TORABARA やよい31日

しゅっしゃ。定時でとっとと帰る。ショッピングモールを、あてもなく歩き、銀座へ移動して、年初にお買い物したお店を見て回ってたけど悉く、買うものがあるわけじゃない。ぐるっと渋谷へ行き、大きな黄色いフルーツを入手した。メロウゴールド。今年は、たった2玉食べた。

TORABARA やよい30日

昨夜は、夜中まで映画を観てしまったため、ぼやっとイスに座ってるしかない、昼の前後で、まどろむ日になった。

それでよし。夕方近くなって、中央図書館へ行く。目星い本とCDを、あれこれと選ぶ。そして、肉まんあん饅を買って、帰宅。定番コースでもある、地味な徘徊。

最たる地味休日は、駅前の古本屋さんで、7冊くらい本を選び、コーヒー屋さんの二階で机に本を積み上げて、むさぼり読む。雑貨屋さんをからかって覗く。ずっと昔に、ここの界隈に住んでいて、こんな休日をすごした。それから少し離れた土地へ転居したため、これができなくなって恋しくおもって、

またまた、ここの界隈に住処を戻したのだが、古本屋もコーヒー屋も、閉店してしまった。休日といえばコーヒー屋さんで、なんじかんかまどろむのがいいよね、休日に限らず、仕事終わりに、コーヒーの一服する。みたいなの、とても好きだった。忘れてた。

TORABARA やよい29日

待ちに待った、休日。

カツカレーを注文した。

カツが揚げたてで、美味しかった。前歯で、一切れをかじろうとするも、熱すぎて、噛みきれなくて、はふはふしたまま、冷めてくれないか、いったいどうしたことか、指でちぎろうかと口元に指をあててみるも、ちぎるのは無理で、いったん皿に戻した。なんてこった。格闘。この、焦ったいごこちと、店の圧が、わたしとこの店の相性なのかも。

圧。におもうかしょ、ホール、ふたりいればまわせるだろ、6人居る。けっか、店の人同士がおしゃべりしていたりする。カツは、カツ重のとき汁けが多すぎて、ざんねんな調和だった、これの敗者復活戦のように、今日、ここを試したのだと思う。わたしはこの店の優待特典を持っていて、採点するみたいに見てしまうのかも。

カツ、揚げたては美味しいんだねってことを確かめたんだから、良かった。というべきだね。

問屋さんへ移動。この動機は、衝動に近い。わたしは、芸術点が高い、という境地を欲している。俗な大量消費がある領域を、ぺっ。と思ってきたとおもう。このまま流されていてはいけない。作るのだ。わたし独自なものを。きっかけをつかむために、来た。リバティ布、えいっ。と思うようなのを入手して、とびきりだとおもうようなスカートを仕立てて、身につける。

雨がけっこう降っていました。お花見をする。今年の桜は、これ。花の精がふり注いでくるみたいな見上げ方をしましょう。

おおぉ
花びらが雨の露をのせたまま、キラキラしていた。

近所老人と、近所でお茶する。関心事が、すり合わないままで、会ってるかんじがしない。話していてかみ合わない。

旅へ行ったときの、珠玉な話は、観光案内所に置いてあった地図をたよりに、雪の道を、歩いていったこと。雨は降らないって決めていて傘持っていない、それを、天にお願いして、雪道を歩いた。時空が、わたし独特なここ。と感じた。未知なりょういきにあしをふみいれるときの、冒険になった。

TORABARA やよい28日

公園の花壇。いろいろ、開花しましたわね、春だわね。

ごちゃ寄せ。

今日は、定時で上がる。週末よよよよ

と、盛り上がるところ、ぐったりとしてしまった。お皿の洗い物しなきゃ、と、さんかいくらいおもってやっと、洗う。

そして、寝た。

TORABARA やよい27日

ほんのちょっと朝、早く家に戻ったので、一周お庭をお散歩。

なんと、ヒヤシンス、咲いてた!!
去年咲き終わった球根を植えて、ほったらかしてたやつ。たくましく咲いてくれて、とても嬉しい。

華やぐ。気持ちが。

お部屋中の植物、植木鉢たちに、水やりをした。サボテンの脇から、コドモが生まれ始めてるやつ。かわいいね、なんてなんて。と見入る。蘭は、花芽があがってきて、お花になるところが日に日に、膨らんでいく。くり返し、花を付けてる。もう、五回くらいも、生まれ直している。

ところで、仕事が、年度末の大詰めになっていて、精を出した。ここぞ、という日。残業して、その後は放心状態になってたくらいも、やりきった感。

感謝が約束されたー、みたいなことにひっぱられる、いっぽうで自分軸にだけ依ってる、かまうこっちゃない、という居心地を欲しがっている。

TORABARA やよい26日

しごとおわってから、時間を決めて、掃除始めた。換気扇を洗う。机を拭く。床を掃く。

そして、映画を観た。家の中が、映画とつながっているかんじがする。映画の成分で浸透性が高い、つまりはリアルが有る、作品でした。ナミビアの砂漠。

女の、狂気残酷なカオ、女王でありつづける内面を、気持ちよく発露している。それは体つきにも顕れているというか、言語ではなくて目つきや、仕草。なにかを言いたげなときに、ピアノ音階を弾くみたいな指でコップの側面を叩いた。生き物として苦しいほど愛らしかったりするそれ。瞬間の移ろいは、キラキラした粒の連なり。カメラに収まってゆくのは、気まぐれという現象だ。

