TORABARA みなづき14日

朝、バス降りた。山形県は初めてだわ。いきなり大きくて広い重たそうな真っ黒い瓦屋根。迫力がありますね、そういう国。

すごーい。庄内の、屋根瓦。

朝、ホテルの最上階にある温泉に入る。身を清めたところで一路、羽黒山へ。バスは、隋神門へ。

入り口

里山の登山日和だわ、とてもいい風が、びゅっと吹く。ギラっと陽がさす。

赤い橋
五重塔は、20年に一度の屋根改修工事中。
二の坂茶屋からの眺め。
杉の大木が麗しい道
三社が祀られている本殿。見よ、屋根の美しさ。ここに来ることができて、よかった。
山頂からの下り。バスの窓から遠くの雪山が見えた。
いったん、鶴岡に戻って、さくらんぼパフェ食べて、羽越本線に乗った。
十六羅漢はどこかな。
二見ヶ浦は吹浦にもある。
十六羅漢、いらっしゃったー
ホテルの夕ごはん会場から、夕日が、なんていい眺め。
一番右のお酒が、金賞を受賞した。先月の品評会にて。

温泉がとっても気持ちよかった。露天風呂から、ちょうど月が見えた。半月に近づいてゆくところ。脱衣場に土地のお年召した三人連れが、ひっきりなしにおしゃべりされてたけど、方言強すぎてほとんどききとれない。それが可笑しい。

TORABARA みなづき13日

今日は旅立ちの日。夜に、出発するその前に、何時間かあって、片付けをしながら、旅準備をして、ちょっと旅のおやつの買い出しへ。ちっちゃい瓶の白ワイン、バスの中で飲んじゃうか。焼き芋も、なにか非常食みたいに持って行くことにする。

腰にきな粉餅、だっけ、ももたろうの旅スタイル?

ひっそりしたバスターミナルを出発する便。まえに出雲へ行ったのもここからだったな、この場所には、旅立ちの胸の高まりが、いつといつのぶんも、ないまぜになって、きゃー。いよいよ、この時がきた!

バスは、後ろから2番めの席を取ってたけど、真横のひとが最初からパソコン打ちまくってせわしい。真後ろに、デカい若い男の人が座って、仕切りのカーテンは、前後を仕切らなかった。SAでは、降りられないらしく、狭くるしい。早く到着して外に出たい。というバスだったわ、車酔いした。あんましひょうばんがよくないからいつまでも席が他社にくらべてうまってなかったのか。

渋谷発で酒田に行く便は、ご遠慮するわ。

TORABARA みなづき12日

家族の人が、日付変わっても帰宅していない。単純行動なので、昨夜入って行った地下店から、車道まで出てタクシーを拾う。ここで待ち構えていたら、タモで捕まえられたとおもう。歌舞伎町へ、行くとおもいましたよ、

わたしは、今朝、5時ころに起きて、お抹茶をいただき、6時。家を出発して、神社さんへ行く。パンを買ったので、バッグからパンの袋がはみ出してた。たしか神域だと、食べ物がおいしーくなるはずだと思って、神社の波動でおいしくなーれ。と念じてた。

公園のベンチで、このパンを食べた。こんなに美味しいけど、すごく美味しいけど、とパクパク、丸ごと食べちゃったよ、なんだっけ、美味しーい波動は、本当に入ったってこと。

家族の人が朝帰りしている。ケンカしなかったみたい?と聞いたけど、ガキの度合い、なんなの。普段は家に引き篭りで、画面みながら雄叫びと失望感をシャウトされることも迷惑。

今日は冷蔵庫が届いた。10年以上も、ずっと働いてくれた前・冷蔵庫に、感謝の気持ち。ちゃんと拭いて、さよならできたから良かった。

TORABARA みなづき11日

なんだっけ。公園へ行って、そそくさ帰った。昼は、肉まん蒸して食べた。夜、家族の人が爆発したいっみたいになってるので、居酒屋、鳥って暖簾の店と、テラス席なワインのお店に付き合う。いい風に吹かれながら赤の泡をいただきました。家族の人は、行きつけのカラオケのあるバーへ入っていき(地下)、わたしは帰宅した。はっきり、わたしはこういう所にお金を落としたくない。という意思があり、くだらない散財をひややかにながめている。

