TORABARA むつき12日

氷を入れたグラスに水を注ぐ。一口飲む。また、一口。このたびに、氷の奏でる音が高音になってゆく。

今日の夜は、水が一番おいしかった。

夜の時間に散歩した。ぐるり、となりの駅に行って帰ると、6000歩。水曜木曜、ほぼ歩かなかったことを気にしていた。というか、目の前で手が震えるほどいかってる人、いかりをしずめるために手を震わせている人を見たことで、病気に傾いた人って、苦しいらしい、という他人事。そもそもの歪みが、ちょっとありえない。

ありえない、ことをそのまま言った。親や兄妹におおやけにすることで抑止力になるなら、共有したい。一本道のバス、交通機関の渋滞だと言って、わたしは帰りを待っていた。日付け変わって、翌朝になっても帰ってこなかった。連絡がそれきり、LINEが既読にならない。事故だ、どうやって調べる?ニュース?

その翌日、わたしは出勤して、顔が引き攣ったまま過ごした。どんな事故がありえるか、身元が不明で私への連絡がこない状況か。到着駅周辺の事故を調べる。バス会社に電話する。などの行動をとった。

この時間を経て、帰宅した家族のひとは、酔い潰れ仕事へも行かないで寝ていた。バスの中で、急に酒。が飲みたくなった衝動らしい。それなら連絡しろ。しつけられかたがあまい。その人の親に言いたい。徹底した習慣を身につけさせておけ。連絡は、しろ。

連絡は、入れろ。この話を、親に隠したいらしい。親元に行った帰りで帰ってこなかったら、普通、親に何かあったか尋ねるだろ、私は、その人の親の連絡先を知らなかった。そこももどかしさ。

今、この出来事が含む問題の中の、優先順位が、親に自分の癖を隠したい。が筆頭らしい。わたしはしずかにいかり、その人は手を震わせていかった話。

TORABARA むつき11日

とりあえず、なんとか起きて、仕事も始めて、午後3時すぎて、はっ、パジャマのままじゃん、おもむろに部屋着に着替えた。

来週は、和歌山県を旅するか、近場に泊まりに行くか。近場の方に予約入れたけど、熊野古道ですって、ぐぐっと調べ始めている。

夜の時間は、ラジオ聞いて、毛糸編みした。

夕焼けが赤い

TORABARA むつき10日

朝は公園へ行った。昼は郵便局で切手購入。写経を12回、奉納してゆくから。夜は映画観に行きかけていて、ぐびぐびと赤ワインを飲んで、酔っ払い、何もしなかった。毛糸編みとか、針と糸の細工とか、ミシンとかアイロンを使う作業でのこしてるのがいくつかあるのだけどね。

10くらい、やらなくちゃが有るな。

とか思いつつ、寝た。

TORABARA むつき9日

あらら、寝坊。

いろいろやる事あったけど、夕方にまわした。セロリ筋取って、マリネにする。百合根の茶色いのを包丁で取り除いて1分茹でる。小魚とカシューナッツの飴からめるやつ。メロウゴールドと人参のヘルシーパウンドケーキを焼く。

ワインを飲みながら、全部、できたー。

真空状態で起こっていた出来事みたいな冗談みたいなことがあって、とても自分の等身大ではないと考えている。私に向かう形容詞が、そこからつむがれることのすべてが異質だった。わたしがなにに陶酔できるか。今の暮らしの中には、わたしを低めるトリガーがずいしょにある。菌による微熱みたいな、濁り弛み。ノイズがある。

真空状態だったほうを、わたしは悪い思い出としか振り返らなかった。商品みたいなコミュニケーションって出来る、ことを実験したみたい。あいての、人物が夢に顕れて、感情的に泣きじゃくったりしていたのを、不思議に無機質に眺めた。なんなの、へんなの。と。

当人からの手紙。わたしらしきすがたをみかけて動悸が止まらなかった、というくだりに泣けてる。夢が、再現されているかのようだ、その形容詞には収まれないとおもっている。わたしに足りていないのは、公のわたしがなんなんだという辺り。もしもなにものかになっていたらわたしは、のこのこ、上手くいっていることを見せ合いに、その場所へ行くか。友人になれそう、ということばは、友人に誘うものではない。

