TORABARA むつき23日

半端に半休が残っているので午後消化することにしていた。

ずっと行けていなくて、10年経ってしまってる南仏の、ランチをいただこう。と、支度して出発したのだが、駅エレベータ中腹で電車が行ってしまい、10分待ちになり、それでなくてもあと30分は前に出発しなきゃランチ入場に間に合わなかった。もう行こうと思うのを止そう。

一軒家の中華へ、久しぶりに入る。担々麺のほかに、山楂酒をロックで飲み始める。スウィートな気持ち、が足りなかったため、薬みたいに効いた。

店を出て、しばらく歩いて、帽子を店に忘れたことに気が付いて引き返す。まま、こんどは反対方向に歩きだす。お稲荷様へ、行ってみるか。

青山通り沿いの、門の様子を見て、太陽の光が、来いって言ってるかんじするから、参拝をさせていただきました。

麗しい。

以前ここの御籤で凶をひいて、嫌われてるっとかんじたので敬遠していた。歯車の中で、何度もチャンスが訪れる。麗しい空間ごと、授かりことだ。

御籤を、また引いてみよう、小分けの棚から番号が覗いていて、わたしはパッと、わたしこれじゃん、と取りかけた七十九番。振ったらほんとうに、棒が、その番号を当てた。予知?冬枯れたあなたがまた芽吹き、新しく若い、嬉しい楽しい人生になってゆく。半吉。だそうです。ほしいコトノハがそのまましるしてあることにおどろく。

ずずっと、青山通りを歩き、目星い交差点でイベント開催中。きゃーCHANELの香水、携帯用サンプルを頂く。白いダウンコートと白いパンツに、ラベンダー色のマフラーを巻いたキャンペーンスタッフ男達が、きらびやかな雰囲気をかもしていた。それでわたくしは不覚にも、会場内で、手持ちの電話機を床に落とす。電話操作に慣れてない、けっこう老いてるひとのみっともない動揺みたいだった。わたしの場違いがあらわになる。のか。外側からの風景と内側は違う。夢見れて、ちょっとたのしかった。

何年も通ったビルへ、入る。それと、アートビルのMOMAコーナーで、旅用にする文房具を入手。

山手線に乗る。アジアンスーパーマーケットで饅頭と台湾ビール買って帰りました。

わたしは東京に住んでるから、東京満喫いたします。

TORABARA むつき22日

朝の富士山は、くっきり浮き上がって見えた。紅梅のむこう。

梅は、ふいに香る。花に鼻を近づけたからというのではなく、梅園になっているあたりの、香りの塊が、ところどころにあって、香りとぶつかるみたいな香り方をする。

夜の時間。半身浴して毛糸編みして、ぱたっと、なにするっけ、他に?みたいなヒマになった。腹筋した。捻り加えて、本格的なやつを。

夜ごはんは、お好み焼きにした。ちょっと高級なマヨネーズが冷蔵庫にあると、お料理の格上げが約束されます。

夢で、旅先がでてきて、七色の、石の色した山が俯瞰して見えて、そのそばにある、近代的なアーティスティックな建物へも入る。木の床、温かみのある室内灯。お土産で色鉛筆と、音楽CDが揃ってる箱を買うシーン。箱は、長い。机の短い辺くらいも長い箱。うわっ嬉しい。と夢の中で思った。そのCDが、夢の中で、本になったりCDになったりする。印象が変わると物体ごと変換する、不思議なのに、それが当たり前だと納得しているかんじ。

空気が、ありありと実感できているような夢。

TORABARA むつき21日

出社した。

鉄板焼きで旨いハンバーグを、ランチでいただく。ガリマヨソース。

銀行手続きをしたいけどそろそろ休憩時間おわるし。部屋に戻ると他のひとが離席で不在、今だわっ。と、ふたたびエレベータ乗り、銀行の用事を済ませた。ポッカリ、すごしやすくなるスペースが空く、みたいな日。

旅の予約を、次から次へと入れた。どこへ行くか。乗り物は、何にする?行程どうするか。骨格を、決めた。まったくおもいつかなかったことを、一番行きたいかんじ、を、心にじっくり聴く。するする、筋道ができる。鷺は飛ぶ路を知り。

行ったことがない都道府県へ、行ってみる。楽しみだ。

TORABARA むつき20日

しごとして、ふろはいって、ねた。

田舎に暮らしてる人の、職場の治安が悪いって話。低俗な人間が群れたときに、欲、がどのようにその場に渦巻くやら。

おまえなんかが高級バッグを持って。とか?これは職場に限らず、田舎の人が、しがらみ合う時に、剥き出しておく欲の種類。わたしだけ、得したい。わたしがよければそれでいい。お互いが下品であることを申し合わせるからつるめる、みたいな関係。噂話と陰口が、ウジ虫のごとく、沸く。うようようよ。つるまなければ。みたいな同調圧力も、強迫観念のように、もともと注入されている。

自分の時間に、読書をしたことがないような人のことは、信用は、できない。常に、人からどう見られるか、を、見張っているような自意識が痛々しい。ひとの顔いろに、反射しつづけて、上手に群れています、というところで自己確認している。なんか、おぼえがあるな、

