TORABARA しわす14日

旅をする朝に、公園から富士山を眺めた。雪山。出発がゆるいので、支度をのんびりしていて、羽田空港を最初の観光先みたいにすごすはずだったけど、空港に着くなり、出発ロビーに進む。

家から、まずはバスに乗ったのだけど、随分と時間をかけて渋谷へ行ったってこと。そのバスの車内で、この度の旅を占うように、なにか出来事に風をかんじながらすごす。過去の、執着があったことを記憶から取り出して、なんてしゅくふくにみちた珠玉。みたいにおもえて、涙が出てきた。情がもろいじょうたい。

窓ぎわの席は、昨日になってとった。雲が、いってらっしゃいって言ってる
飛び立つところ
雲なのか空なのか海
川が光の帯みたいに見える
雲の上
美しい時間。ガラス越しにわたしのライム色の手元。
海に雲の影がうつる
徳島に到着しました。どくとくなかたちにカットしてる垣根。
鳴門大橋です
展望台からのながめ
地面がガラス張り。海を覗く。
鳴門。うずができはじめている時間
流れがぶつかっているのがうかがえる

5時頃がみごろらしいけど5時には辺りが暗くなるしバスは4時45分発だし、どうするか。それでバスに乗る、を選ぶ。

鳴門の海に見惚れて、ひととき行けて良かった。潮が意志をもって泳いでるみたいな海の様子だった。つまり潮の流れが淡路島をぐるりと、右回り左回り、まわってぶつかる。

夜闇の中をバスで進む。渋滞だった。6時15分、徳島駅着。牟岐線に乗り換えて今夜の宿のあるまちへ。地図はどうなっているんだ?事前のじょうほうをほぼ持たないで、駅が灯りも無くて沈んでいた。夕ごはん食いはぐれるかも、とコンビニの惣菜を買った。店はあるの?どこなの?開いてるの?

ホテル横がスーパーで、とても鮮度のいい刺身ののってる丼にありつけた。

なんて照りのいい。それと餃子春雨のスープ。

ホテルは、ドリンクサービスの時間があり、カボス酒をガブガブ飲みましたの。温泉は金長の湯でしたの。

TORABARA しわす13日

明日からご旅行なので興奮している。

ヨガを始めた日と重なるけど、シゴト先にケネンな事があり夕方近くまで煮え切らなくて、もうひとつの煮え切らない事を、せっきょくてきに潰しにかかっていた。里にだけせっせと帰る。それ以外ひきこもる。という状態への嫌悪を、ヒステリーまじりに、長文にしてLINEに送りましたとさ。

その日は、ヨガを始めることに上気したため、急に鉾をおさめた。キョリがあるようになったのかも、関係。

わたしはわたしの旅をしてゆくのだ。旅とは自分のことである。今日までの体調管理が万全で、晴れて明日を迎えることができるから、よかった。かしこいね。と自分に言ってる。

TORABARA しわす12日

ヨガの、セールスし過ぎな運営方針が、耐えられる限度を超えた。ウルサイ。そもそもヨガの精神に反いているとおもう。しずけさを破る、店の人のエゴが露出した。

それを感想に書いたのだけど、直截的に書きすぎている。これに直にものを申されたりしたら、応戦。したりして。肩がりきむ。ちゃんと、からだを伸ばすことを楽しみましょう。

TORABARA しわす10日

電話で話す。いま、自費出版で本を作っているひと。この表紙絵を担当したのだが、その絵が表現なので文字を加えなくてよい。と私は考えるのだが、プロフィールを書かなければいけない、と当の出版者が言っていて

はじめ、捏造したような私のプロフィールを勝手に書いて私に見せてきたのだけど、了承出来かねると申し上げた。酷いストーリー、安い賃金でヘコヘコ服の仕事を請けるひと、みたいに書かれていた。

今回は、色々な布を使ってカラフルなポーチを作っていることを伝えていたのだが、この話はおもしろくないのでのせない。らしい。おもしろさ?

以前ならば怒りが噴き出すような事を冷ややかに聞いていたとおもう。昭和初期に生まれているひとの「活動」と括る事のみを有ることと扱う、この感じを手放せるようになった。と感じた。

この人、と呼んでるひとに、かつてはこちらに関心が無いと、ばっさりと言われたのだけど、その地下脈絡が、ようするに昭和初期生まれならではだと確認したかんじ。何かをする(Do)から良いのではなく、いる、(Be)というだけの境地にいて、それをわたしは楽しめるようになった。ということ。

執着が上空を素通りする、というかんじな受け応えをした。ただ、時間に身を委ねていて、そこに同時に祝福をみいだしている。

TORABARA しわす9日

銀座のオシャレなビルが、お買い物のチケットを発行してくださってるから、行かなきゃ。ハンズでさんぜんえんぶん、が二千円になるって。お買い物たのしいい。どれにしようかな。

ポップアップで毎月いろんな絵が飛び出すカレンダー。来年の干支の置き物。さんじゅうえんたりません!それではもっとえらびますね!

