手紙は、昨日の朝ポストに投函した。ときおり、ぶり返しがあり、家の人にわめきちらしている。
ネガティブな事に頭から突っ込む、というのも、わたしの実家の特徴な気がする。ネガティブな詮索が好物。ああ、そうだった、忘れていた。或いは、せっかく忘れていたのに、実害が及んだから、向き合っていて、むしろ。絶縁したほうが、わたしは健やかでいられる気がする。
家のひと(だんな)も、けっこう鈍い重い性質で、なにしろ、心に鉛吊り下げたような考え方をしていて、全く、旅が出来ないひと。自分のママに会うためだけにバスに乗る。自分のママの家にだけ泊まる。それ以外は自室に引きこもる。まさかこんなひとだとは知らず、けっこんしたけれど、かんがえかたは別別だ。
家にがんじがらめになってるしか、術がないのだろうか、何の?親に対して承認欲求が強いまま、至近距離で壁しか見ていないひと。手鏡に自分を拡大して映してだけいるひと。
旅は、バロメーターな気がする。かろやかなひとは楽しく旅をしてゆく。楽しい旅こそを体に刻め。