TORABARAはつき25日

家を出発して徒歩で、駅近くなって、もしかしてお財布忘れたか、かばん空だったわ、引き返す。じかんのロスじゃね?とおもったけど

神社さんの手水舎から門をくぐろうか、というタイミングで、大きな太鼓の音が鳴り響く。じかんの照準が、ピッタリ合うようにできている。

国立博物館へ行き、国宝を見る。友の会に入っちゃいましょ。しっくりきた。ここが開いてるときになるべく、ここに来よう。チラシの、薬師如来さんの螺髪に、グッと惹かれたすなわち、呼ばれたっビビビビ。

お姿に涙ぐんでしまう法華さんがいらっしゃった。お顔なのか、存在ってだけがこんなにホッとなれる、歳をわたしがとったから、仏に近づけば近づくほど仏が美しいことを悟るのかも。

それと、ここに来る前に、カツカレー食べた。凄いカツカレー食べたいって時にいただけたから良かった。

TORABARA はつき24日

映画館へ行って映画観る。三日目。熱烈なファンがいらっしゃるらしいけど、どこがいいか知りたい。そして、世界の見え方のまるで異なるタイプが、一定数いらっしゃることを、目の当たりにした。三時間、居眠りをところどころした。大きな画面に人の顔が大きく映っている。二人だけが静止して映っている。テンポがゆったりしている。画面の色は綺麗ですね。表面的な特長は言えるけど、わたしの心と鳴りあうところはないかも。

次の駅へ移動。なにやら祭。わたしを掻き立てるわけでなく、わたしは平坦な気持ち。わたしはズレてるかもしれないけれど好きなことに向き合っていこう。お目当てのお化粧ショップで、一点一点の商品をくいいるようにみる。欲しい物は、買っちゃおう。いいものをイロイロ見つけた。

そして温泉へ。急などしゃ降りになっていて、露天風呂で、まっ裸で雨を浴びるたいけん。それと、プールで泳いだ。地下の食堂へも行く。食券の自販機が、うまく作動しなかったときに、すかさず後ろにいた若者が助けに来てくれた。たとえばキムチ丼を買うとして、とかボタンも押して実演して教えてくれたのだけど、こんどはキムチ丼のボタンが消えなくなる。

わたしは気を利かして、その若者にキムチ丼、ご馳走したらよかったか。きっと若者、キムチ丼、食べたかったんじゃない?

TORABARA はつき23日

フォーラムのクーポン券は期限きたので消えてた。

アフターワークのお出かけは、新宿の映画館へ。てっきりクーポン券は使い回せるとおもったから出かけた。せっかくだから、目星つけてたインド映画、観よう。クーポン券をお金払って、もう一度発券いたす。

昨晩の映画と、なんだか似てたわ、わたしの今ほしがる傾向は、こういうバトルなのかも。えげつないくらい女同士が戦っているし、本音が剥き出し。インド女の性格的片鱗か、つい旅行中にいきなり口争いをしたインド女を思い出した。カーリー女神。破壊と殺戮が喜び。らしい。

映画館に、大判のポスターがあった。

昨晩は、真黄色の長ズボン、大きなおリボンさんが腰に付いてるやつを着た。今宵は、真っ赤なワンピース、大ぶりなピアスも付けた。派手な週末は、ばんざい。街が明るくなるよね、レンガの道ど真ん中を闊歩。

次回はトレーにチュロスとかポップコーンのせてみよう。ごきげんな時間だね!

TORABARA はつき22日

アフターワークに、お出かけをする。先ず、お化粧をする。バスに乗り、渋谷へ行く。

フォーラム、という映画館で使えるクーポンを持っていたけど、東北地方のフォーラムグループ映画館だったらしい。クーポンが使えないと判って、Uターンしそうだと受付のお兄さんはおもっただろうか、普通にチケットを買った。キワい映画を久しぶりに見よっと。

ふだんの行動範囲ではない辺りへ出かけたから新鮮だ。渋谷フォーラムへは、多分10年ぶり。

デビルクイーン。

ブラジルの70年代の空気がそのまま映ってたとおもう。悪人上等。血の気の多さ。警戒アラームの音が、効果音として、音楽の代わりにながされていて、それは中心人物、デビルクイーンの心情だったりした。翻訳ではオカマと言ってたけど、近年のそういうひとたちの印象は、装いが美しく、逞しさがチラ見えする、異世界の心優しい生き物。かつては、青っ白くて、病気をおもわせる風貌、女に化けきれていない化け物。お決まりの網タイツ。憶えがあるカンジ。特上に娯楽だった。ラストシーンで腹から笑いがこみあげた。性悪説のまかり通り方が、可笑しい。

