TORABARA しもつき23日

公園へ行って、またしても帰り道、焼き芋を買う。今日は、明治神宮さんへ行こう。

神社の、南門の、向かって右。町田JAが野菜で宝船を奉納されているあたり、わたしが通り過ぎたそのしゅんかん、枯れた小枝が、頭に落ちてきて当たった。御神木の松が、古い枝を振り落としてきたのだ。しばらく、痛っ。と、あたまをさする。なにか叱られたか、わたしの厄を落としてくれたか、年寄りに智恵をききたいところを、ネットで調べてみることにする。

わたしがいかに守られていて、目を付けられて、ますます開運する印で、神社の小枝がちょうど頭に落ちてくる奇縁、と書いてあった。すごいすごい、と、気持ちが盛り上がる。

宝船、JA八王子さん。

参道を歩いてゆくと、本日は赤飯を配られる日だそうです、ぴったしのタイミングで、列に加わり、お赤飯を頂いた。紙の袋に、三角お赤飯のおにぎりが入ってた。

かき揚げ蕎麦と、ビール。こちらは、週末の定番になってる。

新宿方向へ歩いて移動。ユトリロ展を鑑賞した。

緑を使って、建物を描いてる。モノクロならぬ、ワントーンで、緑色で、ノートルダム寺院が描けてしまえるなんて。植物ではなく、建物が、緑の国になってるのが、よかった。
同じ家を描いてる、初期のころのやつ。
同じ家シリーズ、額がおもしろいやつ。
同じ家、右にある塀を念入りに描いたバージョン。家の後ろの壁の質感も好き。
同じ家シリーズ、雪が降った。

ユトリロは、アル中の治療で絵画に没頭した。という伝記を読んでいたけれど、冴え過ぎる神経を、ぼやけさせるために、お酒を必要としたのかな。白い建物や白い道路を、延々と描いて、息が詰まるように感じることもある。本人の熱量は、100枚の絵を成り立たせていて、わたしの好みは、そのうちの1枚を、たまに観たくなるかんじ。

おしゃれ男子、が道歩いてて、もしかして、と思ったら同じ美術館(ユトリロ展)に、吸い込まれたので、おおっいいね。とおもった。

美術館の後に、材料屋さんへ行く。ワンピースのお直しを賜ったので、ファスナーの開きを布に置き換える、という細工にとりかかるのだ。

ひと目で定まる。帰宅して、ミシン、アイロン、型紙を切って、進めた。だいたい、仕上がりが見えた。

TORABARA しもつき22日

午後2時から、ヨガ予約している。朝、公園へ行って、帰り道に焼き芋を買う。

ヨガの後、映画みて、府中へも行く予定だったのだけど、とすると、ヨガマットは荷物なので借りることにするか?など考えてて、結局、あと2回しか通わないから、ヨガマットを担いで出かけることに名残惜しくなり、チャリ。自前のマット、使いましょう。

ヨガの時間、終わってから、映画みるまでの間、植木物色して、ブルーベリー、育ててみようかな、と選ぶ。鯛焼きは、餡こ食べた。店内の、水道の蛇口みたいにひねるとほうじ茶が出てくるやつ、をコップに注ぐ。いざ、映画館へ。客はたった7人。第7の男、イングランドの、ディスカッションの様子が映ってる。翻訳されている言葉の、意味が追えない。一度見ただけじゃわからないね。居眠りも少しした。

府中、ググッたら、お祭りは今日じゃなかった。本屋で、駅から歩いて登る山の特集を、買って、帰宅。

お金で何かを買うことで得る豊潤さ。を味わっている。20歳頃のわたしは、「買う」ことで潤すことができてこなかった。親の金でもなんでも、お金は、環境を作る力を、持っている。人の成長を促す力です。

