TORABARA しもつき17日

風速10メートル、みたいな朝。

窓からの景色。

お部屋を出て、廊下ななめ前の景色に見惚れて、そのまま朝食会場へ行き、戻ってみてどっきりする。わたしの部屋のドアが半開きなまま!景色に駆け寄って、そのままだったんだっけ

バス時間まで、散歩して、お能舞台がある神社さんへ。昨日、チャリで、すぐ近くまで来てた所。

鳥居も立派です。海見渡せるところは、風で波立ってました。

あ。やわらかでらっしゃる。
ん。なで肩なせいか、やさしくみえるわ。

バスに乗って、宿根木へ行く。途中の田んぼに、朱鷺がいる。バス運転手さんがマイクでいきなり、興奮して、前、右、見て見てー、10羽以上、朱鷺、朱鷺、朱鷺ですー とかアナウンスされた。あわてて窓の外を見た。カメラは間に合わず。この後、1羽、羽を広げて飛んでる姿も見た。のどかな景色がつづいていて、すてき。

冬の海になりつつあります
舟、漕ぐよん
舟を作る木の、技術で作った、古い家並。舟で使ってた木をおさがりにして外壁にしてあったりした。
塩やさんに、塩。の看板。
角。一番古い家ですって。
郵便局です。
水路に降りて洗濯したり、野菜洗う生活。

宿根木から、小木港まで歩いてみようかな、と公道に出た途端に、1日に2本くらいしかないバスが、ちょうど来たっ。乗るしかないよねっ。乗る。小木港へ到着して、観光案内所へ入る。観光地といえば、さっきバスで通り過ぎた矢島と経島だったらしい。せっかくだから、歩いて引き返す。30分くらい?バスで通った道を引き返したというわけ。

港風景。
港風景。
空には雲。風も強い。今日という日の表情。
海の風景。
到着いたしました。矢島。昨日まで、たらい舟を営業していて、今日は、ひとっこひとりいない風景。
わーお、海のそばを歩けるのね
舟の、家
わーお、朱塗りの橋
風光明媚ですな

観光を終えて、矢島口のバス停へ戻る。港へ戻る最終バス、があと3分で来るって時に、ワゴン車が止まって、ドアが開く。乗りなさい、小木港に行くでしょ?佐渡島は、バスすくないから、ヒッチハイクで移動しなさい!みんなとまってくれるから!とまくしたてる人。

バス来るので、と言いそうになりながら、乗っちゃってみたわたし。旅ですのお。降りる時に、お土産をくれるヒッチハイクの人。おどろく。ご自慢の柿、柿の仕事をしてらっしゃる方ですって、持っていきなさい。と、持たせてくださる。いただく。

日本人は、神なひと。が、いっぱいいるよ。

感涙、みたいな気持ちになったまま、宿に戻る。