TORABARA ながつき15日

晴れた。

民宿は、男女最大6名が泊まれて、おトイレは1コ。わたしに、これは無理だった。昨晩、夕食時に、こちらも長机でずらっと顔を合わせる、とにかく。隣室の無口めの男が、食後にありえないくらい爪楊枝を口中に掻き回していて、おいおい、食卓の視界に入るところでそれはやめろよ、というか、こいつと同じトイレは、無理。と思いました。今朝、せめて隣人たち、早々に出かけてくれたらよかったのですが、ダラダラしてるので

おトイレ行くのをやめて、早いバスに乗った。

晴れ渡る、南国風景
咲き誇る、花
ハイビスカス

栗山橋から歩いて海に出る道の、手前に、砂地になっていて、歩いて、海辺の植物の茂みから、ヤクシカが急に走り出した。慌ててカーブを曲がりきれないほどで、ぐっと左に舵を切ってから体を倒しながら右へ走っていきました。

きゃっほー!!野生の屋久鹿に、遭遇できたなんて、これも奇跡に数える。この光景は目の裏に焼き付けた。

それと、記録しておくこと。わたしはこの道で着替えたっ。滝に行くのに長いズボンはちがうよなーと思って、短パンになる。誰も来ませんように。ちゃんちゃん
滝の入り口
あおあおしています
こんな道
滝が近い辺り
ふんだんに水
大川の滝
ぐっと近づいた
わっ!虹が出たっ
滝をみた後に、港へ向かう。大きな葉っぱだねー
フェリーに乗る
港をはなれて
よいお天気
開聞岳が見えてる
光のシャワー
桜島が見えまして、

鹿児島港へ到着した。ホテルへはタクシーで行く。夜の天文館あたりをさんさく。お土産に、焼酎を選ぶ。お洋服の試着して、

一晩迷ったけど、買っちゃうか

TORABARA ながつき14日

縄文杉へ、まさか歩いて行けると思っていなかった。チャンスの神さまの前髪。昨日、観光案内所に現れたひとが早朝登山バスチケットを購入した、その時に、日帰りで行けるって知った。この運び。

早朝のバスは、10分早く、暴走していて、わたしは宿から懐中電灯でかろうじて山切り拓いた狭い道を下り、公道へ踊り出た、そのしゅんかんに、バスが来て、乗れた。やや、1分おそかったらのれなかったってば。開いた目がふさがらないような驚いたままなじょうたいで屋久杉情報館に到着。

真っ暗な中、屋根付きの空間から溢れるほどの人・人・人。この日、さんびゃくにんくらいが登山したみたいよ。空には月や星が見えてた。

5時20分のバスで出発。登山開始は、6時。

むこうの雲に朝日のピンク。

山から湧き水があるのを、両掌を柄杓にして、口に持ってゆく飲み方で、喉を潤す。水筒には熱い日本茶を淹れてきている。梅干し。自分で漬けた大粒なのをラップして持ってきている。最高だった。いつまででも歩ける、水とミネラルだね。干し無花果もおやつに。

木々が生い茂る、空気がおいしいところ
木が枯れることもドラマチック
もともと木材を運ぶトロッコが走ってた跡地を、延々と10キロ歩くってコースです
水平に木の葉が伸びゆくかんじ。生命力が満ちている。
こんなかんじの道。
葉っぱに厚みがある感じ
大山神社さんに、道中の無事を祈った。苔の階段がすてき。
この辺りは若い木だね
長い時間の中で、ゆっくり曲がったのかな。
光の照す森
わー、いい感じに光る
光りの撮影会。なんまいか撮った。
あおい
何筋もの光
川は、いくつも越えた
左下に自分の指がぼやけてうつってるね、クセかも
三代杉
晴れてて、みどり
大きいよね
翁杉
ウィルソン株
大きい大きい
夫婦杉
北展望台に到着したとき、どしゃぶりになる。一帯に霧がかかって、幻想的な世界になった
来ましたねー
霧の中の、縄文杉
霧の一帯
正面展望台
もっと近寄って見たい。さわってみたい。こんにちは、杉さん。わたし、やっと、来ましたよ、と話かけた。

