TORABARA さつき31日

雨が降っている朝。家の内にこもる。朝食を終えて、読書して、編み物しながら、クラシックを聞いて半身浴をする。いつのまにか昼の時間。シャケを焼いた。ブロッコリーサラダ。

その後、台所の掃除、毎週のルーティンで、換気扇を新品同様に戻す。冷蔵庫の棚を洗う。風呂場を、カビっぽいところのすべてに、強い液体をかけた。液体中毒なのか気持ち悪くなる。風がまだ強く吹くけど雨は止んでる。外へ。図書館に予約してた本が届いている。それと本屋へ。

今朝の読書で、上下巻の大作を読み終えた。さらり、と読めた。この作者の本は、全部かな、読んでいて慣れているというか。熱量が穏やかになっているのは作者の年齢が高くなったことをそのまま顕している。作者が70歳を越えていて30歳半ばの女性を、酸いを知ってると描いていた。歳。をとって変わらない核が、ひとりにひとつあって、その人の、その核に属した物語だった。批評に晒されるため、こういう部分をなんて言われるんだろ、というガヤガヤした読み心地がある作者。わたしの肩を囲んで語ってくるというよりも、その他大勢の為の、私自身の読書にならない感じ。

夕方、近所老人と、スターバックスで待ち合わせた。なんだか焦ったような、アンテナが狂ってるような日。本当に欲しい物、本当は行きたい場所、と合っていたか。本当にやりたかったこと、よりも、やるべきことを手繰って、からまわりなのだ。

世の中について。先週旅先で、点けたTVで、知ってる先生がしゃべってらした。わたしが事務で仕事してた時に、わたしと知り合いとして接してくださったヴァイオリニスト。出演されてるゲストさんは、声楽家の、教授会長つとめた先生の、娘さん?苗字が同じ。わたしにとっての狭いはずの世間が拡散されている見心地。

わたしに、多肉植物を教えてくれたお兄さんが、日本を代表するような多肉植物の専門家になってらして、何千人も、フォロワーのいる生活開示みたいな状態。最初の本筋からぶれないなんて、おそれおおい。ふらり。会いに行ってみたい気持ち。

わたしがする「べき」と位置付けたことが必ずしもではないのだと思う。そのひとの本来の筋にそのひとが合ったときに、何千とか何万とか、そのひとのノリにノルみたいな状況が生まれる。人に受け入れられて、ノリノリになる場合もあるけれど、わたしみたいに

タイミングが合いまくる、奇跡みたいな時間が連なることで、わたしはわたしに合ったことを刻々と為していたりして。天からの印みたいにすいすい進む。

すいすい進むことが、あなたへの知らせ。

TORABARA さつき30日

週末。雨が降ってる。デスクの、横に置いている百合の花の蕾が、ひらく。そのとき、音がした。お部屋が静かで、この貴重な音を聞けることが、ふかいよろこび。

窓の外、すぐそばに野鳥の鳴き声。飛び交ってゆく姿は、いつもあまり見えないのだが、胴体がぼてぼてで、翼が小さくて、低い声で鳴いてるやつ、が窓のすぐそばを飛んでいった。近しく親しくおもう。

夜、映画みる。一週間前の今頃は、旅だった。ちょうど旅先のBSで放映されてて流し見してたのを、最初からちゃんと見た。ミッションインポッシブル。

家のひとと、作ったものを売る、にまつわる話をしていた。というか、物を作ったことが無いひとに、作った物を捌く、ということが扱えない場合が多い。どうしても、「処分」みたいな言い方になってしまう。

わたしが、こういうのを作っている、というのを店をして広げて、作ってるものに興味あるひとが集まる。この光景を楽しめるか。わたしがそれが楽しいか。

そのときにお金に引っぱられるのが一義なら、やらないほうがいいとおもう。表現が一義。になれるなら、やってみるといい。

いきいきしてますね★と褒められた多肉植物。

TORABARA さつき29日

やっと朝、水道代をコンビニで払う。日付けが昨日までだったので受け付けてもらえないかも、とハラハラしたけど、少なくとも翌朝まではセーフだった。

昼、八百屋へ買い出しに行く。しょうが。レモン。家のひとのカゼ状態が長引いて、こちらに及ぶのはかんべん。わたしにとって予防のため、家のひとの治療のために、生姜さまさま。蜂蜜檸檬紅茶。

夜、ヨガ教室へ行った。あらたまった、とくべつな時間になった。ひとつのレッスンを、味わえているので、通うの、いい機会になっているね。

帰り道、降り始めたりして、と話してるのを聞く。あら、雨だわ。傘をちょうど買い足すつもりだったので、そばのファミマの、ワンタッチ開閉タイプ、黒い折りたたみ傘を入手。風がなくてしとしと。しっとりと夜を濡らすというか。快適な走行。わたしは子供の頃から自転車に乗るの、慣れていて、片手運転がなんて安定してますの、片手運転が、資格制度になったとしても、こりゃ受かるナ。と思った。