教育や文化を、注ぐ。ことに、お金を注ぐ。という方針を、わたしは持っている。買えなかった頃を経たから、わたしは、お買い物に、鮮やかさがある。

TORABARA しもつき21日

今日、しごとおわると、三連休ですって。残業して、焼きそばたべた。

注文してた本が届いて読んでるところ。ラジオで、この人の存在を知る。21才という経験値でしかないので、本は、物足りなかった。出版社がハイエナと同然で、餌食としてのキラキラ21才、握手できます、プレゼント渡しましょう、なんてイベントもセットしていて、同じ手法、ネットで話題、何十万超えのファンがついてるひとをターゲットに、薄い本を書かせてるかんじ。高校時代のカリスマっていう経験が、つい2、3年前ってコの、その話に、このひとのよさは宿っていないよ、と言いたい。

というか、本に対して、言いたい。本の、のろさあつぼったさ、SNSに対して劣勢でしかない立ち位置を、本にとってほしくない。本の崇高さを、本を出版するひとたちが履き違えだしていますよね。

アートな存在の、そのコの話。抜群なのは、ユーチューブで、それぞれ1話ごとが、かなりなクオリティーの作品だとおもう。かぎりなく、なにげないふりで作られていながら、そのまま、生きもの、という形容詞。宇宙人が見ててもおもしろいっていうとおもう領域。

ところで、新潟行ったとき、市立美術館の常設展には、わたしが度々イベント参加していた冒険家の作品が展示されていた。改めて、美術館に展示される視座を獲得してらっしゃるのか。景色の見え方に対して、どのような意味をもって眺めてあるか。時間を経て、こちらに見えてきたことを確かめた。

この冒険家は、サービス精神は必要ないのかもしれないけれど、わたしは10年くらいかけて、イベントに行くようにしていたのだが、サイン会で、よく来させていただいてると申し上げた節に、知らない。全然。と、無関心そのものな態度で、他人事だったので、失望してしまった。

冒険家にとって、講演会の類は集金行為であろう。そもそも、若い頃から他人の金でほっつき歩きやがって、とか、時に投げやりな登壇者だよなこの人、とか。今までも、なんとなくかんじている不満な面が、いっきに、噴出した。

かんじが悪すぎると、わたしのような客が吠えるよね。

イベント先がいつも新鮮で、わたしはせっせと出かけて行き、おうえんしたい気持ちでいたとおもうけど、もう、止そうか。しくしくと泣けてきた。失意の日に、モンブランの大きめケーキ買って家に帰ったけど、逆に、モンブランと、かなしいような気持ちががっちり結びついてしまって、今日に至る。

年を取ることで、浴びるかもしれない扱い、が、見え始めた。冒険家しかり、今回の旅行先での、無表情なぞんざいな輩に、垣間見たのは、同じ理由の無礼さかも。これが重なったせいで、気持ちのささくれが怪我ってほどの大仰なじょうたいになっている。

TORABARA しもつき20日

出社。昼は不味い、ソバと牛タン食べた。きゅうくつすぎて、飴たべて、なんとかやりすごした。

夜、旅の写真現像をする。とても祝福された時間の中にいることを、ありありと、感じる。こんなに凄いっけ、刻々としたじかんごとに、思い出が詰まっていく。旅って、すてき。

お宿、屋上からの眺め。

風が強い日、雨の日も、観光を楽しみました。ね。

TORABARA しもつき19日

旅から戻り、しごとしてて、陽気に明るく、しごと時間を終わる。

旅には学ぶようそがあって、それがまだせいとんできない。それで、夢にまで出てきて、老けてないよ、田舎のひとは、都会のひとにきおくれしたのだ、田舎の劣等感を引き出してしまったか。みたいな苦い思いがベースになっているストーリーの夢だった。

家のひとは、しきりに、花柄のキルトズボンを穿いたことがまずかった。モンペみたいな服が、島のひとをばかにしたみたいな格好だったと評してる。

しかし、意味を振るのはわたし。出来事は、そんな意味をしていないってこと。

TORABARA しもつき18日

朝の散歩で、今日は、田んぼを歩くとよかったんじゃないの、とよぎってるけれど、お宿のお部屋で、ゆっくりしていましたのよ、ほうじ茶を淹れたりして、10時、チェックアウト。