わたしはかつて、田舎で育っていたため、この、人目を気にする、という亡霊に捕らわれた状態を知っている。ごめんだわね、こういうじょうたいと、おさらばするために、村から、離れた。

家のひとの実家が田舎にあり、触れたくもないあり様が聞こえてきて、いちれんの不快さを、むしかえしていた件。

TORABARA むつき19日

諦めながら、旅。去年同じ所へ行っているうちの、縮小した同じ行き先へ、もたつきながら向かう。歩きたがらない、家のひとを、引きずるように移動している。

海のすぐそばの道、奇岩の上を歩くとか、足をのばしてみることが心が愉しかったのだが、家のひとは冷めていて、わたしは今後、いっしょに出かけたくない。という感想。手のひらが痒いわけではないのに、執拗に掻いてきて、いまだに痛い。そういう、生理的に、合わない悪戯をされることも含めて、

この人が伴侶なのは、まちがっているとおもう。わたしにとって、このひとを通して学ぶことがあるから、ご縁をいただいているとして、何が、このひとをとおさなければ得られないのか、親にいい顔をしようとする、親の為に結婚してみせている、という比重が大きい。それをわたしは見届けてゆくのだっけ。

灯台へ行って面倒。だから登ろうとしない、家のひと。無理に、こじ開けてゆかないことにしている。風光明媚な、ジオパークを体験してゆく、のではなく、只の売店、温泉、回転寿司。タクシーとバス、を回る、という時間でした。

以前も、おもった。このひとと、行動しても、場所の趣きを感じられない。雑に、済ませる。こちらも、期待することがなくなってきた。

大判焼きが、銘店の、白あんの、丹精こもっていて太鼓みたいにぶ厚い、この、一個が、いただけてよかった。来てよかったね、と思った。これは、わたしだけいただいた。ここで大判焼きを食べる機会を逃すなんて、家のひとのアンテナは悪すぎ。

みをつくしてもあわんとぞおもう

醤油の箱に書かれている短歌に、はっとする。いったいなにをやっているか。ままちゃんのちちばなれしてないような男に、いつまでかまけているか。みたいな直感が、ふいに宿る。

ひとにも、イヤシロチ、みたいな居心地をおぼえるあいしょうがあるとおもう。わたしのばあい、現在の夫では無い。

TORABARA むつき18日

旅、2日め。行動は、制限されている。必ず、その時間の電車に乗らなければいけない、親戚と待ち合わせなければいけない。家のひとが、せっせとレンラクを取り合っている、親兄弟。に、嵌められているしかない状態を、なんて命名したらいいか。

家のひとのご実家は、食べて食べて圧、の後、あげるからもらって圧。この後もう1泊、旅するから調理した食事持たされても困るのだが、それを家のひとは、言わない。旅よりも、ご実家の顔色が大事らしく。去年は、わたしは、すべて帰省に付き添わなかったため、行くしかないか。という諦め、および譲歩があり、ここに来たけれども、まったくわたしを覚えていないという、甥?としゃべりつづけて、

あなた宇宙人さんねって時間になってた。

やっと夕刻に、解放され、電車で一路、温泉地へ移動した。

食べたお店、おいしかった。そんなに、ふさがなきゃいけない予定でもないのかな、わたしを忘れていた、ガキ。を、わたしはどのくらいゆるせているか。

予めの、段取りを、着々と、消化したって事。

TORABARA むつき17日

旅はじまる。家族のひとが、いくらいくら、遣いました、と、いい続ける。食べる料金が高い。サングラスの横からのぞく目が笑っていない。

けいけんを生かして、わたくしの企てる旅とは別物な旅を、やり過ごしてゆく。今日は、去年参ったお寺さんへ、行く。参道の、駅近い方にある、夜中まで開いてる洋食やさんで夕ごはん。不味かった。その後、カラオケ屋へ入る。こういう行動の趣味が、わたしには無いので、勿体ない。余計な事物。お金落としてゆくの、なんなの。とおもう。そういうのに付き合ってて、わたしはわたしを消耗するのだろうか。

お宿に行ってから、温泉入って眠る。

気怠さの伝染を、なるべく、防いだ。なにを楽しむか、家のひとの不器用の度合いが過ぎているところが、長い時間をかけて、じわじわ、伝わってくる。抑圧をされたまま世界の窓をのぞいているらしい、その、ひとのカンカクを、擬似体験する。

ひとのカンカクは、取り替えがきかない。そのまま、すごすしかない、この檻。なかんじを、聞く能力の高いわたしは、あんがい近似値で、さぐれていたりして。

TORABARA むつき16日

朝のわたしの衝動で、株を買う。これが、あちゃー。なやつ。ガクッと下がる日に、高値をつかんでしまって、青くなる。一旦、下がるんじゃない?どうかな、わたしは、スイング、という取引をするひと。

昼ごはんを、あまり考えない料理して、不味かった。

明日から旅なので、支度して、眠る。