TORABARA みなづき6日

昼休憩のとき、お化粧して、銀行へ出かけた。ポンドを円に替える用事、で何軒か銀行たずねたけど、外貨の扱いが無い。とのことでした。

今日、掴みたかった事は、シャバがすてき。シャバに参加したい気持ち。だと思う。わたしは20年くらい、こんなはずじゃないとどこか思っているかも、本当の仕事場所があるはず。みたいなことをおもっている。

時給が高いことと比例して、人間味が冷やかになるという観察が、当たってる。物事にA面B面あって、わたしはB面しか好まないのに、なぜかA面の世界に紛れ込んでしまった。この頃の世の中が世知辛いのではなく、ちゃんと避けてきた領域に用心が足りなくて、なんだか藪から蛇をひっぱりだしている。

旅をするから、そのときじっくり考える。今日はここまで。

TORABARA みなづき5日

ヒリヒリ、冷やかなかんじから、その時がくることを知ってる。息が浅く、動揺したような体の症状は、やはり、体が、予知しているといえる。

いつ、離れるか。いちにちすごして弱りきったような日。なにに触れようとする人たちか、その方向も比重も、わたしと足並みが合わないっけ、もともと?なにをもって、ひとはしごとをしごと。と呼ぶやら、いったい、ひとはなにをしてるんだろうか。

これ以上の進歩がないと知る。ひとつの場所から別の状況に移動する。必要な変化。適切な時期を知って歩き出す。心の変化。旅立ち。

カードの占いをしたら、図星なことが書かれていた。二つを比べ、落ち着いて最善の決定を下すこと。

夜、お寿司をいただく。えんがわ。は、真っ白で山葵きかせてなんとも、旨かった。

TORABARA みなづき4日

しごとがおわってから、返さなくちゃいけない本を、本のポストに入れた。

横にあるスーパーで、最近のお気に入りのビールを見て、なんだか最寄りのスーパーより50円くらい高いから、と戻って最寄りスーパーでビール見たら、最寄りの方が60円高かった。それで渋々、高いほうのを1本買って、勿体ないから、横たえて冷蔵庫に冷やしている。

毎日新聞を自販機で買って、家の台所で立ち読みした。

ヴェルディのレクイエムは、シカゴ響かウィーンフィル、シカゴの方は強い逞しい演奏だと感じる。ソプラノが音を外しそうなくらい危なっかしく揺れて、ちょっといいナ、と思うのはウィーン、の方です。

だらだらネットの旅行ページ見て、寝た。

TORABARA みなづき3日

カチャカチャなにかしら普段、自分の体のお手入ればかりしている人っているとおもう。

それがやがて、ほどよい習慣に落ち着くならば、夢中な化粧ホリックな通過点って、いいかも。がむしゃらならば尚いい。

今日は、出社をしていて、その後に、とびきりのお買いまわりを企んでいた日。だいたい買えた。銀アクセサリーを手入れする布。パンプスを拭く布。下着。睫毛をととのえるホットカーラー。

テーマは、土台。ってかんじ。ハート型のシールも入手。涼やかな色でプルプルした質感のやつ。

TORABARA みなづき2日

急に雨嵐になるような日は、電車に乗らないで過ごそう。

図書館に行き、CDを選ぶ。ヴェルディのレクイエムを、オーケストラを替えて聞き比べよう。それと、たっぷりブラームスの管弦楽曲を聴きたい。

人気の肉まん屋さんへ行き、あれこれ選ぶ。帰宅して、餡饅を熱いうちにいただく。半身浴をする。アイロン掛けをする。レース編みと漢字練習もする。家時間が充実した。

TORABARA みなづき1日

版画を観に行く。美術館の入り口から人が溢れ返っていた。なんと入場するのに1時間待ち。とりあえず整理券をいただき、このまま今日は帰ってもいいかな。とおもいつつ、ぶらぶら街歩きした。

美術館にだけ直行直帰している街だったから、とても新鮮なお散歩になった。絹織物とか紡績業が盛んなエリアで、メリヤス工場のハギレを売ってるお店。気に入ったので買う。他にも、郷土色がたっぷりな、生活を考えてるって物が並んでいた。

地元の珈琲屋さんへも入った。2階にある、ちょっと広いお店。ボーイさんがプロ。間合いでうっとりとした時間になる、このやりとり、隙間に、ドキドキしている。猶予ばかりがある時期にも、私はこの土地へ何度か来ている。わたしがこの土地に落とした空気の粒子が、今になって揺れているかんじ。

高級食パン屋さんにてもお買い上げした。

版画は、決まりポーズみたいな構図で、名所が次々と見て廻れた。ちょうど先週行った場所の直ぐそばの景色。錦帯橋も宮島も、天橋立も、実物を見たばかり。なことがぜいたくでした。充実してよい日だった。

TORABARA さつき31日

希望のかなた 映画祭の最後の夜に行かねば。突出した特長が、一人歩きして、モチーフを繋げたように見えた。お決まり、を演者が演ってしまうかんじ。そこまで私のこころは温かくない。監督の作品変遷の中で、わたしとは、過去のない男。で丁度、鳴り合った。

金曜の夜、お化粧をして、ワンピース着てお出かけする事は、楽しい。

旅のふりかえりをします。

ロッカーに預けた荷物は、スポーツバッグで、別に小さめのビニールポーチをパッと蔵ったのだったか、とにかく、宿で手芸をしようとしたら針を入れてるこのポーチを失くしていて、ハッとした。

ロッカーに忘れてるよ、絶対。そして翌日、駅員さんがちゃんと保管しててくださり、戻った。

ポーチを忘れたのは、無意識のうちで、宿で針仕事しないでゆっくりしようってことだった気がする。

1日め、川沿いの道を歩いて、最初に見える岩。
山の緑は、新緑ほやほやな濃淡から色が揃った頃。もくもく。だね
カクムネベニボタル
2日め、大観からの眺め。

帰りの急行電車が満席で、2社を利用する急行には乗りたくない。それで普通に帰った。到着時間が1時間おそいってだけで急行料金4000円を節約した。かしこい。

TORABARA さつき30日

しごと上の、形骸化された箇所を追求した日。ここの道理がコロセていたならばとっくに、わたしもそのひとも、ここにはいないきがする。そりゃそうかとおもった。ほんの少し、やりとりをしただけで莫大に、きもちが負荷をかんじた。

夕刻の映画を観に行く。アキカウリスマキ、「罪と罰」民族によって受けてきた教育が違っているのだろうし、家庭の内にある道徳の文化も、私の知らない領域があるらしいこと。それで、肝心なキーである箇所のセリフが、一遍見たくらいでは解けていない。

今日のしごと上のこととどこかしら、リンクしてそうだった。大切なひとを失ったのに、加害者が金持って、権力が使えたために揉み消された。目には目を。権力持ったひとを始末する。そうなんだけど、人を恨まずに、変な道理は、まかりとおらせてはいけない。ここを。孤独な青年は、悟るのでした。

ドストエフスキーに挑んだ。

いろんな映画作品に展開してゆくであろう一片が随所にあって、愉しめました。