ときの森、に午前行き、

ゲージの中で育っている
外にもいた!
白山神社の境内へも入る。
燃ゆる赤。
午後は、大野亀へ向かう。海そばで、バスのドライブよ。
木々の向こうは、二つ亀。
二つ亀
大野亀に到着
登ってみよう
海も見える
あと少しで頂上ってとき、バスの時間なので引き返した
風、強く吹いてた
ずいぶんと曲がりくねってる道

バスで港に戻って、カーフェリーで新潟に戻り、新幹線の時間まで、土産ものを買い増やしして、東京に戻りました。

初めて渡る島へ、行けたことが、感激。

TORABARA しもつき17日

風速10メートル、みたいな朝。

窓からの景色。

お部屋を出て、廊下ななめ前の景色に見惚れて、そのまま朝食会場へ行き、戻ってみてどっきりする。わたしの部屋のドアが半開きなまま!景色に駆け寄って、そのままだったんだっけ

バス時間まで、散歩して、お能舞台がある神社さんへ。昨日、チャリで、すぐ近くまで来てた所。

鳥居も立派です。海見渡せるところは、風で波立ってました。

あ。やわらかでらっしゃる。
ん。なで肩なせいか、やさしくみえるわ。

バスに乗って、宿根木へ行く。途中の田んぼに、朱鷺がいる。バス運転手さんがマイクでいきなり、興奮して、前、右、見て見てー、10羽以上、朱鷺、朱鷺、朱鷺ですー とかアナウンスされた。あわてて窓の外を見た。カメラは間に合わず。この後、1羽、羽を広げて飛んでる姿も見た。のどかな景色がつづいていて、すてき。

冬の海になりつつあります
舟、漕ぐよん
舟を作る木の、技術で作った、古い家並。舟で使ってた木をおさがりにして外壁にしてあったりした。
塩やさんに、塩。の看板。
角。一番古い家ですって。
郵便局です。
水路に降りて洗濯したり、野菜洗う生活。

宿根木から、小木港まで歩いてみようかな、と公道に出た途端に、1日に2本くらいしかないバスが、ちょうど来たっ。乗るしかないよねっ。乗る。小木港へ到着して、観光案内所へ入る。観光地といえば、さっきバスで通り過ぎた矢島と経島だったらしい。せっかくだから、歩いて引き返す。30分くらい?バスで通った道を引き返したというわけ。

港風景。
港風景。
空には雲。風も強い。今日という日の表情。
海の風景。
到着いたしました。矢島。昨日まで、たらい舟を営業していて、今日は、ひとっこひとりいない風景。
わーお、海のそばを歩けるのね
舟の、家
わーお、朱塗りの橋
風光明媚ですな

観光を終えて、矢島口のバス停へ戻る。港へ戻る最終バス、があと3分で来るって時に、ワゴン車が止まって、ドアが開く。乗りなさい、小木港に行くでしょ?佐渡島は、バスすくないから、ヒッチハイクで移動しなさい!みんなとまってくれるから!とまくしたてる人。

バス来るので、と言いそうになりながら、乗っちゃってみたわたし。旅ですのお。降りる時に、お土産をくれるヒッチハイクの人。おどろく。ご自慢の柿、柿の仕事をしてらっしゃる方ですって、持っていきなさい。と、持たせてくださる。いただく。

日本人は、神なひと。が、いっぱいいるよ。

感涙、みたいな気持ちになったまま、宿に戻る。

TORABARA しもつき16日

朝、ホテルにタクシーを呼んでた。港まで行ってね。そして、タクシー運転手が、やけにフレンドリーだった。昨日のタクシー運転手さんに、寿司の美味しいところ、弁慶教えてもらって、本当に弁慶行ったと言ったら、旅は温泉は、草津がいい。草津に行って。とおススメしてた。僕、3、4回行ってるって知らんがな。自分を語るの、なんなの。

