TORABARA むつき4日

晴れましたね。昨日は、道に迷ってホテルになかなか辿り着けなかった。鯖をいろいろに調理してあるお膳をいただき、9時に?ばたっと眠った。そして夜中1時に目覚めて、日記書いたりして朝になり、すこし寝て、また起きた。

とにかくちゃんとたっぷり眠っていないと、カオって老けてるきがするわ。

朝、10時発の銚子鉄道に乗り、観音の駅で下車。観音さんを訪ねた。こちらの住職さんのおもてなしが、なんて親切でしょうか。つきっきりであれこれ体験をさせていただいた。わたしの写真も撮ってくれた。

天井画、こちら巡礼先の観音さまが描かれています。

本堂に寝転がると撮れる写真。畳に寝転がってるわたしを撮影してくれた住職。わたしの寝姿をここには載せないけど。
大仏さん。チラシで拝見してここに来たくなった。会えたー!
五重塔。空も屋根も、いい眺め。
裏手にある、大判焼き屋さん。黒アンか白アンか選びましょ。

観音さんのおとなりに神社さんがありましたよ、狛犬さんがなんて、ふんいきがよかったわ。

にっこりさん。ん。
あ。わらいがおさん。
観音駅から犬吠に到着。広場で、てうし汁を販売してた。これがとても旨かったでーす。お正月は特別にお餅入り。満願寺へ行き、地球が丸く見える展望台へ行った。
なんてドラマチックな空なの。光の筋がなんぼんも降りたつ。
うおー。ぐるり、眺めました。

屏風ヶ浦が地図だと近くだから、歩けますか?と展望館売店のひとに聞く。近所の、車用の地図をくれた。ぜんぜん、人が歩かなくなっているよね、珍しがられたのだけど、

歩く。1択だろ。

渡海神社さん。海が近いのに、森の気配。極相林といって植生が野生化するというか最終段階の低木、照葉樹林になっています。タブ、スダシイ、ツバキ。
キャベツ栽培が盛ん。
かぞくせいぞろい、なカカシ。

ほどなく、車道に出る。もしや、犬岩も近そうだわ、行こう。

ありました。1億年前の硬い岩。なぜか銚子の地盤では古い地層が隆起している。東京、武蔵野台地では3,000メートル掘らないと辿りつかない地層ですって、原因不明!この犬の姿から、犬吠埼って名付けた説もある。
波。
千騎ケ岩。こちらも古い。2億年前の、岩。安政時代の磯めぐりでも、名勝地でした。

見渡すかぎり海の横の車道は、ほとんど車が走ってなくて、道路はだだっ広くて、歩道もまっすぐに伸びている。目を瞑ったまま10歩。目を開けて10歩。また目を瞑って10歩。をくり返した。

いよいよ、屏風ヶ浦へ。このたびの目的の地です!

ひゃっほー!地層が見える
多分、教科書にのってるやつ。
遊歩道がずっとつづく。

ここは地球なのね。と感じる道でした。

地球の人が誰でも歩けるようにしてくれるといいのに、私物?所有?してあるエリアがあって、しっかりしてほしい。県営管理になる辺りで高低差1メートルくらい、セメントが崩れてそのままになっているけど、しっかり、修理してほしいです。

鳥が3羽、あそんでる
こっちも鳥。海に足を浸けてるのがきもちよさそうだった。
ひゃー。千葉県で、こんな場所があったのね!
夕陽を少し見て、バスで銚子駅へ。

今日は、千葉駅そばに泊まる。

銚子駅。なんか空、見えてたのは、もっと赤かったよ

TORABARA むつき3日

朝10時発の、銚子鉄道に乗る。一気に外川へ。寒い日。雨の混じる、空。

外川港へ、坂が8本あってすべての坂から海が見えるようになっている。港は、海で漁をすることを誇りにおもっている気配、なんか堂々としていて、かっこよかった。

ここ、映画で見た気がする。あおいって役者が、お弁当の包みをすごい早さで開けてみせるシーン。その動作、早すぎない?というわたしにとってはリアルに欠けたシーン。

大杉神社さんへ寄り、ひたすら大ざっぱな地図をたよりに長九郎稲荷さんをさがし、道に迷っていた。

一旦、外川駅に戻り、駅のひとに聞く。辿り着いた。というかさっき、素通りした場所だった。看板がなくて、墓。墓地かとおもったら脇から小高くなった土地に入れる。そして、

海を見晴らせる、素晴らしい場所に、魚の形をした鳥居が設えてある。海と共にある土地なのだ。

にゃんだにゃんだ、こちらの鳥居!

