TORABARA きさらぎ8日

旅の計画を立てている。行こうとしている土地の観光案内所に電話して、相談するといい。パンフレットも郵送してもらえるって。

わたしが歩こうとしている古い道は、高低差は600メートル。これ、歩けるかしら、到着する地は、海と洞窟も近く、そちらへも寄ってみたい気持ち。

つい先週は、未来人みたいなひとの本を読んでた。アカシックレコードがどうの。宇宙人は、元々の地球の礎を築くことへ貢献いたしました、当然の常識でしょこれ。という思想界の界隈があるらしい。ゲリーボーネル著「光の12日間」。追ていけなくて飛ばし読み。地球人の特性について形容してあるところが言い得てる感じ、地球人のことだけのことで本著してほしい。

今日から、明治時代に単独でチベット旅行を果たした河口慧海さんの本を読み始めた。予想通りの面白い展開。節々で歌を詠むことがさもあたりまえな事とは、備えている文化水準の高さが轟く。詠う歌がおもしろくないところが面白い。自分への記念としてうたってるらしい。池や丘にも命名してみながら旅が進む。誰も歩いたことがないような、ネパールとチベットの境らへんの険しい土地をすすむ。日本人って凄い。さまざまな局面での、危険察知、周囲のひとへの観察眼が昔の人だと思えない親しさ。周囲のひとは、鮮度が高いひとが多い。いきがいい、というのかな、悪徳の度合いにしても過ぎたようなの。

ファスナーだったところをファーにして、フタ付きのポケットになったってこと。ウエストポーチ。完成。

TORABARA きさらぎ7日

今日は晴れた。おそるおそる、自転車に乗って公園へ行く。公園の階段は凍っていて滑りそうだった。

旅の計画がカタチになり始めている。雨だった場合の観光のことも考えた。露天風呂で、強風とか雨に顔が吹かれっぱなしになって身体はポカポカ平和な湯に浸かっているじょうたいってわたしは好き。雨の日も、露天、営業してますように。

お酒飲んで酔っぱらいました、ねむるわ

TORABARA きさらぎ6日

雪が積もっている。朝、外付けの階段を一段一段、チリトリを使って雪を落とした。とすん。という音。これを聞くの、好きなんだよね、大きく放り投げて、どっ。という地響き。重たいのよ、水が雪になると。

すぐそばの電線に止まった鳥が、ぷくぷくした体だった。ふくよかになっているのをまじまじと見た。

こんな、雪の残る日に、門の横のポストに、郵便が届いたことが妙に嬉しい。全く、水に濡れてない、ほやほやなかんじ。

シチューを作り始めて、お野菜をボイルするところまで進めた。明日、ルーを買ってこよう。それと、なにか針と糸で作業すること。ウエストポーチを冬仕様でファスナーではない留め方に改良する。兆しが新しいかんじがしている。

TORABARA きさらぎ5日

今日は雪が降る。今日は雪が降るにもかかわらず出勤する。今日の出勤は、早退になる予感、それは4時の気がする。

2時に、帰宅することになった。わたしの周りは、雪に興奮気味な反応をしていて、わたしも、雪、雪。と思っていたけど、帰路の駅は普通だった。

このまま、家の中で今日も明日も過ごす為に、お楽しみななにかを買って帰ろうと思い、それは上等なナッツになった。

雪が積もり始める前に家に到着できたことで、びっくりしたきもち。こんなささやかなことでおどろくなんて。

夜の時間に、ずっとやるといいとおもっていた手直しを始める。ウエストポーチのファスナーがとうとう壊れているので、いきなり糸を切って外した。ファスナーではない留め具に替えるかも、手をかけると愛着がわく。

TORABARA きさらぎ4日

曇天。公園をひとまわり歩いたけど帰宅して家に篭っていた。

温かいココアを鍋でふつふつ沸かして、あまくして、ブランデーも落とした。

ベーグルを作る。200回、体重をかけて捏ねる。ふっと作りたくなった。

うまそうなの、出来た!