TORABARA さつき28日

水曜日。しごと終わってから、帆立炊き込みご飯を作って、いただきました。わかめと春雨とスライスオニオンを、胡麻風味の、旨ダレをかけていただきました。

カルディで売ってた旨ダレは、リピート決定だね。

TORABARA さつき27日

残業をすこしして、チーズ、ワインいただき、はやばや、寝た。

朝、神社さんに行けそうだった。行きたかった。家の中のしごと、することにした。洗濯した。それと、植木に水やり。

家のひとは、わたしが旅した丸3日間、カゼで家の中に引きこもっていたらしい。停滞した空気を、挿し花がすべて引き受けたような枯れかたをしていて、こんなに水が澱むのかというザマだった。今朝は、燃えるゴミの日で、花を捨ててしまう。さっぱりした。

あすの、粗大ゴミ用のA券にまい。を近所コンビニに買いに行く。ついでに、スイーツを、大きなプリンをカゴに入れた。レジのひとに、小さいビニール袋ください、とか会話して、はずみでレジのひとがマンゴのスイーツも美味しい、と言ってる。これリアルなやつだ、とピンときて、次回買ってみようと思う。

TORABARA さつき26日

出社。なんて仕事って辛いの、と実感してた日。旅先が楽しかったよー

昼ごはん、美味しい中華麺をいただく。けっこうな頻度で、このお店の、海鮮麺をいただく。毎度美味しゅうございます。

帰宅時に、お買い物、日焼け止めクリーム。それと、高級なチーズ。すぐ目の前の時間を、選ぶカンカクが続いていた。帰り道の、どの路線に乗り換えるか、ほどほどに遠いので幾通りの回りかたがある。どこか寄り道するか、どこか行きたい街あるか、乗り換える場所に、鮮度の素晴らしい八百屋があって、そこからバス?

それか地下鉄の乗り換えのホームに、お店があってスパークリングワイン、飲むのもちょっとよかったナ、などなど迷って、迷ってることをたのしむ。

けっか、素直な回路で帰った。家の中に、昨日までの旅の余韻があった。

TORABARA さつき25日

日曜日。昨日LINEグループになった人たちからおはよう。のレンラク。わたし、知り合いになることとか、付き合い、というのが疎くて、なんか、そわそわしてしまっている。

わたしのペースで過ごすこと。霞ケ浦へ行こう。曇っていて、遊覧船に乗ったけど、筑波山は雲にかくれて見えなかった。

霞ケ浦の、遊覧船乗り場までは、タクシーで向かう。わたしの他に、家族連れ、4人。小さい子、兄と妹がいて、猛烈に妹が泣き続けていた。「絶対に、乗りたくない」と、100回は言ったとおもうよ、それを黙らせるわけではない親に呆気にとられてるまま乗船時間になる。子供の躾が、なんて甘いのだろう、かつてのわたしの家では、わめきつづけるだなんてゆるされないだろ

船に乗るな、降りろ。黙れ。もう帰るぞ。あるいは、殴る。であろう。そもそもどこかへ子供のためのレジャーへ連れて行く、ということは無かったか。

大人ふたりがかりで、泣き喚いている小さい体を横に倒し、担ぎ込むみたいにモーターボートに乗せてた。そこまでして、なんなんだ、引き返すかも、という淡い期待が潰える。小さい兄が、妹の気分を逸らすように宥めていた。パパは、ひと言も言葉を喋らなかった。

わたしは直接は、泣き声に、介入をしなかった。家族の内でだけ姫なのか知らないけど今のうちで、やがて社会は容赦なく、おまえが姫でもなんでもないことを突きつけるのだとおもった。人間という動物の、初期的な、必死な訴えってなんなんだろう、聞き苦しくて不快だとかんじる。毒まみれで生まれてきて、毒を撒き散らし続ける営み。だと観察した。

言語の乏しさが、更なる愚かな動物状態だとおもわせた。これくらい幼い時に、反抗的な時期がある方がマシだとは聞く。例えばわたしのように、大人たちに抑え込まれて育つと、手がつけられないほど屈折する。わかりやすく反発して単純なひとに成長してゆくがいいよ、せいぜいな。わたし、どんだけ気に入らなかったんでしょ、ガキ相手に。

ところで、奇跡的な一枚。船のモーターにびっくりした魚、ボラが跳ねた瞬間を撮りました!