TORABARA みなづき10日

茨木のり子さんの詩の存在を、18才のわたしは、教えてもらった。ぱさぱさにかわいた、で始まる、あのうた。

それでそれが、不意に、めくったページに載っていて、ふしぶしに涙が滲むようで、こころに沁みた。これこそが年月を経る、ということ。

先週だったか、特に、酷い打撃が、わたしの気持ちにあったと自覚している。ストレスが体内の湿疹を活性化させて、肌を破って、噴出した。筋状に、血がにじみ、かすり傷、として残った。精神は、身体と直につながっている。わたしが素直すぎる証として、精神の声が、そのまま筒抜けになるのだ。

からだはおしえてくれてる。すくなくとも、なにかを変えなさい。ってこと。

久しぶりに、東京駅の外の匂いを嗅いだ。土地の、匂いです。そうそう、これ。と憶えていた。時間の余白をなるべく作ろう。

水路が張り巡らされているエリアで、浮いてるってふうな埋め立てをされた、元は島だったところ。縦に横に、水面があらわれる。橋も見えた。夕方の路線バス、車窓からの風景が、なんともいいね。オアゾで2時間くらいも、本の背表紙を辿っていた。パラパラと読んでまわってるの、いいね。

TORABARA みなづき9日

幾層も、バイトした日の思い出は積もっていて、朝から、このビルを見上げて、会場に行ったっけ。

今日は夕方、ここを通った。

今は、乗り換えで利用している駅。

神社へも行って、日本酒の樽を、銘柄を読んでゆく。それから、美術展の最終日に、間に合った。美人画、17世紀に書かれた屏風で、6人の女性の着物柄が、大胆に展開していて、とても良かった。

吸う息が薄い、ひっ。という冷やかさが混じりはじめた、このカンカクは、認定してよいか、この状況は手放して、新しく相応しい場所、出逢いを信じてみるか。オファー。が

オファー。は、ここ20年、地を這ってこちらにへばりつくような類になってる。それで、記号みたいな呼び方の、ぶんざいを、私が続けている。

社会的な名声を付けたサラリーマンの、逃げ腰を、数えた話。わたしの側が、なにを体験したくて、これらを引き寄せてきたか。今の幕をおしまいにして、もともとの基地に戻りたい気持ち。

出来事を面白がるベースは、専門学校にいた、美大受験を失敗して4浪した、やさぐれた女。この友人から授かってるとおもう。たぶん、サラリーマンの様子を垣間見ていることとか、コスプレみたいに、ストッキング穿いてる、この感覚を、楽しもうという、遊び心で、今のぶんざいを演ってる。

当の4浪女は、専門学校生活以降、世間とまるきし馴染まず、私とは連絡先も途絶えてしまってるけど、彼女の感性を今ここに蘇らせることが、わたしを助ける。まさか、こんなにベタに、彼女を讃える気になるなんて。わたしにとっても、世間は、なじむはずもない場所だったのであり、

ようやくわたくしの、化けの皮が剥がれる。というもの。

TORABARA みなづき8日

神社行くとか美術観るとか計画していて、冷蔵庫。買う用事をしょっぱなに済ませようと、新宿西口の量販店へ入る。

それきり、次々とセールスに捕まり、5時間近くもかかって、やっと店を出た。冷蔵庫の話は、最初の30分ほどだった。とにかく、ネットだの携帯だのの、契約したり、カードを新しく作ったりすると、何万円分ものポイントが付く。何万円?!とのことで、もみくちゃに、契約の変更をしてるじょうきょうは、なんだったの。これは、経済を廻しているってことなのか、キャンペーンって正体ってなんなの?

上手に利用すればお得。ただ、休日に、こういう時間の失い方をしたことに、うなだれた。

夜時間、近所の老人と駄弁る。ジャンクすぎる食べ物を、つまむ。ポテトフライ。パンケーキ。ハンバーグ。クラブハウスサンド。

TORABARA みなづき7日

朝の時間に、掃除機かけました。

夜の時間に、今週は先週からひきつづいて、うだつがあがっていない。という私の気持ちを確かめた。ビール飲む。ラーメンを少し。とりあえず、布団とか洗いたい。それと、冷蔵庫、買おう。音が変なので、あと少しがんばって。と、手をかざしている。

わたしが、わたしの手で、わたしの人生の歯車を、ぐらんっと廻したいとおもっている。マニ教の、摩尼車みたいにまわす仕掛けになっているとして、次に進めたい。

早々、寝た。