旅に行く時に持ち運ぶ、軽ーいノートにいたしました。なんてご機嫌でしょう。

それと、来年の口紅も、入手いたしました。こちらは、仕事先の最寄りのビルにて。いくつも試したけれど、なかなか顔色が良く映えないきがした。そしてその1本を塗ったとたん、パッとなった。メイクを新調するのは華やぎますな。スティックのところが鏡にもなりますよというのも決め手。

らんらんと、帰宅いたしました。

TORABARA しわす8日

美しすぎる季節。

いい空気の公園か山へ行きたい。山へも行きたかった。

橙色。なんと麗しの景色。
ザッキンの彫刻に似てる。誰でしたっけ、作家。
巨大なススキ。南アフリカの自生種。
なんか、広々としている。
楓街道、というあたりの、赤いのを毎年見に来ている。この美しさよ。

蕎麦屋に入る。天ぷらそばの温かいやつ。何度か入ったことある店だけど、室内はカビ臭かった。においはひとによってかんじかたがちがうとして。私はもうここには入らないようにしよう。

吉祥寺に移動して、毛糸を買う。買うやつ決めてたのに、いちじかんちかく、毛糸売り場をうろつく。光って見える毛糸はコレだわ、とメモした。そののち、温泉へ。環八の真横で壁一枚で真っ裸。車の音を聴きながら入る露天風呂を、気に入っている。今日は、高い木の落葉した枝の向こうに月が見えた。

休日ですとプールで泳げるけどだるいからやめる。食事を楽しむことにする。ウーロンハイとカキフライにする。カウンター席の足元が板が冷たくて、椅子にあぐらをかいて座った。あぐら!お料理が出来上がったブザーが鳴ると、タイツで滑るように走って取りに行くわたくし。寛ぎすぎじゃね?

カウンター席の灯りがいい感じで、次の旅先の本を、しばらく読んだ。

なんだか良く休めた日。

TORABARA しわす7日

美しく晴れた日がつづいています。

今日は、一年に2度ある大祓えのひとつであり、報恩感謝、と銘打たれた式がある日。どんなものか行ってみることにする。何年も通っている境内の、まだ足を踏み入れたことのない、会館内のお部屋などへ入れた。

はい、この用紙にご記入ください、と言われたとおり、お納めください、と書かれているままを、納めさせていただく。大金持ちのように振る舞うことで、もう、それは大金持ち。なのかも。厳かで特別な式でした。

上野へ移動。雲に覆われた空が幕を下ろしていくみたいに夕陽がだんだんと見えなくなってゆく。壮大な空劇場みたいな空。ハイカロリーフェスをやっていて佐世保バーガーを立ち食いした。旨そー。というままをいただくしあわせ。

今日明日ではにわ展が終わるから、長蛇の列。1時間くらい、東洋館地下1階を見てまわってから、いざ、はにわ会場へ。人混みがすごすぎて、ガラスショーケースに何が展示してあるか見えない。人々は見入るせいか、身動きしないんですけど。隙間からぱっと見える。イアリングみたいよ、腕輪みたいなやつ。ベルトかな。など、チラ見でやっと見えて、そんな調子で、展示会場をすすむ。

挂甲武人が、勢ぞろいしました。展示の目玉!!

ひとり目。群馬を守る。
ふたり目。はつかしがりやさん
さんにん目。東京国立博物館蔵。こちら完成度が最上級とうたわれている。国宝。
シアトル美術館から里帰りの、よにん目。
矢をたずさえてらっしゃる。手が短いですね。
ごにん目は、子供ちゃんって云われている。

かーわいい。

人で混み混みな日に人がほぼ写らないように撮るゲーム。を楽しむ。

家の形に惹かれる。
水鳥ちゃんの胴体がもったりしてる
背負ってる子供、ちっちゃい。

しぜんと顔がほころぶ、よい展示でした。帰宅した。

今日は、ご神気を浴びさせて頂いたせいか、日本酒飲みたくなってる。マグロ3種の乗っかる寿司といっしょに、旨い旨いと、いただきました。