この写真はギフトだよね。天からわたしへの、歓迎のしるし

船を下りて、循環バスがあるらしい、あと8分で最寄りの停留所に来るらしい、と、遊覧船事務所に置いてあったチラシで知ったのだけど、この停留所の具体的な場所が、わからなくて、遊覧船の事務の人に聞く。外に出て、一緒に探すも、わからないまま、事務の人は多分ここだと言って、事務所へ帰って行った。そして、間違ってるんじゃないかな、バス停のポールが無いし、おそらく大通りの方ではないか、と目をやると、

循環バスが、ちょうどその大通りに停まり、走って行ってしまうところだった。そこへ行くには信号もわたるし、もう間に合わなかった。なんたる無念。でいて、まあいいか。効率的かどおかを問うことは旅ではないのではないか。地図を見ながら歩いて、目的地の温泉へ、ちゃんと行くことができた。

温泉からの帰り道、またしても、その温泉地から間違ったバス時刻表を渡された。平日と、土日のダイアが書いてあるけど、今日は日曜日なのだけど2年も前から、わたしが乗りたかった路線は、土曜だけ運行。日曜日は、廃止になっている。バス停まで行って、バス停の貼り紙で知る。なんというか、この朧さは、つまりバスに乗ろうとすることが珍しいから、情報は精査されないまま。

牛久シャトーへ来た。赤ワインおいしかったよ
夢が実現した地。という記憶を持ってそうな土地。
茂り方がすてきな木
大きなワイン樽

牛久へ行き、1時間だけ滞在した。行けて良かった。夢見な気分がある土地。お土産を買って、重要文化財のビデオ見た。地下室の、真っ暗な空間のままになってるところを歩かせてもらってることに、なにか、ここの土地のふくよかな感性をかんじた。

ミャンマー料理店で、カンパイ。今回の旅に、カンパーイ

TORABARA さつき24日

朝早く起きて、朝食ブッフェへ行く。洋食。と決めて、盛り付けましょ。コーンポタージュスープが美味しかった。2杯飲みましょ。

支度して、朝、ゆっくりしようかな、昨日の日記を色鉛筆で描いたりして、リボンの試作、縫ったりして、熱い紅茶もいただく。

チェックアウトして、観光案内所へ行く。昨日、登山したのでそれ以外の、と言ったらスグにバス出発するからそれに乗りなさい、とチラシもいただいた。10分後には、バスの中にいた。

いっこめ。国土地理院へ。ここ、どハマりする。大きなお部屋に地面に日本地図が描いてあり、赤と青のメガネをかけると立体に見える。特に、毎月日本の津々浦々へ出かけて行っているわたしにとって、その土地での思い出を、地図の各所に立ったまま、万華鏡みたいにおもいだしていた。

洞爺湖とか札幌、小樽。
有珠山と昭和新山

火山の観測対象で、日本の中で代表的なエリア。紹介も、詳しくされていた。

地理の教科書とか、好きだったかも。ここに居て終始、ニッコリと笑いがこみあげてきている。時間足りない。2時間弱の滞在では足りなかった。

嘗ては、地図を手描きしていた。よき時代。

書籍とかお土産売り場で、お気に入りを見つけた。というか、旅のテンションで、地図記号が模様になったシャープペンボールペンセットがかわいくて欲しくてしょうがない。みたいに買込みしましたっ

バスに乗る。次の地点は、植物園。直前になって降車ボタンを押した。おぼろげに宇宙の展示施設の方へ行く予定だったところを、成り行きに任せて、ここ。

バラ。
白い花。
メタセコイアとセコイアが交互に植わる並木道
葉のつきかたの観察
似ていて非なる葉
見頃な花。

1時間は、奥の方の森林になった辺りまで散策した。園内アナウンスで、ガイドさんが案内くださるツアーがあるらしく、集合場所へ行った。

植物園の、見え方が、専門家の整頓されたお話を聞くことで、かなりよくわかって、良かった。今、クレマチスが満開というのでそのエリアへ行った時、ちょうどわたしは昨日、似た花の写真を撮っていたのでガイドさんに見せた。

この時、ツアーに参加していた女性が駆け寄る。え?わたしも昨日、同じ写真撮りました。え?昨日いたひと!!!昨日も私達会ってますね!!!

こんなことってある?昨日の筑波神社さんの垣根で珍しい花の写真を撮った直後に、同じ写真を撮ったひとが、今日、植物園にいらしていて、同じガイドツアーに参加した!ツアーは、ふたてにわかれたのであり、わたしがここでこの写真を話題にしなければ知らないままだった。

ご縁とは。なんか、知り合いましょう。とLINEを交換した。植物園の帰り道、車の助手席に乗せてもらい、つくば駅まで送っていただきました。

この方の他に、もうひとり女性が、同じガイドツアーに参加していて、造園の勉強してらっしゃるところで、このかたもいっしょにLINEグループになりました。名前は、植物。なんか、いい。わたしは、このご縁は、

筑波山がわたしたちを出会わせてくださった授かり事のように思った。

つくばからバスに乗り、牛久の方にて本日宿泊。夜は、少し雨が降ってきた。

お宿は、最上階を呉れて、四角い大きな窓からの夜景が、なんてなんて一幅の絵みたいでした。