TORABARA ながつき2日

ふ、と。微笑みがこぼれそうな、機嫌がいいかんじだった。週にいちどくらい、お洋服のお店、いくつかのぞくのだけど、その時も満面の笑みで、なんか見たことある店員さんと、フレンドリーに、これ、かわいいね。としゃべった。

前からおもってたけど、かわいいのを、かわいいーといっしょに騒いでるのは楽しくて、わたしは全く女の友人がいないのだけど、店員さんくらいのキョリ感で、わたしの友人欲って、満たされるきがしている。きゃー真っ黒なビーズネックレスって案外つかえるのよねー!そうっすね。

一週間前は、旅したのだ。旅立つ日の昼休憩に、旅の最終準備で奔走したこととか、じわっと、楽しかったことが蘇ってた。

カピバラちゃん。このひとは、わたしと目が合って、付き纏われた。体を撫でてって風に、横たわったので、恐る恐る、針みたいな毛並みに手を当てた。ぎゃーっておもいながら、触れ合いがあったことのリアルな、余韻。独特なカオしてるかも、次行ったときも、このひと、探したい。
もうそろそろ帰るかって頃の空。まだまだ、旅をつづけたい。夏に間に合って旅ができたね、リゾートな天気だった。

TORABARA ながつき1日

夜中に目が覚めてしまった。わたしが数日前に、引き受けてもよいと返事をした仕事について、思うところがあったから、不安定な感情に襲われたような目の覚め方。

損得で考えれば、誰からも敬遠される仕事。面倒臭くて、安価。ただ、わたしにとって、この業界への思い入れがあるのだ。支えるのはわたし。この思い込みがいつ形成されたか。

最初に仕事したとき、やっとありついたとおもった。私にとって、この仕事をしていることこそが「まとも」だと、おもった。そののち、まるで私が選手のような、活躍を期待される扱いが、しばらくつづいたとおもう。

徐々に、その想いは挫かれる。ろくな機会にめぐまれなくなり、ここ4年くらい空白にもなってた。おばちゃん同士のしがらみに太刀打ち出来ない。モラルの低さ、濁った井戸に頭を突っ込んで、拙い言語を遣って喩え話をし続けているような群れ。業界の帯びる特質。これが鼻についてしまった。

個人でこの仕事を切り盛りしたい、巨漢の女が、わたしの予定を先ず確保してきて(1カ月間を丸ごと空けた)その内の6日間だけ仕事があるからとわたしを稼働させ、六万円だとのこと。人様の時間を1カ月空けさせたことに見合う金額は、果たしてそれで済まされるのか。はちがつのできごとだったのだがしはらいがじゅうにがつだった。わたしは支払いがあるまで、しつこく催促を入れた。これは辛かった。協力し合って仕事がおわったら敵。踏み倒すなよてめえ。と、首の根をつかむようなことをこちらがしている。

巨漢は往生際が悪かった。せびりとる腹つもりがあったのだろうか。お金の意地汚なさはまずい。非はこちらにあるのか、出来が悪くて支払ってもらえないのか。このような念を人様にいだかせたことは無礼だ。人様の時間を拘束し、人様に指示を与えたことに対して、報酬は即座に払え。気持ち良く払え。それを後出しジャンケンで渋るようなまねが卑劣だ。彼女の渋りは、使われてるしかない側が弱い立場であること、を、あけすけにした。ひとを欺く、典型的なパターン。

この出来事は、床が抜けそうな巨体が、食欲が暴走してその体になっていることへの嫌悪感に、変換された。横暴な金銭欲とのごった煮。暴走する欲望に歯止めが効かない、奇形なのは、おまえの心だ。脂と血行が行き届くらしく、髪と肌の艶がグロッシーだった。金まわりのよさを見せたかったのか、高級なドライヤーを持っている。と自慢されたっけ。その部屋に揃っている戦利品の家具や冷蔵庫、ははん、そのデザイン、流行ったやつだよね、すら賤しく、煮えたぎらせた欲で鬼の島(そやつの部屋)に辿り着いてる。

腹がどす黒い、いけすかない奴は、早いところ滅ぶものだよ。と、近所の老人は言いました。

ところで、これら、業界で起こった出来事も乗り越え、またしても、業界からわたしを頼る声に、ほいほいと返事をしている。今度の相手は、大手さんなので、支払われない心配は無いとするけれど、おそらく条件が良くないから、やる人がいない、そして古巣のわたしにお鉢が回ってきている。労をいとわず、衣裳を直しました、裾上げ、一周して600円ね。とか、2時間かかったことは薙ぎ倒される、このかんじ。自省を促されるここちがして、なんかダメなところを言われて、これが仕事です。みたいなやつ。