曇ったり雨もぱらついてるのに、海の向こうがわに、日差しがあり光っている。なんか神秘的だった。

雲に穴が開く

犬吠へ、歩いて行く。ずっと海が見えていて、すこし荒れていて、人がほとんどいなくて静か。

ここから犬吠灯台まで遊歩道がつづく。
サボテンの自生。
犬吠観光ホテルが右に見えてる
岩の形状が面白いですねー

しばし、間近で波の迫力を見てた。灯台へも登りました、螺旋階段。なにしろ風もあり、灯台をちゃんと見上げていない。まど?どっちにあったやら。霧笛室があって、ボタンを押すと霧笛の音が聞けた。

灯台の資料館に展示されていた絵。この絵がダントツにわたし好みでした。小学二年生が描いたそうです。暗い海の希望の灯

テラステラスさんで休憩。

モンブラン&白ワインよ。とっても美味しかった。

絶景の宿 犬吠ホテルさんで日帰り温泉に入らせていただきました。黒磯の湯。こちら強力に威力があり、いっきにアカギレが治ってしまいました。ほんとうに。不思議。

TORABARA むつき2日

銀座四丁目にて、初売りの福袋をゲットした。香水。

派手ですのね。

服福袋は、置いてなかった。目で見て選ぶ時代になったってことか。雑貨屋さんで目の合ったかわいいペンとかお菓子を自分にプレゼントして、参拝へ出発。

山手線で日暮里に移動して速い電車に乗る。たったのいちじかんで、成田へ到着。参道が湧き上がってお正月さんの雰囲気です、いいものです。ゆるゆると、店を覗きつつすすむ。そして、参拝の列最後尾ですの看板で、辛抱強く並んだ。

じわじわ、成田山新勝寺の門が近づいた。周りの和やかさにより、なんだかずっと笑顔だった。

いよいよ入門。
狛犬さん、ん。
狛犬さん、あ
お空に映える、塔

階段でも待って、やっと本堂でお賽銭を納め、手を合わせた。さて帰るかと、東へすすんだところで、前の人たちが靴を脱いで本堂へ上がってゆくのでわたしも続いた。ほどなくして、リンの美しい響きが鳴り、太鼓を叩く音。なんとわたしがここに来るのを待っていたかのようなタイミングで、祈祷が始まった。

しばらくは正座して手を合わせて、読経に耳をかたむけていた。本堂のくらい中で、近くの人たちがバッグを持ち立ち上がり、前へ進む。なんだなんだ、と同様にわたしも鞄を持ってつづく。ご本尊さまのすぐ前の廊下になったところに僧侶さんが何人かいらして、ほとんど走るようにバッグを受け取り、そのまま走って行かれた。

あれよあれよ、でバッグを預けたまま、また本堂の畳に戻り正座し、つづきの祈祷を聞く。あたりのドタバタもすっかり鎮まっている。

はたして?わたしのバッグはどうなったか?祈祷が終了して人々は立ち上がり、帰路へ。そこで場内放送が流れる。

「ベージュのバッグを預けた方、受け取りに本部に来てください」あーれー わたしだわ、周りのお作法が理解できていなかった。つまり僧侶の人がバッグを、中央の火にかざし、厄を落としてくださる儀式だったらしい。それを待って、その場でバッグを受け取り、席に戻る。

なぜにまわりのじょうきょうがりかいできないんだろう、わたし。次からはそうして下さい。と、目を丸くして不思議そうにわたしをうかがいながら、僧侶で年寄りの方がおっしゃった。

有り難い。一年の命の力を、たっぷりとバッグに注いでいただいた。

わたしがふしぎだよ、とおもっておみくじを引いたら、四年前に来た時と、全く同じ、十一番大吉だった。わたしへ刻む銘文は、これなのね、ここに書かれている状況が成就するまでこれなのね。なんか物凄く、吉相だ。

参道で次々とお正月ゴウジャスに、お買い物した。買えば買うほど吉相が強まる予感。鰻は、菊屋さんでいただく。持ち帰りにしていただく。

さて、銚子へ行くわよー、これまた、1時間20分くらいで到着しました。温泉も付いてるビジネスホテル泊。

TORABARA むつき1日

明けましておめでとうございます。

栗きんとん、田作り、伊達巻き、を昨日作った。

盃に、青空が映っているね。

お正月は、近所の杓子神社さんへお詣りして、甘酒をいただく。杓子にマジックペンで願いごとを書いた。

喜びと祝福に満ちた豊かな年になりますよう祈ります。

年賀に、やっと文字を書きましたが、漢字をまちがえてるよな、迎って字。

卯っって書いてる。

かかととてのしもやけ。痛い。お酒飲むとさらに痛くなるから、あしたお酒持って行くのはやめよう。

暇なので、近所老人と、寺や神社をまわる。人の参拝の列が長すぎるのを見物するのみ、並ばず。コーヒー屋さんでホットココアを飲む。大きいサイズ。クリームがふわふわでおいしかった。