船だー。うきうき。

大っきいねー
うみねこの留まり場
工場の煙突の、もくもくした煙。
出航
海と太陽
空の雲も走る
島、見えてきました
いい感じ
灯台
わお!灯台と船

チャリをレンタルして走ったけど、どこにも、目的地に辿りつかないまま、ただ、湖そばを走り、道まちがえたかもと引き返し、やっぱりあってた!と同じ道をまた行く。そうこうしていて、時間になる。

加茂湖から丘を登ったら、向こうに海が見える。陸地が狭い、ここ、なんてかんじがいいの!

と、おもってシャッターをきったのだけど、左の林立したさらに左に、神社さんがあったみたい。気がつかなかった。すぐそばが、宿泊先だったので、神社さんへは翌朝行けました。ここ、温泉が湧いてる。

チャリ。田んぼと、湖。
八幡若宮社。紅葉がいちばん見頃で美しかった神社さん。境内に、満ちた世界があった。
うん。
あ。

バス出発の時間。金山へ。

橋の飾り。大漁の鯛。ずいぶんとでかいね
金山の見学。
この道を上がったところに、金山を護る神社さんがあった。階段、最上段に、お猿さんが背を向けて座ってたよ、やあやあ、と声かけた。左に首を捻り、赤い顔、しばらくこちらの様子をみてた。あわてて、茂みに飛びおりて行った。トタンっトスンっ。みたいなまとまった音が聞こえてた。ホップステップジャンプ、と、草の上を駆けていったみたい。
道遊の割戸。今日は、とっても綺麗に見えているね、と何度も来てるらしい後ろの人の話し声。こういうタイミングで聞こえる、タイミングの祝福があるかんじを、なんていうっけ、天使が囁いてるって言うっけ。
降り注ぐ陽射し
夕陽を浴びてる
夜、蜷川実花さんのイベントに参加した。割戸が、うきあがって見えてる。

アート空間。

足早に、相川に向かって歩く。バスが40分後に来る。道路は、とんでもない山道、真っ暗闇である。へ?ここ歩くの?と、ためらったけど決行。

山間の、Vになった道路から、満天の星空が見えてた。道、ずっと。外灯が無いため、ものすごい煌めき。こんな星空を、見たことがない。音がしてきそうなほど、光が強い。なみだがでそうなまま歩く。時折、車が走ってきて、人が歩いてることに気付けよとばかり、手元の懐中電灯を振り回した。そう、ちゃんと懐中電灯を準備していたわたし。こんなこともあろうかと。

そして、バス停まで山を下った。それらしき建物、バス停?なのかよくわからず、交番に寄って、バス停がどこかを聞いた。あ、やっぱりあの建物でしたか。初めて来るって、こういうことなの。なんにもわからない。バスは7分後に来た。けっこう、ギリギリで間に合ったってこと。

そして、バスで港へ戻るも、もうあたり一帯が寝静まりかえっていた。タクシーも呼べない。歩いて宿まで行くか。携帯の電源がこころもとないくらいに少ない、にちかばちか、宿へ電話。工面をくださり、有料で送迎してくださることになる。なのだけど。投げやりで無愛想な運転手が、しぶしぶ来てて、は?このかんじか。というしつぼう。寄っていただいてるコンビニで、ジュースとか渡したほうがいいやつ?めんどくさいね、田舎の村社会め。

わたしは遅れたので目を付けられた。とくに、翌日も、若僧の運転手の、表情が消えたまま、今日もコンビニ寄りますかだと?昨日のオジサンといらない情報を連携しやがってる。こういうの、かいふくの糸口をさがせないままだった。

土地のことは好きになっていくのに、ホテルは、だめな気持ちが残った。