使われる側の体験がいつまでつづくか、20代のときに修行だから歯を食いしばってきた、同じ内容がまた来る。また取り組む。どこへも行っていないわたし。担当の人との受け応えはぎこちなく、こちらがひれ伏すみたいな形しか、ここにはないような、このことが限りなく哀しい気配になって、突如、夜中に目が覚めたりしたかも。

なつかしくもあり、シャレになってるって気分もある。優しい気持ちがわたしに残っているのでやると言った。とらわれ、の内にいることを、自覚している。

TORABARA はつき31日

東京国立博物館。へ行く。毎週くらい通うかもしれない。今日行ってみて、やはり膨大な展示だ、と辟易したようなかんじ。

葛飾北斎の、いい状態の版画がいっぱいあった。

養老の滝(美濃国)

娘の応為の絵。前に本に載ってたものが実物が見れた。良かった。

着物で、夏物で透けてる、マルチカラーで海月の刺繍のやつ、所蔵品だとおもうけど、わたしはこの着物が15年位前に好きだと思い、4年位前に、なんか劣化してない?と見てて、気になってるけど、着物特集なのに今回展示してなかった。こういうことを聞いてみるといい。友の会は、ツーだよねって質問!

習い事に通い始めたカンカクに近く、上野。の寄り道のパタンとか出来ていったりして。

「神仏のみことば」桜井識子著

魂の輝きは他人に委ねられる(他人が愛してくれるかどおか)ではなく、自分がたくさん愛情を持っていたらキラキラ輝きます。輝かせるのは自分なのです。ここを理解していたら、幸せの意味が変わっていきます、人生もよりよく変わる。愛情の袋を常にふくらませておきなさい。

わたしに課されたお題目が、こういうことだったかもと、答え合わせをするように読む。長らく、同じようなところにふたりいて、その一方だけが四方八方からもてはやされる光、私はとり残された影。を味わう局面があった。私への周囲からの関心が無い、ことによる歪な、蔑まれ方、疎まれ方、あけすけな人々の悪意ある形容詞が聞こえたりした。

今、それらが解決しているかといえば、やはりしこりは残っている。わたしからの強い態度と物理的な遮断は、現在も貫いている。何にせよ浅はかな輩の側が変わることは無い。わたしは、自分の思い込みを造った結果だったかもしれないが、窮して、メンタルを病んでしまった。休学もして病院に通った。

わたしのメンタルに不味い作用を及ぼした人達のなかには、自身の母も、含まれている。母にかんしては浮薄さが、まずい。母にとっての限界なので責める気持ちは私からは無い。病を経て、生まれ直す。というたいけんが、今のわたしの基本にある。

自らの愛情で袋を満たしたからといって、そうですかといって、やはりしこりのある相手には、どうしても反応してしまい、何年かぶりで母と会った後に、帰省の直後に筋肉がコントロール出来なくなり、仕事でPCのカーソルが、焦点が合わなくなる異常がわたしに起こっている。

ゆるすかどおかではなく、筋肉が反応して、きょぜつをする。からだにじんましんができるのも、おなじ理と思う。魂は、自分自身を護るのだ。

追い詰めてはいけない。会う「べき」だなどと自分をしばってはいけない。無理なら自分の視界や次元から葬る。ことが是。

愛は、神仏とむすぶ。じぶんじしんとむすぶ。

TORABARA はつき30日

夜、携帯会社の変更手続きをした。キャンペーンだとかで、身に余るプランにしてたのを直せて、ほっとした。わたしは家にWi-Fiがあるので、無制限なんて不要だった。このイベント中は、PayPayと連動してたため、矢鱈PayPayを使って、そのポイントは全て負荷分電話代金に充てる、という、稼業でしたとさ。

河合隼雄さんの著書、感銘がいっぱいあった。

自分の夢には、本物の夢とニセの夢がある。既製品の夢、というのは、周りの人が好しとするお仕着せにひっぱられて、思わされている事ですね、いい大学に入る、いい就職して、いいひとと結婚する。

自分の本物の夢を見極めるためには、自分を解体する必要がでてきます、ここで「7つの人形の恋物語」の人形師のような、人の内奥の7重人格の複雑さを加味するといい。何になるのが夢か、夜見る夢の中にも、それはあらわれているはずです、それをさぐりつつ、夢を生きる、ようになるといいですね。

「異人たちとの夏」の中の主人公は、現実に於いて、ぎくしゃくと、なにかとちぐはぐだった、だからこそ、地面に足のついてない、ゆうれいと、自在な羽をはばたかせる水入らずな時間があり、それが至福である。この、とってつけたような空疎な、つくりものの匂いのする会話。って、身に憶えがあるという気がした。たとえば職場で。職場とは。すくなくとも本音を見せ合う場所ではないですね。たしかに。