ここに来るなんて夢。旅の力は、すごい。

ガイド付き軍団が、全て下山するのを待って、独り占めをする時間。それにしても、ガイドの蘊蓄って、うるさかった。日本語がひっきりなしに聞こえている山の中って、金輪際ごめんだわ、とおもう。何かのレースみたいに、マナーだのタイムリミットだのに縛り合う、見張り合う、比べ合う要素。

この日に泊まった民宿の主が、この島でガイドという職業を立ち上げた創始者だった。観光化して、収益で島を潤す。同時に、歴代の先人が賢者だったからこそ今の屋久島があることを、敬う。島の尊厳を体現するような人物だった。縄文杉へは、最大で7名くらいのガイドツアーでしか行けないように、整えたいらしい。

率直にわたしの意見を申し上げた。木と遠い。なんなら手で触ってみたい。間近で匂いを嗅ぐとか、実感をしたい。

ここに関しては、展望台を4メートルの地点に設置する案を出していたらしく、協議する学者連中15人くらいのうち3人しか賛同しなくて廃案になったらしい。残念でした。

山道、宮之浦岳へつながっているほうへ、少し足を踏み入れて、昼食。ちかくでカエル?が鳴く声が聞こえているよ
木の形態がさまざまだった。
ばんざいしてるみたい
陸橋から白い花が咲いてるのが見えて、引き返してシャッターをきる。
化け物みたいに大きな葉っぱ。シダ類ですな。

事前に5種類くらい、葉っぱの名前を覚えてから山に入ると、山の中で見つける楽しみができる。天候が好き時で、登山してるひとがすくないときはあるかな。宮之浦岳への一泊登山を試みてゆけるとき、登ることを憧れる。もともと女人禁制だったらしいから、遠慮のきもちがあるというか。ツアーでしか行けない流れは、わたしにはそぐわない。ツアーが牛耳っていることに、わたしの内なる自然の聲が、がっかりしている。

TORABARA ながつき13日

始発の京急で羽田空港へ行く。ターミナルをまちがえた。飛行機のキャンセル待ちは、第二便に懸けることになる。カウンターで、かなり時間かかって手続きしてくださる。手荷物を預ける。引き返すときは、又受付に来てくださいとのこと。第二便に乗れなければ、以降の便は乗り継ぎが全て満席で、もう8じ5ふんにかかっている。

南ウイングにて発表されるのかどうなのかじっ。とベンチで固唾をのんでまちかまえた。

呼ばれたー奇跡!!わたしの一席だけ、キャンセル待ち乗車が叶う。

晴れて空の上
こんなに幸運でいいのだろうか、という気分

用意されたお席は、窓側だった。渡り廊下を歩いて、プロペラ機へ。午前中のうちに、屋久島に到着。

プロペラ機に乗り換えた。翼のあたりに雲がかかって、そこに虹があらわれた。

南の国に来た。

海が透き通ってみえた
到着
空港そばの観光案内の、旅コンシェルジュさま。あいすべきおばさまありがとう。ほぼわたしの旅を組み立て始めたてくださる。公共交通機関しか使わない。地図をプリントアウト。必要なバスチケット、バス時刻表、なにもかも持たしてくださる。昼は、空港食堂で飛魚唐揚げとうどん。身支度をして、土産品、いっこ購入。そして島の店ではこれが唯一の買い物になった。

ヤクスギランドへ、GO!

