TORABARA はづき24日

午後2時発の、空港行きバスに乗る日。

県立美術館の藤田嗣治さんの、「秋田の行事」を見たらいいよ、朝はゆっくりホテルで過ごそう、なはずが、放浪したり道に迷ったりして、ギリギリ、10分もないようなギリギリでバス停に辿り着きました。

朝、千秋公園に市場が立っていた。ここを、廻る。自然農法で作った、野菜とか並んでいた。お抹茶を見つける。青大豆で作ったイヤリング。白神山地に生えてた草を摘んで乾かしてお茶にした、というのも買った。よい出会いだった。コーンポタージュスープを、試飲させてもらったやつ、美味しすぎて、目が醒めた。

朝の蓮の池
御隅櫓

神社さんへ、行く。彌高神社さんは、紋がふたつ並んでいて、雰囲気が、独特だった。

しばいぬをなでてもいいよ、というテントがあり、よしよし。とくびのうしろをなでた。

桜の木とか噴水。
芝生地帯

バスがちょうど来てたので乗った。紙のお店に行ってみたら定休日だった。

平屋。ここで連綿と商売がつづいていることに感銘がある。
この建物、デザインも、構造も、日本の宝だ。贅を尽くしたお部屋の調度が、よかった。

竿頭祭りの実演があるのに、空港行きの時間になるから帰るしかなかった。そして直後、道迷いをして、

せっかくホテル真横に美術館あったのに、行かないまま時間切れになってる。次に来るための口実みたいになった。行き当たりばったり、がある旅、だからこそ、好いのだけどね。

飛行機出発が30分遅くなるとかで、わっぱ飯をいただいた。これも、よかった。秋田に、すこしでも長く滞在できるといいなという願いが叶った。

わっぱ飯と、納豆。

水筒に、秋田の日本酒を入れていた。なにげにお食事のとき、飲む。それと、空港検査のとき、日本酒ですと申告したら、係のおねえさんが匂いを嗅いでたしかめますね、クンクンと日本酒の香りたしかめてて、なんかニヤリと笑い合った。日本酒王国なのだね、こころゆるまる旅しました。

TORABARA はづき23日

朝、4時に起きる。5時、温泉に入り、ヤクルトを3本氷入れて飲む。ここに泊まったときの儀式みたいになってる。

7時18分発、新幹線。席を指定しない買い方を、改札にいた係の方が、券売機まで付き添ってくださり手続き出来た。

乗り換えがたった3分。なんとか走って、それらしきバスに乗る。出発。地図を途中で買いたい。これも、バス運転手さんが親切をくださり、アルパこまくさにて入手。

秋田駒ヶ岳

雨ではないけれども濃霧。こんな日に山には入らないこと。と事前には思ってたのだが、無理ないように恐る恐る、無理っておもったら引き返す。と決めて入山。

わたしの動物的勘で、熊の気配がむんむんしている場所だった。わたしがここを通ることを、とにかく熊に伝える。道中、鈴を鳴らし、大声で歌を歌い続けた。オペラ。音程を、練習しよっと。モーツァルト魔笛の中から、夜の女王のアリア。つづきまして、韃靼人の踊りのメロディ。ハハハとかトゥトゥトゥトゥとか、ハミングしてた。

道中の、お花が繊細で、咲く時を知ってる。という存在なことに、わたしの心は踊っている。お天気がよいときは、どんなふうだろうか、まるで雰囲気が変わってそう。

ウメバチソウが、この日、花盛りでした。
トリカブト。伸びやかな旬を迎える花。
なんてなんてささやかな美しさ。水滴を纏った、ヒカゲミツバ。
火山の岩っぽい山、見えてます
新道、進んでいきましょ。
おおお!ここで大きな蛙が跳ねて右の茂みに入る。背を向けてじーっとしている。こちらも負けじとじーっと見てたら、もうわたしがいなくなったかどおか、蛙が首をまわして振り返って、可笑しかった。
セイヨウオオバコ
ヤマハハコ
オオハナウド
アザミ。ノアザミ?
ワイルドな光景。花が木みたいにぐいぐいと巨大になったかんじ。霧のなかで映える。
イタドリ
ホタルブクロ属ききょう。風鈴でいうところの紐が長いタイプ。
この紫陽花の花芯の淡いピンク色が、なんてなんてかわいいの。しばらく魅入っていて

花に夢中で、ゆっくりと、登る。大きな岩があったのでカメラ向けたら、にゅーっと動くものがある。蛇!

蛇が立派に育ち、生息している、なんて豊かな山!