TORABARAむつき8日

家の風呂に入るかわりに、都内の温泉へ行こう。おもいきり体を伸ばして、温めて整える。隅々まで、時間をありったけかけて体を洗う。

わたしはいっしょにあそぶ友人がいないけど、風呂の愉しみは、一人っきりで満喫してこそ。特に、水風呂のひんやりした中で、瞑想にも似た静けさは、格別な禊ぎのようだわ、

外気の寒さに顔を晒して、体がぬくぬくする露天風呂も、外が寒すぎて尚更気持ち良かった。ここに来ればよかったのね。低迷しているときは。

悪いものが落ちた、なんでもやってみよう、という「氣」が、湧きました。

温泉の後、ビール小と枝豆、の後に場所を移動よ、ショッピングビルへ。そして、何しに来たかハテナ。三連休最終の夜で、店員さんたちが気怠そう。寄ってこない。冷静に見渡してみると、ここってオバチャン服じゃない?宝石の売り場の場末感も相まって、無な時間だった。地下食品コーナーで、いいもの見つけて、帰るとします。

読んでいる本が面白くなり始めた。それと、LINEの返信もしました。帰宅したらすることがあった筈だけど、翌日の早起きに託して、ねむりましょう。

TORABARA むつき7日

原宿と表参道を歩く。狙っていた、カレンダーが、まんまと今年も売れ残っていて割引な価格。去年学習してなくて、仕入れをすくなくしなかったのね!よかった。オキーフは抜群によい画家。

まだあたらしいとしにわたしがなじまなくて、なにをどこへいってやるっけ、こうどうようしきを、きょねんとは、丸っとかえてゆく。

ファッションビルと、お洒落ビルと、昔バイトで通ったビルへ行った。バイト通いしてた頃に行くのが楽しみだったスーパーにも寄りました。イチゴさんの試食してるよ、

帰宅して、七草粥を作って食べた。縁起物を嗜む。なるべく嗜む。今日の成果は何なの、おおよそはなんでもない日でした。

TORABARA むつき6日

松の内ならではの、麗らかなお天気だこと。

綺麗なお洋服を選んで回っているときが一番、好きかも、宝さがし。モールへ行き、時間が飛ぶようにすぎた。

昨日の仕事帰りに、となりのモールで、とても気に入った羽織りもの。を見つけて試着して、是非欲しいから、買って、わらいがとまらないほど、機嫌がよくなりました。この、ハイな気分の延長を、休日のモールで、次々よりどりみどり。

お正月というと、大胆なこころがあって、今年こそオシャレしましょ。わたしが力を注ぐことの焦点を、オシャレ。にした。え?オシャレ?一年の計は、元旦にあり。を、色々言い替える。松の内にあり。節分にあり。誕生日にあり。

究極オシャレなろせんって有る。永久的な次元で、ソレ。人とか物の、アンテナでソレを知っていたりして、わたし。すこし寒かったのでチョッキ買って着た。このチョイスが正解。お買い物、上手でした。

TORABARA むつき5日

今日は、出社になってよかったとおもう。内に籠ると、うつうつとなり始めるから、なんでもない、知らない人と会釈かわすことだけで、凍りそうだったなにかは、溶ける、解ける。

お正月飾りと、門にくくりつけた若松を外して、燃えるゴミで出した。災害が和らぐようなお役目を、担ってくれていたかもしれない。わたしがお正月を祝おうとしたことが。災害へ、わたしが出来ることは、ヤフーの募金。くらいか。

もう絶縁しているような人から毎年、年賀状が届く。そして私の住所表記が誤っている。この女の人から私への無礼を数えて、忍耐を超えたため、わたしからは拒絶反応しかなくなっている。住所誤りにしたって、ようするにその女の誤認に至る薄眼。坊主憎けりゃ袈裟まで。

郵便屋さんの手を煩わせて、届くのに5日も余計に費やされている。これすら、異様に憎しみになっていたため、住所録の誤りを直してくれという意味の事を、丁寧にしたため、なぜか赤い字で書いた。郵送することにする。

わたしが義理で年賀を書いていた頃、10数人の宛先だったけれども、呪いのリストだったみたいな酷い軋轢が、次から次へあった。裁判になった大家とか、罵りのメールが50通来る頭おかしい女とか、陣容が悪すぎるだろ。この残り滓みたいな、機械的に年賀出してくる、執拗な女に、今回対応が必要だよね、という逡巡を含めた徒労感が、ハンパなかった。

回復するためには眠りが大事。