TORABARA さつき3日

朝早くから、お参りをする日。電話をかけて、昨日ではなく今日の日付を約束していたので、ちゃんと行けてよかった。清々しい。内殿にはいれる特別な日。

昼すぎから美術館で音楽会があるので行く。近所老人のおススメで、待ち合わせた。

6年ぶりくらいでお店で世話になった方もいらっしゃる。なんというか、近所老人は、この方のことを要のようにおもっていて、比して、この方のほうは、そんなには、近所老人をわかっていないような、なんというか。

もう店は終わって、明日やり直せるわけではないのに、口を悪くなにか言ってほしくなかった。正直なことしか話さない、というのは伝わったけれども、もう、この先の改善が出来る訳ではない事物のダメ出しがあって、余韻が、収まりが悪かった。

音楽、フィリップ・グラスのピアノ演奏は、とても良くて、絵画も良くて、地下カフェでお茶したことも良くて、高級車、2シーターの助手席で、送っていただいた。よかったね。なはずが、これも、かりをつくってしまう非礼なことのようにも思える。

自転車で最寄りに戻っていた老人と、再度ファミレスで話し合う。老人の耳に入れることは憚られることを黙った。もう済んでしまったことを、どうか美談にしてほしい。わたしの夢にでてくる、美しい様子の延長が現実のほうにたちあらわれて展開してゆきますように。