巳年なので蛇の写真は宝物だね。

エゾマツ
エゾリンドウ
ワレモコウ
ヒヨドリバナ
なんか霧なまま
お花畑を進む。

初めて行く場所で、視界に波立った水と、黒い土と、枯れた板って、なんてシュールな視界だったでしょうか。とりあえず、板の道を進み、人造物の屋根のシルエットが浮かび上がったときの安堵感ったらなかった。

ここはどこ
この光景は、記憶に残る。
霧の、記念写真。

山小屋の中に、自然公園管理局の保安官さんが3人いらして、山小屋の床修理をされていた。登山を労われ、もうここで下山することにした。シャクナゲコースは、初めて歩くひとには難しい。保安官のうちのひとりが、先日の大雨で沢がどうなったか点検するためシャクナゲコースを歩くから、後ろから付いていくように勧められた。

ありがたい。秋田駒ヶ岳を歩いて40年のベテランさんと山歩き出来たのだ。

横岳登頂

ここから下山する途中に熊出没の痕跡があった。アリの巣を掘ったらしい。生々しい木皮の剥がれ。だいたい1カ月前のものらしい

ひー
保安官さんの後ろ姿
よく花を保ったね、コマクサさん。
オキナクサ属
アオモリアザミ

こちらは高山植物ってよりも野草だよ、とのことでした。

保安官さんは、朝購入した地図を書いた人、御本人さんでした。ガイドを直々にいただき、贅沢な同行でした。山を下りた。

アルパコマクサから、田沢湖をのぞむ。

午後、下界は晴れていた。田沢湖遊覧船に乗る。とくに御座石の神社さんの辺りが、青色がおどろくほどの水青色だった。

光が降臨
わわわ、この青
すごい、いい場所だね
湖の上に虹が出ていた。もっと濃い色で、虹だったんですってば
ババヘラアイス、出没してた
田沢湖駅さようなら
蓮の池。ライトアップしてた。
束の間、秋田の街に花火。試してたのかも。↑にじむがめんのなかにはなびのひかりがあるクイズみたい。

ぶ厚い体験があった一日でした。

TORABARA はづき22日

朝4時に目覚めて、出発準備する。あんがい、当日になって思いつくことがあり、早朝の空港を楽しむはずが、ただただ移動する時間に入る。

空港でチェックインして、なにか飲む間もなく、飛行機の時間。

飛び立つ。
陸地の、ととのった眺め
山の上空をすすむ
海岸線が見えて、旋回。

到着した。秋田駅へ、いちじかん、かかる。

秋田発男鹿行き、10時38分。羽立駅にチャーターしたタクシーと待ち合わせた。

ボンタン太めを腰の下にウエストをずらして穿いたオジサン。ご挨拶してタクシー車内に入ったとたん、金と時間の相関関係みたいな話でわたしのことをまくしたてる。初対面の相手で、緊張もあり、それにしてもいちいち話の着地点がネガティブだ。わたしはタクシーの背に凭れかかり、反撃。

っていうか、話違うし。灯台にだけ行くならバスで行けたし。見どころはどこですか?話通じないまま、手元の男鹿地図にある、見どころを回ってくれ。と注文した。2時間限定のチャーターの最終地点が駅じゃなくてよいです、灯台からはバスもあるから、2時間後に灯台で下ろしてもらう。

結果、とても上手く回れたとおもう。タクシーオジサンと険悪だったけど、時間を追うごとに、サービス業としてもちなおした。

ニノ目潟から戸賀湾をのぞむ

八望台から、360度の眺望。

広い空が見渡せる。
こんなに海がそばなのに、湖は真水。
こちらは一の目潟。右左に、湖が見渡せる地点がある。道路が高台を走っていて、道路の幅分だけが高台。

カンカラ洞へ移動。足元が、どこでも歩けるアウトドアブーツなので、しばし岩をよじ登り、好きに撮影を楽しんだ。

そしたら、なんと、わたしの背後にカメラマンさんが居て、わたしの動き回る様子を撮影くださっていた!!こんなことってある?!奇跡。みたいな時間が連続している日。

岩をよじのぼる
ふいなしぐさ
岩に座った。
天空に天窓がある。形がいいよね
こんな道を通った。

さらに車でぐるりと島の西の見学をする。大桟橋。

釣り人いるかな、と目を凝らす。いたみたいよっ&白糸滝。こちらは車道からだと溝に水が流れてる、という眺め。
水族館脇の、火山岩の隙間に、別の時期の火山岩がにょきっとのぞいた光景。

入道崎へ。ここでタクシーは時間切れ。さようなら。灯台を見て、バスで北浦へ。

雪の時に目立つように、縞々。
ここにも奇岩たち。

灯台のスタンプを集めていて、無事に押印されましたとさ。北浦、というバス停からタクシーでなまはげ館へ向かう。タクシー代片道1800円。なまはげ館から駅までタクシーで戻る場合は、5000円どころじゃないとおもう。バスなら200円。それでなまはげ館滞在が、たったの1時間で、駅への最終バスに乗る。男鹿駅前にスーパーマーケットがあり、ここで30分お買い物出来たから、このタイトな時間割でOKだったとおもう。

店や、展示会場が時間の制限があるのだから、もしもレンタカーで自在な時間で回れるとしても、結局店は閉まるし。バスとかタクシーでせいいっぱいまわれて、良かった。儚いけれども。

なまはげと化すわたくし
のりのり
横向いた
よおよおってポーズ
悪いこはおらんかね
おおぬさ。をにぎるなまはげ。
髪をさわる。

ほとんどなまはげ。わたし、なまはげだわ、なまはげを知ってるってかんじがした。憑依?だったのか。単独旅で、はっちゃけてて、自分でウケてた。

土地の人と、言葉交わせたのも良かった。みなみなさま、ありがとうございました

宿に戻り、名物鶏弁当をいただき、温泉に入り、気持ちがいっぱいで、お酒を飲まないまま酔ってるような、いい夜だった。

TORABARA はづき21日

明日から旅だから、高揚している。水回りで気になっている所を、ひっくり返して磨く。そうとうさっぱりした。旅に行ってよし!

