TORABARA☆沖縄旅行2日目

翌朝のこと。その土地のことを知らなくて、地図だと港がすぐそばだったので、行ってみた。島へ行く船が、1日1便のやつが、15分後に出航するってことだったので、するする、乗ることにする。今日は、島ってことにする。

波がザブンと、ふねにかかってくる。風もあって、ゆれるし、よくぞ進んでくれました。甲板にでて、ずっと海をみていた。

そして島に到着。マイクロバスが、口を開けてまっている。これ、のるやつでしょ。いきあたりばったりすぎる、予め、なんにもしらべない旅。面白いね~どこか着くでしょ。しらべててもしらべなくても、こういうのパタンだから。

この世とおもえないくらい美しい砂浜にとうちゃくする。裸足になって、海につかった。珊瑚をひろったり、岩をよじのぼったりした。こんな時間のために、わたしはここに来た。

透明いろの海に、あしをつける。

TORABARA☆沖縄旅行よ。

3月末で、おしごとのくぎりがくること。それで、飛行機のけんをかっていたのです。そうしたら、4月もおしごとがつづくことになったのです。でもおきなわには行こっと。

くもっていた日の空の上

3こ、泊まりました。

もともと夕方ころ到着する予定でしたが、なんと飛行機の出発が2時間!おくれたのだー☆安全なひこうきに乗れたから、よかったね。ひこうきを取り替えたっ。もう飛行機にのるだけのところで、待つことになって、ぷらっと、ビールをのみはじめた話。これで、旅人モードになりました。余白ってことを、たのしむ。

飛行機からみた夕焼け

沖縄についたら、道に迷ったし、お宿に着いたのがもう、夜9じ近くだった。道に迷った時に、夜ごはん食べるのによさそうな辺りの目星もついたので、そのへんに行ったこともよかった。オリオンビールの生ビールが、おいしかった~。ってまたビールだけど。それと、へちま料理を食べた。これってスポンジになるやつ?もっと小さいうちに収穫して、料理にするらしいです。えいようまんてん。だそうです。

空港にとうちゃくしたときに、亜熱帯の、蒸すような暑さがあって、たのしかった。遠くにきました~~。

TORABARA☆成長

わたしが、この方は凄いね。とおもう冒険家さんのこと。20年の活動の軌跡を、全部見せるみたいな展覧会がありました。

この冒険家というのは、会いたい人のところへ行き、行ってみたい場所に行き、メモで書き残すことも、写真も、集める本も、すべてが、その人をむだなく形成してゆくようで、彼のチョイスすることのすべてが圧倒的。知力においてかもしれないし。

知力も、経験も欲望も、向きというのがあり、進むだけ進むのだな。

光にみちびかれる。

わたしの20才の頃というと、まごつきとか、付き合いのもつれとか。ままになっていたことが、なにかあったか。いまも、まごついている。もつれている。インナー世界を彷徨うことも、旅。人には、性質のちがいがあるということ。

人はいろいろ。


TORABARA☆タマカイさんのこと

おトモダチかもしれない、タマカイさんのこと。

1月に水族館に行って、よかった~。たっぷり語らいましたでしょ。

やあ。やっと来たね☆

タマカイさんは、いつも悠々としてらっしゃいます。ご自分のことを、魚だっておもってらっしゃるか、わたしのことも、魚のようななにかとおもってらっしゃるか、わたしからは、親しいきもち。

よおよおよお~

ぐぐっと近寄ってらっしゃます。

なんだっけ、用事?

横の姿も、いさましいですわ。

わたくしは、普通にすごしてたよ。まあね、おもにおよいでたっていうか。

さようですか。

え、もう帰っちゃうって?

うん。またね。

TORABARA☆冬旅のこと

赤目四十八滝。

土地のひびきから?!めったには行けないものとおもっていた。山のことでベテランにならないと、きっと辿りつかないというイメージ。

そしてそれは、おもいちがい。近鉄大阪線の、赤目口という駅から、歩いていれば着いたのでした。

お正月、路線観光バスもまだ運休してる日。朝も凍るころに、滝の入り口にとうたつ。今日ここを歩くなんて、物数奇だね。ぞくぞくする。初めて来たのが、今日でよかった。俗世ばなれしたようす。人が近寄らせてもらえるけど、木の精と水の精と、大きな龍が体をよこたえて棲んでらっしゃる?という気配だった。

万全に着込んだ。旅先の着替えの毛糸ワンピースも長ズボンも、ありったけをぜんぶ着た。ポケットにカイロを入れた。マイナス3度。体がぽかぽかで、顔に氷そのままなキリリとした空気があたる。これがまた、きもちいい。

歩け歩け。

太陽がのぼりはじめた。角度をかえて、岩壁に光がさす。光は、木立の幹だけを射る。刻々と表情がかわる。道は曲がる。よじのぼるところもあった。歩いて進む道は、川の岸辺である。まるで独立したながれかたをする滝が、次々と姿を現した。

不動滝

明治の中ごろまでは、この先が原生林だったため、滝参りとは、この滝をおまいりすることでした。

千手滝

「仏」の名前がついていることが多いようです。

布曳の滝

滝のことを、「お姿」というのは、こういうことかとおもいました。滝と対面をいたしましたとき、泣いた。なんかすごくて。

荷担滝

フォトジェニックな滝。このとき抜群な光がふりそそぐ。ここまできたら、最後まで歩きたい。

琵琶滝

琵琶滝がGOALだよね?あれれれ、もういっこある~

というわけで、行きそびれた滝が、あったみたい。また来なくちゃ。

TORABARA☆冬は旅

西の空でしかない、淡いいろ。

朝日がのぼるのを正面からおがむためにここに来たのに、

厚い雲。雨までふりだした。それで、立ち直れない。

予定のなかった生駒山登山をする。見事、登頂!

厚い雲におおわれている空の、どこかピンク色だったりするところ、この淡さが、良くて。西の国は、またちょっと、雲のかんじがちがう。真冬の、ひとけのなさ。今日の空なら見渡したぞ、という達成感があった。

ふもとの聖天さんへも寄って、うだうだとすごす。まさか長居するつもりはなかった。

もうお土産用6個パックしかないところを、そのパックをこわしてまで、供してくれた、草餅。おいしゅうございました。お茶もたっぷりお飲みなさい。旅から帰ってからですが、この急須とそっくりなのを雑貨屋さんでみかけて、思わず購入しましたっと。このあたたかな時間が、よみがえるようにおもえて。

旅は、「計画通りかどおか」でまわることではないから、心に残ったのは、なんでもない時間のほうかもしれない。ここぞ、という場所は、もちろんとてもよかったけど。

同じ日の夕日。うるわしい。