りんごのパウンドケーキを焼く。型抜きクッキーは材料を量って、いったん仕舞う。ルーティンで、クッキーを焼いたりしよう。卵の黄身でテカリがついているような、星型クッキは、おやつの基本だと思う。

外が暗くなったらワインを飲み始めましょう。暦のうえで立春。家でやることの10のうち、1、出来た。

TORABARA きさらぎ3日

節分は、一年の中で特別。とても早い時間の神社へ行きまして、境内にて朝の太鼓が轟き鳴った。体の芯が振動するほどの音。さらに太鼓の音に近づいて、連打のところで、おおぉ、節分のバイブス、これを体験しに来たのだと思った。ぐるり外周を歩いて廻って、おとなりの公園を通って、

最寄りの駅に帰る。コーヒーと真っ黒なドーナツを買って、梅が咲いてる広場でいただきました。いったん、帰宅。

晴れてお出かけ日和ですので、どこかへ行きたいのだけど、それが何処なのだろう。都内の温泉へ行くことにして、その道中にある文学館で、衣裳デザイナーの展示を見た。

こういう分野でしごとをすることのはしり。仕事の機会が途切れなかったことを眺めて、途切れない作業がたまたま事務作業ってこともあるとおもった。上流で水が涌いて、川になって、大海に注ぐかんじはしなくて、こういう川が、こういう川なまま。と思った。ご本人も、これは映画なり舞台なりのパートタイマースタッフのような領分だとインタビューでおっしゃってた。

こういう分野って、現代は、これはダメという抑制が外れているから飛躍的に自由表現が得意になってると思う。

仕事の筋と併走することに拘らなくていいということ。仕事と括らないですきなようにすごす。惹かれるほうへ没頭することで自ずと、わたしにはわたしの道がうしろにできているということ。そしてそれを展示したりしなくていい。

温泉そばの夜景。

TORABARA きさらぎ2日

冬の太陽は低いところに昇って、部屋の隅のほうまで、あかるくする、色あいのようなのが、部屋ですごしているときの、季節のかんじかた。それと、真っ暗になってから、庭をフットライトで照らしているおとなりさんの灯りが、澄んでる空気のせいか、うるうる揺れて綺麗だ。

今日って呼ばれていたところに行っていない日。たぶんれんあいにおいて痛みも痒みも味わったことがない幼稚でしかないひとのあたまは、金で。食事で釣って。或いは自分が偉いという、ひとりよがり。

嘘なパタン。待ち合わせまでのソワソワ、その時間に一体何をして過ごすか。自分のベルトを選んでいた。小さいご自分の見た目を取り繕う為の道具選びが今ですか。聞いてきょうざめした。

本物は野性味がある。他のことが何も考えられなくなる。駅に何時に来るように言って、その時間にすこし猫背で早歩き、血相がかわっている。四つ脚の獣みたいな鋭いまなざし、左手だったとおもうけど私に渡そうとしているプレゼントの包みを鷲掴みしたまま、極度の緊張がこちらに伝わる。まだわたしを見つける前の、わたしを探すそのひとの真剣さ、改札前はドームのような広い空間で、人を縫うように徘徊してる、が見えてしまった。ドキン。射抜かれる。

ひとはうそはつけない。15分余っててショップに入って自分のベルト?は今見なくてよくない?相手のことでいっぱいになれないその行為が、だいたいその後のそのひとを語ったとおもう。

しょっぱながテストだったんです。

TORABARA きさらぎ1日

TV会議が昼過ぎからあるというので、カメラチェック、自撮りモードでたしかめて、とにかく、化粧しないと。それと、こんな機会は滅多になくて、手で携帯持って、カメラを向けてたって事だけど、上から映すといい。若くうつる、下から見上げると老けてうつる、の法則。

手で持ったまま、時々どアップになったりしながら、それと背景に、紙風船のモービル、折り紙で作って飾ってるやつがぶら下がったまま、ここにはツッコミは入らない。絵画カレンダーもそのまま映った。今月の、めくりたてのやつ。会議した他の人たちは会議慣れしていて、ちゃんと固定カメラ、スーツ姿、作り笑顔が完成してるし。

昼休憩に、外せない用事がもうひとつあった。肉の日ですから。スーパーは、人混みになって盛り上がっていました。

そして落ち着いたころから、粛々と掃除をしていた。拭き掃除は、邪念までも清まる。

セーターを編み上げた。この後で、イケテル形になおしてみるかも、他にも、自分で編んだものを、みなおしてみようと思った。トライ&エラー。で、自分の才を育てる。

透かし編みと、二重の袖の対比。