そのまま華やいだエリアの夜を散策した。映画館に向かう時に、背高のっぽな女、わたしのあたまの位置がおしり、くらいの外人が目の前を歩いてたけど、帰り道は、銀髪で全身銀色の服を着た、コンビニの天井に頭が届きそうな外国の男が、おどるみたいに立ち現れてた。なんか映画のシーンに入りっぱなし、みたいだ。

わたし自身を外へ誘い出して、とてもよかった。

TORABARA はつき21日

朝、薄暗いバスルームにて。手を洗おうと蛇口をひねったら、シャワーから水が直撃。わたくしの服はびしょ濡れになった。しばらく、ぽかん。と濡れっぱなしになってた。スカートもTシャツも、腰のあたりが全体的に水びたし。

カラン。の方のレバーにしていたはずなのに。いつもは、しゅんかんてきに目で確かめてるのに、忘れた。え?わすれるって?

記憶がしゅんぱつてきすぎる症状。

夕方、図書を返却するつもりが暴雨になっていて、お出かけはやめた。デイヴィッドリンチのドラマを日付変わるまで見てた。

赤ワインの、メモ。mencia21 スペイン・ビエルソの地で造られた、黒ぶどうメンシアのワイン。ガリシア語が使われている文化圏であり、ブドウ栽培はローマ時代から始まっている。聖地サンディアゴ・コンポステラへの巡礼者が伝えたであろう、ブドウ品種のルーツは謎。華やかで優美なお味。プロポーションが秀逸。

ひと口めから、まるでちがう、もの凄くうまいワインを見つけたわーーー

TORABARA はつき20日

出社した日。

ランチに入ろうとしてた店に、ザザッと列ができていたのでアキラメタ。即座に次のこうほの店。へ行かねば。食いはぐれるかも。それでハンバーグ、ちょっとランチにしては高価な店。ガラガラで三分の一しか客が入ってなかった。周辺は軒並み、行列ができているのに。以前よりも盛り付けが雑になってた。どうかクサクサしないで、がんばって下さい。

就業後のショッピングは、ふらふら、お化粧コーナーでバラの香り、シャンプーが欲しいか考えた。本屋で次の観光地を選ぼう。それと怪獣のキーホルダーを見つける。豪華なチーズセットもいただいて帰りましょう。

モチモチしたやつが入った、ホットドリンクが欲しかったかも。おやつはロシェチョコとホットカフェオレだった。

TORABARA はつき19日

旅ふつか目。

チェックアウトが12時らしい。もっと早く出発すればいろいろまわれるのに、旅館の時間を守ることを優先する家族のひと。朝食が立派だったのに、昼12時にステーキ屋に行く。食べて食べて。というのが家族のひとのヨロコビらしい。モヒートを飲んだら、すこしお腹空いた。本格的なステーキを、ちょっと無理して詰め込む。合わないひとに合わせている。ことわるほどじゃないけど、わたくしにとってはありえない予定の組み方。

そして、交通経路が敷かれたレール通りな移動。登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船。人生の枠も、身動きなどとれないようなレールかも。進むしかないような。何故か急いて、混み合って、いっしょの箱のひとの様子をうかがい、途中の眺望をそこそこにして終点へ。湖という最終地点。お決まりなコースに冷めてるっけと自覚した。

神社さんへ辿りつけなかった。湖畔に散歩道がある公園をまわったらくらくなりはじめたので帰りました。雨がけっこう降ってきたとき、ちょうど木が屋根の代わりになってて、雨に当たらなかった。

元箱根発、山の中を走るバスから、山肌が見渡せていて、モクモクとした木が生い茂っているのを、眺めることが大好物なので、バスに乗ってるとき嬉しかった。

いまいちなまま、なにかはゆるまった旅。

お宿は、川のせせらぎの音がお部屋で聞けててよかった。標高が高い、高原だから涼やかだった。大涌谷は、さむいくらいだった。

TORABARA はつき18日

夏の旅行。朝になって荷造りした。出発したら携帯電話を忘れてることに気づいた。ま、無くていいか。とおもった。

家族と旅行。まるで期待していない。まし。に過ごせるとマル。だとおもっている。チェックインの時間を、義務みたいな守り方をして、暴飲暴食、観光地は、ほぼ廻らないだろう。

当たり。ひとつ、美術館へ行った。おわり。

お宿が、若者向けな場所というかんじ。居心地が、ちょっと残念だった。ホテルのサービス態度があんまし好きじゃないやつ。

家族のひとは、普段ひきこもっているので、こういうお出かけが精一杯なのだ。そして、わたしはその不器用さを眺める。このひとと出かけているうちに、なにか、そのうちにいとしいところがみえてくるといいとおもう。