぎる毒の何千倍も、毒らしいです。親よりも子どもの霊性が高い場合に、子どもが苦労する。

わたしが大切にしていた、ぬいぐるみさん群を、全て、母に燃やされてしまった。実家に置いたままの、わたしの仲間たち。いつまでも、ぬいぐるみをかわいがるなんて、みっともない。きしゃがわるい(方言で、汚い不気味、みたいな意味)。一方的な死罪の宣告と執行だった。こもった念がワルサすることを嫌がり、顔に紙袋をかぶせて、寺に持ち込んだらしい。わざわざ恥として寺の住職に訴えたうえで、焼却炉へ。10年以上前の出来事。泣ける。

何度でも泣きじゃくれる。こんなお別れがあるか。みんな、独特だった。

家に新しく来た、白いひつじさん、手も足もゾロンとしている。不意に、かつて居た、白ねこちゃんにそっくりな体してることに気づく。白ねこちゃん。手も足も四角くてゾローンとなっていて、腹が下膨れだった、このカンカクテキな思いがよみがえって、しばらく泣いていた。記憶の襞の裏側で、どうやったら取り出せるかわからない、この感情が浮いてきたこと、涙で浄化できた。と感じたたいけん。

ねひ。

TORABARA うづき4日

お誕生日の人に、LINEした。すごく昔に、ちょうどこの人が誕生日の日にお出かけをして、誕生日って知ってるから、チューリップの花束をプレゼントした。この日付ってチューリップって名前してる。わたしにとって。

今日はマーガレット型のマドレーヌ焼いた。

今月の旅が計画ととのったとおもう。

家の内側にだけ居て、誰が売ったところで同じ物品を、販売する手数料、といううわばみを取る、商売。その話の、お金の造り方の、金銭が殺風景。ブランド物が揃う、ことが身を固めることとしている、内容がクローンみたいなひとたち。十把一絡げとしてしか、わたしからは見えない。そこに、なにかあったのだっけ。

至って普通、とは思うけど、ワンパターンな帰省だけを繰り返す。そして、行ったことがない土地への興味がほぼ無い、らしい。今まで知っていることの内側に籠る。

ありがちな水商売の店。こそが落ち着くらしい。脈の読み方が、まるで違う。

わたしがひんぱんに旅することで、共存をさぐっている。わたしが、そのひとの岸へは渡れないとおもう。何かがみえなくて、あるいは、見えるから。

TORABARA うづき3日

昨日の朝は、公園へ行ったのに、桜並木になったほうを見ないままだった。広場に咲く、ピンク色がかわいい濃ゆさの、この木を、去年も見てたとおもう。

花曇り。

夜の時間に、一旦、ワインがまわってしまうときも、ふだんなら、再び元気になって、なんやかんや進めるのだけど、今日は、ねむい、ねる。って丈になった。

TORABARA うづき2日

夜道を桜はどのあたりに咲いてるか、ぐるりと自転車でまわった。近所一帯は、農道だった道にアスファルトを敷いて道路になっているため、ゆだんすると道に迷う。北がどの方向か、いったい。なにげなく覚えがある角を曲がってみたりしてなんとか、帰って来た。

図書館へも行って、よさそうなCDも選ぶ。本もだけど、呼ばれるかんじ。そんなわけない、という科学的証明がなければ信じない意味人間、を余所に、直に地球の上にいる、宇宙からの風に吹かれるひと。

このごろ、いっぱい夢を見ている。

TORABARA うづき1日

肉の日で、スーパーが賑わっている。いつもガラーンとしていて、視界に誰も入らないくらいも空いていたりする店なのに。肉、肉。とカゴに入れていて、わたしはゆくゆく菜食主義になるのかもとよぎる。大量だったせいかもしれないけど、オエッというかんじが背中合わせ。

苦いくらいな野菜が、おいしい。そら豆、ブロッコリー、アスパラ。セロリ様。そうね、セロリが王様。

お昼ごはんは、シャケおにぎりが食べたい、その理想的なのが出来た。海苔の封を開けたてな鮮度よい磯の香りに、お米がくるまった。シャケは骨とりしてある上等な、艶も照りもいいやつを焼いた。至福なお味よ、この味が食べたかったののビンゴって、わたくしの消化器官が宮殿とすると、アグニ。燃えてください。と、火の神様に捧げるかんじ。

いただくものがパーフェクトに体を創ってゆくことの不思議。感謝のきもちはストン。と落ちるカンカク、自分の腹にね。