やっと週末になる。今日は、ヨガをやめておこう。どこへ行きたいか。温泉。平日のタダ券が当たっていたのを使おう。
いそいそ用意した。家にいるひきこもりの人が、画面をにらみながら、失敗を繰り返し、落胆し、溜息をもらし、最悪な暗さ。家をしばらく出ることで、その重たい空気を逃れたい。わたしは、かろやかな明るい時間の中にいて、このギャップは大きい。
とにかく温泉に行って、クーポン券を見てみたら、わたし、平日券など当たってなかった。仕組みがわからないけれど毎日アタリハズレが更新されるのか。
温泉、気持ちよかった。凛となったので帰宅。
鈍重さ、なんにも変わらず。3時間前も今も、同じ時間の泥濘にそのままいるだけな家のひと。
わたしは、このひとを鏡にしてきている、とおもう。これじゃあいやだよね、という在り様を、このひとを見ることで目の当たりにしている。わたしがすでに学んだことがデキないひと。その姿を見ることで、わたしは何を学んだかを、確かめる。