なにかを判断するときに、損得で。というのもあるし、感情で誰が喜ぶ悲しむ、の場合もある。このほかに、この行為で、自分の魂はどう感じるか。というのもあるのではないか。この視座を持つことで次元がかわり、せかいが広がるのではないか。

抜粋して、わたしのあたまで混ぜたような内容を記した。もやもやした思考に言語が与えられる。何度でも、いろいろな箇所を読むといい本でした。「こころの天気図」

TORABARA はつき29日

外に行かなかった日。

読んでいる本に、いまの私へのメッセージが書かれている。パッとめくったページに、エンジェルが宿っているかんじ。

今世わたしが好きだと思うことは、今だけの好きなので、どうかがまんしないで、好きなことをやりなさい。

選択に、気を付けなさい。もしもイマイチを選んでしまったら、そのイマイチが連鎖して、好きでもない経験をする未来につながってしまう。自分が何を経験すると幸せか、それを選ぶことで幸せは感じるか。一つ一つ選ぶことで未来がすごく変わってしまう。

どういう働き方をするのか。どういうたいどで人にせっするのか。どういう自分をまわりにふりまくのか。このひと粒。が放射状に広がる。

自分に心地よくないものは、選ばないでね。あなたが原点。違いは間違いではない。

「かみさまは高校2年生」すみれ著

TORABARA はつき28日

とうとう、換気扇の戸の役割をする、フィルターを買い替えた。このフィルターの掃除には、どれほどの時間やお金や苦労を費やしたことか。ヨゴレをためなきゃいいのだけど、年末になって大掃除するとき、格闘ぶりがなんだったか。ふつかに亘ったりして。寒い時期だからヨゴレ、落ちないか、掃除を夏にまわそう、というので先週、洗剤に漬け置きして、擦ったらハゲはじめた。

とにかく、こんどこそ、せっかく新しくしたので、ひんぱんに、柔らかく優しく洗って、回してゆこう。

やっと、届いたか。という感慨がぶあつすぎて、今日は装着しないままだった。

仕事が終わってから、図書返却、それと電話会社を替える予約も、ちゃんと入れた。

赤肉メロンを丸ごと、買った。北海道産。しばらく熟すのを待つ。

TORABARA はつき27日

朝の6時に、誰もいない、露天風呂の温泉に入る。それから、とても美味しい朝食をいただく。

小湊鐵道。に、乗りまして、象の国へ行く日。

高滝へGO
象さーん
ショー会場に向かう象
ショー。踊ったり、絵を描いたりしてた象。
二頭並んでいる。こののち、わたしは象の鼻に腕を回して、記念の写真を撮ってもらった。
よい夏のいちにちになりました
天気が大丈夫そうだったので、急に旅の予定を組んだ。しごとおわった足で、温泉に泊まり、翌日は早朝から、バスや電車に乗りました。
タイレストランにて青色のお茶。

象さんといっしょに写真撮ったときのわたしは、最高な笑顔をしている。しかし、腹が出てるやんけ、着てる服も中心が歪んでた。ビジュアルのチェックは必要だね。それと

ランディとミッキ、象の優しい気持ちがほとんどこちらに伝わってきていたとおもう。バケツに人参やバナナを入れて、動物さんの口に直接、エサをやってまわった。象のミッキの檻だったとおもうけど、向こうがギリギリ鼻を伸ばして、こちらも身を乗り出して手を伸ばして、やっと、バナナが届いた時、気持ちも通じ合った。感動だわ、周囲の人間達におかまいなしに、興奮じょうたいですごした。

1人で来てて、ショーの時は声もはりあげたり踊ったりしてた日。

動物って、わたしを癒してくれる。それが実感できた。

TORABARA はつき26日

おしごとの帰り道を逆向きの電車に乗って、旅へゆく日。乗り換えの駅でアクセサリー売ってるわ、半額ですって、キャー。と寄ってたら乗る筈にしてた便を逃した。

夕焼け

到着して、歩いたことがない街の夜道を、そのまちの空気感とか、愛情が滲むような気配とかをかんじながら歩いた。なんとなくあいされてる土地。そして善き温泉が湧いてるって。黒湯。

今朝は、5時前に目が覚めた。朝日が、裸の光。みたいになまめかしい光。に感じられた。そして、世の儚さを悟って、なみだがあふれてきそうなこころもち。なにがって。なんて自分はささやかな出合いを掬って、伝って、きょうまできただろう、なんて僅かなコトだけを味わって、この世を去るのだろうか。

この、振動したきもちが、夜まで止まなかった。小高い丘の上の土地に住んでいるので、都心のビル群が、地平線のほうに見渡せる。そのまとまったピンクが、嗚咽にも似たきもちに作用した。