TORABARA さつき7日

夕方の茜の空がきれいだった。雲が低い地平をどっどっとこちらに向かって流れてきて、早い天気の移り変わりが目に見えていた。

朝から、雨だと、一歩も外に出ない。ゴミ出しの時だけ、表へ行った。

神社の本殿に上がらせていただいた日に、めくった本のページに、神社の隠された「思い」を知る、と書かれていた。こういうのは、神社からの愛のあるメッセージだとおもってまちがいない。

潜在意識について、いろいろ本を読んでいるけれど、エミール・クーエ「自己暗示」が、最強だと予感する。”これから私のお話しする一語一語が、あなたの心の中に定着され”12ページめから始まる、文章を書き写して身体に刻むといいとおもう。写経するより以上に、具体的な言語であるため、リアルな効果が直に、からだに響くのだ。

ビールがおいしい時の音って、クピークピー。だとおもう。

TORABARA さつき6日

わたし的に、煮え切らない日だったと思う。家にこもるよりも、少しは外出しよう、と思わなくてよかった。かも。

空がドラマチックだった。空劇場をよく見えるビルから見たらよかった。

この土地へ行く理由は、過去の点検ってきがする。昔、事故に遭ってたみたいな人付き合いがあった。よくよく考えたら、臭い濡れ雑巾を絞りました、みたいな存在感のおじさん、子持ち。こちらに隙があったから、強引につけ込まれていたとおもう。寂しい、誰でもいい、みたいなメンタルのおじさん。

きちゃない。というベクトルも、わたしにとってじゅうぶんな好奇心が向かってしまったため、何故、即座に離れなかったか。わたしに来るご縁に委ねたってこと。昔の人がお見合いが出来たことと似てたりして。出来事の手綱を有耶無耶にした、という点を悔やむ。

その頃は、この町へはチャリで来ていた。現実を見るのが辛すぎて図書館に入り浸り、本を山積みにしていたっけ、畳のさっぷうけいな部屋で。わたしはいったいなにをやっているか。そして、ろくに町を知らないまま、ではこの町の地図はどうなっていたのかな。

版画の美術館があるので、近年は、たまに行く場所。なぜか少し昔なまま、レンタルビデオを返すポストがあったけど、現役なの?まさか。この辺りに横たわる記憶が、ここに来たことでどうかなるのか、なにか、ありようがあったような、それを手繰るようなかんじがある。おじさんにかんしてはどうか。一層の醜いすがたを見たい欲が、少しある。悪趣味な、わたし。

夜の試合があるのでいそいそ、帰宅。格闘家、胸のすくおもい。興奮状態で日付が変わっても寝付けなかった。

TORABARA さつき5日

とてもいい天気。

近所の公園、新緑⭐︎森林浴

今日は、家族のひとと出かける予定、といっても夕方6時から、となり駅にある100均と、輸入食材の店へ行く用事。1度も入ったことの無い、黄色と赤のジャンクな所で、腹が空きすぎてるから、といって、入店したのに付き合った。地下が食事屋さんが何個かある、ここへも初めて入った。ジャージャー麺やさん。洋楽が流れていて、ムードのある照明だった。

家での仕事が捗った。お風呂の擦りガラスに、さらにカフェカーテンを設置する。この素材は、なんと、旅先の島のホームセンターで入手した。大胆なバラ柄。ビニール製。これをミシンで縫えてしまえる。すごいわね、よくできました。

それと、お台所で使う手拭きタオルは、目印に、青リンゴのアップリケ付けましょ。と前々から考えてたのを実現した。

タオル。に、かなり大きな青リンゴを縫いました。

家をととのえるの、楽しい。

TORABARA さつき4日

植物園へ行きたい。と思い立って、電車に乗って、バス乗り継ぎをした。降りるときに、もの凄い混んでるなーと思った。

本日、無料開放日ですって。招かれたみたい。勘があるのね、わたし。

やわらかな花びら。
花びらがカールした、タイプ。
大輪なやつ。
麗しの、パールホワイト。
花びらの先が尖るやつ。
花びらの裏がしろい。
房で咲くやつ。
シャンパンオレンジ色。
ガクも絵になるねー、そして何層もの分厚い花びら。