舗装された道を、約1時間、歩く。すぐにタクシー乗ってここに来ると、2時間居られる。それだと飛魚唐揚げはナシ。どっちがよかったんだろ

千年杉
見よ、幹に生い茂る、ちっこい葉っぱ
天気が良くて、もったいないくらいな日
青青していました
大きな岩
森ですね
栄養がほしくて、杉に絡まる木。そのまましめころしたりする。と解説してあった。
仏陀杉の、コブが美しい
わー!この、扇状にさす光に出遇えたー!
なごりおしくもじかんになりました
バスの窓から絶景がつづく
山と海
道路、拡張工事してました
バス車内から、右も左も緑の道を進む。バスで旅する醍醐味は、これ。
車窓風景を楽しみながら、本日のお宿へ。

最寄りのバス停。迎えに来ていただけるとのこと。上空に、2羽の蝶が舞う。

明日朝が3時起きなので、支度に徹しましょ、お宿の人がAコープに車停め、買い物の間、待っててくださった。夕焼けを見に行きたかったので、もどかしい。車で永田浜に飛んでいきたいっ。それと、星空見上げたい。のをがまんして明日に備え、おとなしく洗濯して風呂入った。寝た。

TORABARA ながつき12日

4時とかに起きて支度。植物にお水をやる。食事する。出発。電車の乗り継ぎもうまくいってた。45分前ころ、飛行場に到着。さあ、Eチケット用意しよう、とケイタイを取り出した。出発ロビーへ向かう長いエスカレーター中腹あたり。それで、ギエッとなった。

欠航。の二文字がメールに見える。今、初めてケイタイ画面見たっていうのも、なんなんだっけ、たまたま、家の時計見て、道中は、行き先のガイド本見てた。ケイタイの電池セツヤクの為、見ないようにしていたっけ。

一本か二本うしろの便になるのかくらいに予想していたが、昨日の雷雨で、ココに飛行機が来ていないから、もう、本日は、キャンセルの受付も終わるってアナウンス。

なんか、それならそれと、切り替わって、今日という休日のリスケすればよかったかもしれない。こんなに気持ちが、行きたい気持ちになっている自分。わたしがわたしに約束した、この旅が大事なのだ。できる限りを尽くすため、空港にアクセスしやすい駅に宿を取る。この決断をするまで5時間かかってる。

空港にて、途方に暮れていた間、飛行機展望台とか、充電コンセントそばのソファとかに座っていた。うわのそらで、自分がしっくりくることをさがしていた。

空港のそば、見たことないエリア。

ホテルへチェックインして、荷物置いて、一路、神社へゆく。いつもいただいているかき揚げ蕎麦を、食堂で注文した。ビールも。そののち、自分の家に帰宅。へんなかんじ。いないはずのわたしがわたしの家にいるよ。持ち物を変えてみた。なにか、方角変えみたいなことをして、明日のキャンセル順番待ちに備えよう。

わたしが行くはずだった森に思いを馳せる

TORABARA ながつき11日

暑くて、季節の変わり目でもあり、周りの人たちがまとまって不調になってる日。わたしは、すこしだるさがあって、ゆるゆるとしていた。

万歩計を、今日、始める。実距離で、日本一周を目指すマシンを手に入れたのだ。目標は7000歩なのだが、今日は雷はげしく、とんでもない荒れ模様で、家にいましょう。せんぽくらいは歩きましたっ

整形手術した、田舎のひと。わたしの毒牙は、いきおい、なにもかも、ダメになる。旦那のステイタスがある職業を鼻にかけて、本人は、娘ふたり産んだから、それが人生で成したしごとのすべて。就職したことは無く、学校に入った、その所属を、いつまでも握りしめている。記憶をする特技、あんがい、有能な気配を漂わせているけれど、その有能を、社会の役に立てる方面に一切つかっていない。

せかせかと勤めてるしかないひとたちに、マウントがある。自由の身、であるとおもってるかもしれないけれど、行動はセコセコしかしていない。

みたいなひとか。

再来月まで期限がある展覧会を、忙しいといって断るわたし。ずっと忙しいのか。そうではない。そのひとと一緒に行きたくないだけ。女という括りが正しいかわからないけれど、親しくなり方を忘れている。もうすでに一掃している。けっこう長年の付き合いがあったひとの、話題内容が癪にさわり、離れたし、つるんででかけたい女が皆無だ。芸術家のひとなら、つるめるかも、真の、芸術家に限る。