男によって、化学反応を起こすみたいに別な表情になっている。態度が、そのひととの間でしか生じない、固有だというところ。どうやったらこんな映画が撮れたんだろう、見終わってからも主人公の、体温みたいなのが残る作品でした。

TORABARA やよい25日

昨日までの旅が、よかった。初めて、グリーン車に乗り、帰ってきた。お弁当を食べて、日本酒の小瓶も、開けたりして、旅に乾杯しているひととき。快速電車の、速すぎない速度、しんかんせんだと、窓からの景色が飛びすぎるというか、旅情があるのは、トロトロな、こっち。

帰宅したとき、持って行くはずだった飴ちゃんを玄関先に置きっぱなし、そして日焼け止めクリーム、ポンプから小分けの容器にホイップしてしたまま、フタをする前なまま、何か別なことに気を取られたんだったか、そこで時間が止まっている。えっ。旅先でカバンの中をさんざん探していたっけ。

しごとが溜まっていて、残業もした。

つい昨日、雪の山の道をぽくぽくと歩いていたのにワープして、今ここ。を珍しくかんじていた。

TORABARA やよい24日

朝5時6時、温泉に入る。

6時7時、お散歩。

伊香保露天温泉の、こんこんと湧く、お湯が見える。ラドン発見および発祥の地である。たゆーたゆーってふうな地下からあふるる、湯。
美しい朝

7時8時、朝食。

コーヒー飲んだりして、ゆるゆる、8時30頃になってて、榛名山へ行くバスは8時50分の次は10時50分っっ、8時台のやつがよくない?って急に思い立っって、至急荷物詰めてロビーへ。チェックアウトのお支払い。あと10分でバスでちゃうよ、と玄関にいらっしゃった番頭さんにもらしたら、ばばっと、玄関先のワゴン車、エンジンかけて、乗りなさいっ、と促されて、歩いて3分もかからないバスターミナルへ、ドラマチックに運ばれた。車の窓ガラスから、ターミナル2番、の看板をたしかめて、ここ。と降ろされる。なんだか、やさしくてあたたかい。ここの土地にただならない好きところがあるのを、ここに来てみて知ったね。

バスは、私の他にもう一人乗せて、山道を超えて、朝早い榛名山の麓へ。誰も人が歩いていない道路。

架空の土地が目の前に出現したような、おとぎ話のセットのような光景だった。
ここから、登れる。

榛名山、登山する。40分くらいかけて、登れちゃった。

登山道は、笹とか生えてた。

湖と山
山頂からの眺め。きもちよく曲がる、Uの形した道路なのね。
ロープウェイの向こうに、浅間山。白雪の冠、光を浴びてピカンと存在感を放つ。裸眼で見なければこの麗しさはわからないね、

ロープウェイで下山。お土産やさんで地図を広げて、散歩道を相談した。さっき卵茹でたのよ、につられて、1コ、腰に携えるというか道中でいただくことにする。椎茸茶、試飲にも出してる推しの品、一袋をオマケでくださる。これまぶすとおいしいわよ、とのこと。うれしいやさしい。

自然道ってある辺りは、木の道よ、と聞いて歩いてみたくなる。入り口を探して、歩道に入るも、雪道。ガチに。昨日のものか、一人分の足跡が残っていて、歩くひともいたことを支えに、進む。にしても、木が見えないほど、こんもりと雪が覆っていることもあり、冒険が過ぎたよ。ムリならいつでも引き返す。と決めてて、結果、完歩いたした。

どこが道かは、わかる。
階段は、雪が溶けてて登れる。
天目山ピーク!ばんざい。ここのベンチに座って、茹で卵の殻をむいて、食べるのまき。茹で加減が絶妙だわ、しいたけ味の塩も、よく合うわー、土産屋さんのおばちゃんありがとう。
残雪

この後だったか、雪に動物の足跡があった。小さい足、歩幅が一定ではない、駆けた跡。足の指を広げたような形。指は4本。写真を、撮ればよかったじゃん、と、これはなんどもくやんでいる。あとでネットで調べたけど、タヌキ。だとおもう。

氷室山ピーク!!からの眺め。
急な坂で下る。湖は、半分凍ってる。そのさかいがみえてるの、神秘だ。
無事に、榛名湖畔へ到着。コーラフロートが最高に美味しかった。窓の向こうに榛名山!!!
凍ってる辺りからの、榛名山
神社さん。
むきむきな銅像
日が暮れそうな時刻。天気が、保ってくれてよかった。なにしろ山の中を歩いていたから。雨具を持たないで歩いた。なにか世の中の枠から外れた時間だったみたいにおもう。舗装されてココが道だ、という印も雪で埋まってたし。野生の勘を発動するしかない。子供の頃の田舎、道なき道を駆け回るときに使う能力。土地勘は無くて、山の側面が崖なら歩かなかった。丘だったから、地形をイメージ出来た。
バックミラーから、お山をふたつ、撮影いたしましたの。高崎行きバスに乗り、帰る。