お部屋に戻ったら、知人からお年賀のメールが届いたので嬉しかった。パタリと音沙汰がなくなってた人で、なにかまずいことを言ったのか気になってたところだった。

おせちが抜群に旨い。もっといろんな種類の完ぺきなやつも作りたい。

一年の計は元旦にあり

書きあぐねていた手紙も書き上げた。それでホットして、ねむりました。

TORABARA しわす31日

一年の感謝を、神社さんへ行って、唱えた。なんて守られた、盛りだくさんの年でした。

厳島神社さんが入り口そばにあり、今年はじっくりと宮島へも行けたことをご報告した。いつ来ても美しい。

昨日、夜中の2時過ぎるまで起きていたため、日中だるくなって横になったりした。夜近くから、おせち料理をいくつか、作りはじめた。やっと。

わたしのペースが、もともとゆっくりしていて、その素なまま、すごしていた。

日付も変わって、家族のひとにおめでとうを言ってから眠った。

TORABARA しわす30日

家の掃除と、お節料理を作らないつもりだっけ、あんましやりたくないことで行動出来ない。

あ、お花買いに行こう。花束をよりどりみどりにバケツに入っているお店へ。お花のかおをみて、じっくり見て、特別におもえるクリーム色の薔薇を買った。凛とした存在の、畝りがしっかりとしたカーネーションも買う。

背景に家の人のタバコストック、わたしが育てている球根も写った。

おもむろに、お部屋の内と外の植物の世話を始めて、たこ足のコンセントを壁に設えるとか、テーブルを拭くとかをした。本を、好きなふうに集まってきているのを、一同に棚にならべた。ふむふむ、いい感じ。

棚の上は、レコードプレーヤーを置いた

古いレコードは、捨てることにした。好きかどおかに「お義理」を排してゆくと、ものごとはスッキリする。

TORABARA しわす29日

なんかぜんぜん。掃除も料理も、やる気が無い。去年の、強烈なたいけん、窓枠から窓を外して洗い出した、あれはほとんど事件だったと振り返る。

昼過ぎから、近所の温泉へ行くことになる。家の人と。でかけることが貴重な人。このひとの「家」にまつわる思惑に、得体のしれないところを察知している。田舎臭、と呼ぶようなところ。身内とだけ関わる閉じ方。血縁のある妹にあたまの中で触れ続けている。

土地の由来に触れたくて旅をする、触れるというか、識りたいという好奇心で歩く。歩くことはポジティブであることそのもの。わたしの現在の思想と合う相手ではないひととの会話は、ゴツい感じだった。

温泉に入って、プールで少し泳いで、さっぱりした。カキフライ定食は、美味しかったよ、帰宅。

父が本を出版することにしていて、表紙絵を担当したのだけど、絵の作者紹介の欄をどうしてもつくるらしい。わたしは、わたしの活動名、「TORABARA」とだけしておいてほしいのだが、これが通じない。

活動のリレキ、を掘り返して羅列しなくちゃいけない、これのどこがわたしを苦しめるか、過去は、過ぎ去った神、みたいにおもう。

田舎暮らしの老人が、地区公民館の班長、すらを肩書きとして経歴に書くぶざま。そこの同次元になりたくない、反発なのか。ご縁とは、

おおよそたまたまの成り行きで、形がつくられてゆくようにおもう。わたしの向き、はあるとしても、自力で出来たことなどほぼ無い。他力あってのわたしだということです。それで手柄を並べるような記述に、気が進んでいない。

テキトーに書いとけって。配る相手が100人にも満たない同人誌的な出版物だろ、と自分を諫める。今日は筆を取れなかった。

TORABARA しわす28日

年末は、自分自身に、けっこうな足枷をはめている気がする。掃除しろ。ってこと。これからは自由な考えに変えてゆくつもり。今年は、水廻り3ヶ所がなんと、新品に工事された。かるーく拭くだけでお掃除は完了だね。

近所の老人と、浅草に蕎麦を食べに出かけた。

その前に、上野へ寄ろう。そして大繁盛しているアメ横を、よくよく見て歩いた。美味しそうな大粒いちごが3粒、串に刺さっていて旨そう。食べ歩きをする。胡麻団子、スナック菓子。次々と買い食いして歩く。輸入食品屋さんで、お正月用のお菓子と紅茶を入手。

たたき売りしているハムを、言われた通りに買う。おやじが、もの凄い、喜んだ顔をした。予想よりも高くわたしに売れたのだ、きっと。

あんな、喜んだ顔を見られたから良かったネ、と老人と、口々に言った。お祭り騒ぎが楽しかった。

浅草。年末にも来ることが出来た。天せいろと笹の川の熱燗。ちいさい蕎麦味噌を舐めるようにお箸の先でいただくのを、気に入っている。この定番を、一年に何度も出来るようになった。暮らしが豊かになってるかしら、うれしい。

浅草寺へお参りした。川端龍子の天井画は、現在なお修復中です、堂本印象のほうを撮影いたしました。

天女。

帰宅してから胡桃のケーキを焼いた。生クリームをなんとか使い切った。