ところで、明日から、旅。たのしみすぎる。

TORABARA ながつき10日

朝、草刈りのひとたちが門のところに来てらした。庭の、お手入れの、日付けはとくに連絡くれなくていい、勝手におねがい。と言っていたので、今日ですかそうですか。とおもった。

ご挨拶を対面でする。どの木を残すか、柚子と南天。あんまし短くしないで。土に力あるから、雑木が逞しく育つから、わたし、イチヂクの木を植えようとおもってるんだよね

と、庭師の人に話した。たのしい。わかってくれたみたいで、その通りの仕上がりになってたー。

イチヂクの苗木、よういしなくちゃ。たのしー!!

TORABARA ながつき9日

夜、ヨガへ行く。呼吸について学ぶクラス。1分間で吸う吐く吸う、たったの3アクションしただけの、深ーい呼吸をした。寝てたくらいも、リラックスしたのかも。いいクラスを受けて良かった。

帰宅したら、だんなのひとがナポリタン作ってくれた。赤ワインも飲んだ。

TORABARA ながつき8日

出社。また、口紅を忘れる。忘れてると困るものは、全部カイシャに置いとこう。よく忘れるやつ、ハンドタオル、口紅。最低限の帰宅交通費も、置いとくか。500円。

旅行してる時に、イニシャル刺繍をしてようとおもう。レタリングの図案の本を手に取った。しかし、すんでのところでやめておく。もっと無機質に、文字のレタリングがのってる本がよいかも。画材屋さんにあるような気がする。

4か月前に知り合った女のひと。旅先で、2日連続して偶然、会った。1日め、登山する山。2日め、植物園。

こんなご縁あるかしら、と連絡先を交換したのだけれど、東京で会う機会つくってみたら、なんかちがった。日常のしがらみを共有したいわけじゃ無いというか、ただただ薄っい、浅っい付き合いを増やす趣味が私には無くて、

地方に住んでいる場合に、人同士の趣味が合うというのは稀で、なんでもよくて、群れてさえいれば、なんか安心。みたいな地方人種の特殊なノリ?知り合いになったら連絡とり合うもの。と決めてしまっているかんじ?ってあるとおもう。

身内のケガ病気があり、東京に来ています、ということで、気の休まらないような、しかも手術当日に、わたしを付き合わせて食事してますって状況だった。ケガレ時に、そこに人を結ぶような行動はやめてほしかった。しばらく席を離れていて、手術会場すなわち病院と連絡取り合ってる主婦。その間ぼけっと食事会場にいるわたし。

しらない娘の、石が溜まったとかいう写真を見せられながら、わたし、食事がおいしくいただけるわけなかった。大変な時に絡むことでシガラミはできるけれども、シガラまなくていい。という結論に、なる。

病気の話題から、こちらを詮索されて、体の悪いところを吐かせてみる、その人の話題展開も、テストして悪いけど、「無い」。お肌きれい、と褒めたら、まさかの整形手術施術してるひとだった。こちらを整形手術目線で、どこにどういう手術したらいいかアドバイス始めそうで、余計なお世話。こういうひとと、付き合いを持てば、顔を合わせたときに、ビジュアルの老化具合を数えあげられそうだね。そこも、「無い」

旅先で、バスに乗る代わりに、駅まで方向が同じなので乗せていただいた。こんな借りをつくるんじゃなかったか。一度は会って、手作りのポーチお礼にお渡しした。もう精算終わりでいいっすか。

おともだちになることなんて奇跡。かしょかしょを記憶よみがえらせて、なんか嫌だった。という記憶の部屋に、入れてしまう。テレビドラマを私は見ないのだが、まるぺけ(テレビドラマ)をわたしが知らない。からの、急旋回で、趣味項目を箇条書きされるみたいに、一体何が好きか、問いがはじまるかんじ。短絡に、ぬい。(ぬいぐるみ好き)とか、決めつけられる、このかんじも受け付けなかった。