TORABARA ながつき20日

彼岸の入り。お萩を作り、いただく。

とんでもなく、美味しかった

たった1000歩しか歩かなかったこととか、座ってる丈な時間の、午後に眠くなって、その眠さはどこからくるのかをおもいあぐねて、もしや退屈をしているのかもしれないわたし。しかしぐっと、とんでもなく、おそろしいほど、旨いおはぎを作れちゃったことで、

すごいすごい、わたし。

なのであった。

TORABARA ながつき19日

あしたからは、秋にちゃんとなるんですって。

夜になって、指がくたびれるまで、ピアノを弾いた。モーツァルト SONATAケッヘル545番。第三楽章を、くり返し練習いたしましたの。

ベランダで咲いている朝顔の、花びらがあまりに薄く、最大のパフォーマンスで、花を咲かせたってことかも、畑の土をよくしていって究極に土がよくなったとき、日本で一番花びらがウスイ雑草の花が咲くって。はかない花は、咲く場所を選ぶ。

TORABARA ながつき18日

小田原に、何年かぶりで行った。小田原の街で覚えているところは何もなかった。前に、城に昇ったとき、板の急な階段で、開放された戸から、外が見渡せたよな、という記憶を手繰った。兜が、蜻蛉の付いてるのが展示されていた。月とトンボ。

海も近くて、足をつけた。波がズボンをぬらした。

絶滅している類の、釦やさんで、時代が古い値段が高い、何個かボタン買った。郷愁が漂っていて、つい買ったけど、買うほどのモノじゃなかった。アンティークなら欲しいけど、中国製の安物で古ぼけただけのモノ。150円がこの店を救うわけでもない。

銅門の、打ち出しの横柱が威厳あった。
海。正面突き当たりは伊豆大島だ。

TORABARA ながつき17日

なにしよう。どこいこう。小田原?箱根、鎌倉。そんなに遠くなくてよいか。原宿と新宿へ行きました。

そんなにお金をつかわないでおくか、せっせと、たくさん歩くか、欲しいものは、リュックとカッパ。迷いがあって、彷徨っていた日。

定番になりつつある、かき揚げソバ。生ビール。をテラスのお席でいただく。お洋服やさんのビルにて、ブラックティーと、タピオカ。おいしいねぇ。

いちばんさいごに、材料屋さんに寄った。ひんぱんにここに来る、自分の庭みたいに。というのが、わたしのおさまりどころ、なのかな、バロメーターみたいに、ここから遠ざかっているときのわたしは、人生からはぐれている。のかもよ、今年、2回めだっけ、すくない。

秋の入口は、真っ先に一番いいとおもう毛糸を手に入れている。マーブルな模様、赤も水色も入ってるのがいいかも、セーターのお袖になってるといいかもな閃き。

TORABARA ながつき16日

順応したからだは、じっとり汗をかく。この汗で悪いものが体から出た。という実感があった。

昼過ぎから昼寝して、夕方になった。

最寄り駅の高架下で祭、ぜんぜん練習してないひとたちが、じょんがら節、とか踊ってた。小学生。ちゃんと踊れってば。喚くだけの青年団も、うるさかった。

センスいい店、と思ってた植木やさんの植木、包むときに、アロエの小さい節が折れてしまってた。こうなることが予想できてない、シロウトさんだったら、かなしい。

まちが盛り上がっていきますように。プロフェッショナルがここに集まる土地になっていきますように。

TORABARA ながつき15日

自然栽培の本を読んだ。農業を始める人にとって、バイブルになる本だと思う。自分も経験することで、ここにある一行が効いてくると思う。

畝をつくって、大豆と麦を植えて、土をつくっていって、野菜を育てはじめようか。健やかな土だからこそ、健やかな作物ができて、健やかさを人の体が享受するのだ、すこやかなこころ、は、健やかな野菜と果物を食べてこそ。

しごとをしていることのダメージ。を、クリアに悟る。「劣」なところを牛耳る営みが、ここに有る。このてのなりわいには、「劣」に指をさすことが含まれている。いいえ、ゆだんしていると、どこかしこ、「劣」にひとはとらわれるのだ、それをいかに転じさせてゆけるか。良質で、祝福であるかのように。

どのような意味を付けるかは、わたしの勝手。

TORABARA ながつき14日

お洋服を買って帰った日。ちょうど欲しいやつ。ここに吊ってあったんだ、わたしのお洋服。わたしの深い意識は、ここにわたしの服が届いていることを知っていて、服が見えたとき、あ、これ。と気付いた。というかんじ。

紙の袋に入ってるお洋服を、紙の袋を、何度も、どれどれ。と中をのぞいたりしながら帰宅した。

レモン色が掠れたような、タートルセーター。喉を包むような、寒い季節のスタイルにしましょう、先日かすかに秋風が吹いたから、秋の支度を始めるってこと。

TORABARA ながつき13日

向日葵が咲いたので、切って花瓶に生けた。育てた花のそばで過ごせる時間を貴重におもう。窓から、風が吹いたときに、あ、向日葵ってこんな匂いがしているのだった、その時だけ思い出した。花に顔を近づけても、あんまし匂いはしない。ふ、と匂ったことがよかった。

夕方になって、花はしおれてしまった。猛暑の中で、黄色い花びらがついたのは立派だった。葉っぱはやぶれかぶれ、茶けた。花びらは虫にかじられてる。

せっせと水やりしてた向日葵。