蝶が飛ぶのと、ぶつかりそうに何度もなっている。今日は、青い蝶が、公園の広い芝生にいた。

鳥の鳴き声、轟き渡る、なんて名前の鳥か、姿は見えない。

尾が長くて、飛ぶ姿が鳳凰みたいなやつ、濁音の鳴き声。が、自宅の軒下きんぺんに宿っていて、おお!また来いよ、とおもっている。

TORABARA はづき20日

しごとが終わるころ、残業したほうがいいかんじになってて、汗だくにもなって、電話ケイヤクの手続きの続き、に待ち合わせに、15分遅くなる。とレンラクしたのだけど、なにしろ電話設定の途中だから、それを相談しに行く用事もあって、電話ケイヤクに行ってるひとにレンラク届かず。

電話ケイヤク相談は、まあ、つつがなく終わる。

その後に、図書館に本を寄贈し、美味しい夕ご飯を食べに行く。洋食屋さん。ウルトラ。

今日は、株取引に、最高の出来栄えがあり、それを讃えた。経済活動に参加してるってこととおもった。

ねむる前に、山についてのLINEのお返事を書く。熟考して、文章を書いた。ことばは自分に対してつむぐのだとおもう。自分の中の自分の居場所が落ち着くようにおもった。

TORABARA はづき19日

西陽がさす時間に、窓辺に吊るした観葉植物の、葉のシルエットが、向かいのふすま戸に映し出され、それが惚れ惚れするほど、堂々とした立派ななりで、

しばらくみとれていた。

何日か前になるけど、朝陽が東の窓から家の中を差し、ふすま戸の壁が、えもいわれぬ赤に染まった。朝の産まれたての色。これも、良かったな。

TORABARA はづき18日

出社。

お昼ごはん、行きつけの麺屋さん、すでに12回通っていた!先月から300円値上がりしたらしい。前の値段が、良心的で合っていなかった。塩味から醤油にチェンジしてた。具に仔蛸が加わった。

残業してから、ショップ一巡して、お買い物は、なし。帰宅して、お酒を開けて、地味なつまみを盛り合わせた。

冷奴。キムチ。めかぶ酢。

ごはんに、春先の苦い蕗、漬物の胡瓜をのせた。渋いね。

TORABARA はづき17日

ソワソワしていた。いきおいで来月、大きな旅行計画の予約した。それと、来週行く場所の、観光案内所に電話を架ける。聞きたいことを聞く聞き方がわからない。その山の、素敵な雰囲気は、電話口のひとからは伝わらなかったけど、危険な場所ではない。あとはお天気次第で、行こうかな。

ソワソワしたのは、こんなはずじゃない、ここじゃない。ジタバタしたというか。間近に、嫌なかんじのレッテルを貼るひとがいて(ダンナ)、落ち着かないこころもちになりがち。

シゴトに誘われて、シゴトの間中は、フレンドリーな会話が満載だった相手(雇い主)が、わたしへの賃金支払いの段で、5ヶ月も後ろ倒しにした。馬鹿にするのもいい加減にしろよ、交わした会話の総てが、舐めスカした、という彼女のこちらへのベース(基本的態度)。に塗り変わったとおもう。裏切り行為だよな。

壊れた関係は、この先、戻ることもない。「壊れてもいい」と見限ったから、わざと失礼な処遇をした。というところも含んだまま、わたしは嫌な気持ちになった。

父は、公表しなくていいことを、わざわざ、本に書いた。父の知り合い全員に配ったらしい。親戚へも全員。そして誰に読まれたか不明。親戚のなかに、わたしと親しいひとは、いない。例えば父以外で、父が何故、わたしを晒しものにしたか、父は頭がおかしい、と父を咎めてくれるひとがいれば又、景色は変わると思う。

ただでさえ、悪意が漂うような、親戚一同が、覗き見の如く、わたしの奇行を、父の文章によって知り、陰で噂をするかっこうのネタにする。せいぜいが、わたしの話の使いようは、噂のネタ提供かとおもう。これに耐えて親戚達と、今後付き合うのかわたしは。集団に(親戚の束に)火をつけて燃やしてしまえ。

父の神経、実の娘が病気をして外を徘徊したと書き、あんなの娘に非ず、と書いた、その神経が、許せない。父は、なんにもまずいと思わなかったから活字にして出版した。わたしはそれを父への絶句にした。

なんにもまずいとおもわなかったから書けたのだろうから、もう言うことは無い。

怒りの再燃もあったけど、内なる焦りがほとばしる。ラジオを聞く、読書する、節々で、ことの運びがあり、積み木みたいに、なにか出来そうだという、畝りがある。それを、掴むのだが、その前に要らないモノを捨てる。捨てるだけ捨てる。