バーラよおバラよ。咲き誇るバラは、今日は見頃だった。満喫いたしました。

この後に、温泉へ行く予定だったけど、ショッピングビルを見て回って、閉店までいた。満足したので帰宅した。

TORABARA さつき3日

春の大祭に行けた 喜びに堪えません。

喜びに堪えない。なんて、いい表現なの、ぐるぐる、あたまの中を、よろこびにたえません、という言葉を巡らしていた日。

一粒万倍日だったらしい。朝の陽ざしで、福徳の高いお日様だ、というの、ピンとくるようになった。

とびきりの、正装をした。真っ白な上質な羽織り。レモンイエロー色の、ワンピース。なにやら丁重に対応をいただいている。

いただいた御神酒が、あまくて美味しかった。式典は、脈略不明で声を出す子供がまぎれこんでしまっている。この空間のありがたさを享受したい、とっておきの時間を、台無しにしていたとおもう。関心が、そのガキの奇声に向かってしまったわたしが、至らなかったか。思いやり。みんなの気持ちがわかるかな。

和太鼓の演奏をしていた。見ていたら、よくて、涙が出てきた。太鼓をたたくからだがよろこびにみちあふれていたから。

新緑。芽吹きの季節。

TORABARA さつき2日

器具を使うジムを体験する日。30分ってうたってる所。

事前の確認で、数値化されたマニュアルをお仕着せる、応用は無い。ことは判った。いけすかないという予感が当たるかを、見に行ったようなもの。

足りていない、劣っている、ことをチラつかせて煽る、ジム商売の手法が、思った通りだった。太ももの臀部、足で一番太い直径に、わざわざメジャーをあててきた。標準値と照らして加齢現象を加味した説明がある。脅しか。お試しを終え退店して、まったく性分に合わないたいけんをしてしまったため放心状態だった。しばらくとなり町を徘徊。

精神の意識層に頼りすぎ(総てを数値化して見せる)、原因をつきとめ、いちばん効果的だといって「器具」をあてがう。個々の意思による努力で、筋肉作りに立ち向かい、精力を使い果たし、自尊心を傷つける。かえって以前よりも悪化?するとか気持ちの不具合が起こるとか、自分とマシンが一体化しすぎて目的の迷走。生涯にわたって必要な筋力を付けるのに、そういう罰みたいな時間を通すしかなかったのだっけ。

よくできてますねってところを一言も言わなかった。テストと称して早い動作をさせてたけど、故障の原因になりそう。不自然だよね、

数値を知ったので、きもにめいじてせいかつのかいぜんをいたします。このきっかけになったので、お試しの先がアンチだったけど、この体験を役に立てようとおもう。

TORABARA さつき1日

早く起きて、公園へ行く。そののち、庭の雑草の花を、何種類も摘んで、コップに飾った。

何日も前に、すぐそばの電線にとまった、小さな鳥の鳴く様子を見て、感動的で印象に残った。体を楽器のように使って、空気で全身を膨らませて、ありったけの大きな声で、くり返し鳴いたのだ、全力の仕事。鳥が姿があまり見えなくて、鳴き声が轟いていた、その正体をやっと見たってこと。灰色で小さな鳥。

今日は、画面にだけとらわれたひと、を躱わすことがまだ上手くいっていなくて、早々、夜9時に寝た。

せっかくの夜時間を、わたしは能動的に、創造的に、なんとか。自分のペースを掴みたいとおもっている。

一針一針、せっせと製作してゆく、課題みたいなのがあるけど、編み上がった紫色、モチーフつなぎのブランケットを、旅先で首に巻いたとき、ダッサ。とか鏡に映ったのを見て思った。必要だった気がしてたやつ、バスの中で膝掛けにしたときは、作ってよかったとおもった。独自のものがメチャメチャイケてるようになりたい。次々と生み出してゆくっっそのための計画を立てましょ。