秀逸な本を、読んでいる。必要なことが、ちょうど書いてある、呼ばれるように借りてきた本、2冊。
(旅のつばくろ、沢木耕太郎さん、の御本のことは、数日前に書いた)
6カ国転校生 ナージャの発見、キリーロバナージャ。読みながら、感嘆した。教育、という領域は各国にあり、それぞれ、教育になにを含ませるかが異なっていることに、グッとくる。
わたしは10代のときに、アメリカの大学で、お遊戯みたいなクラスを履修した経験があるのだ。日本のろくりゅうだいがくが、日本人だけの移動クラス、先生はアメリカ人。というカリキュラムを用意して、これを、その冴えない私学に呼び寄せるウリにして、私はまんまと参加したってこととおもうけど
経験は、生きる。とても頭も体も柔軟な10代、に、アメリカのカルチャーが注がれたことの意義は、あったんだな、と、本を読んでいておもった。
日本の基準どおりの枠から、外の世界を見たことで、物差しの窮屈な当て合い、から逸して、羽根は生やしている。授かりこととしての、外国体験。そして、太く確信をする。
自分にとって、ふつう。な自分でいること。ふつう、こそが実は個性なんだという、真理。ややこしくはない。苦手を克服しようとする勿れ。いくら少し克服できたからといって、そんなには満たされない。むしろ絶望するぜ、と書いてある。
縦に横に、わたしたちの囚われを、じゃくじゃくと裂いてゆく、非常によい本でした。