TORABARA しわす8日

出社して、出社日がいっしょだった人と、ランチへ行く。会話していて嫌なかんじになると、自分に返ってくる。それを用心するあまり、無口になる。それもまた不自然なので、少ししゃべった。

わたしは会食は、気だけ使ってる時間になって、消化するのが負担になる。食べる量やスピードを、見張られるかんじ。挙動が少しおかしくもなる。ここかもね、義理。社交って丈の付き合いかどおか。好きな相手とお食事するのは寛ぐよね。

退社して、いつも行くチーズが並ぶ棚の前へ。日持ちして硬いやつをえらぼう。後に、お買い物券をいただいているビルへ。昨日、下見は済ませている。白い馬。?なんか、干支の午を、ここで必ず買うことないかも。生活必需品の、品質がよいもの。を、チョイス。白雪ふきん。野田琺瑯の白くて四角い容器。

白っってあたまだったのか、白いの選んだ。

帰宅して、たらこスパゲッティとワイン。眠る。

TORABARA しわす7日

都内で日帰りの温泉を探して、府中へ行くことにして、それならば、いつも紅葉をたしかめる駅で下車。

銀杏が黄金になってる並木道
枯葉に影絵の木が映る

府中美術館で、猫の絵の展覧会を観た。最終日だったので混み合っていた。絵を、見に行ってみよう、という人が集まってくる場所に、ほっこりする。

若林奮さんの屋外彫刻

結局、温泉へ行かなかった。ビルの上階が温泉施設らしくて、そのビルの前へ行ったのだが、エレベーター待ちで、若い、うすらデブみたいな娘でごったがえしていた。このひとたちが群れで裸体になって、湯船に浸かってるところに混じりたくない。服着てても裸体でも同じおしゃべりでうるさい感じか。気が進まないよな、せっかく、来たのに。今日の出かけ先が、ぜんぜん府中じゃなくてよかった。

駅ビルの上で、台湾スイーツをいただく。ぜんぶ載せなやつ。

鞄の中に新しい下着、運んでただけな日。

TORABARA しわす6日

皇居へ行ってみよう

お堀
眼鏡橋の向こうに伏見櫓が見える
こんなに立体的な立派な柵でしたっけ

3時のマリオン時計台。音楽が鳴ってるときに到着しました。その前に、調べたい県の、ふるさと館みたいなビルへも行く。旅で行く土地の、空気感にどきどきする。明るい温かい感じだったね。夜のごはん、ベトナム料理やさんが、イトシア地下一階にあり、とてもおすすめ。

赤いコートがお似合い。

広々とした眺め。

楠木正成さんの像を見に行き、後醍醐天皇は南朝だという話から、島流しされたっけ隠岐に。と言うと、それは後鳥羽上皇だ。と老人。ご両人が隠岐へは行かれてますね。わたしが島流しされた道中の和歌を思い出していて、

八十島かけてこぎいでぬと人には告げよおきの釣り舟

上の句は、何だっけね。それで帰宅してから、日本史の教科書を、読み返した。

TORABARA しわす5日

昨日は、お役目御免のタオルで2つに切ってたやつの端を、三つ折りしてミシン掛けをした。雑巾として再生します。それと、ナイロン製の袋を、完成させた。

この、ナイロン袋は、押入れを整頓する用で、今年、部屋のことをするための有給を取った日に、急に思い立って材料屋さんへ直行してて、その材料が、やっと形になって完成したというわけだけれども、今となっては、何故に、縫いにくいし。ナイロン製がよかったか、何を仕舞うプランだったかを、忘れている。

なんだっけ。

今朝から、インテリアが優れていて、暮らしのスキルが高い?みたいな売れ方をしている、暮らしてることが好きなんですってひとの本を読み始めた。無駄がない暮らし。ダラダラした部分がない。運営が行き届いている。この本を手に取ったとき、あんまし働かないと書いてあったし、貧乏臭いのかもと思ったけど、内容は、いい感じ。これを、やりたいか。取り入れるところはありそう。

もともとの性格が違うから、このひとみたいな生活は、しないと思った。バランスが破綻していて、アーティスティックでありながら、健康。美しい。みたいな路線を、生活で目指したい。

部屋は、ジャングルの度合いを強めにしたいです。

夜、サンラータン麺を、家のひとが作ってくれた。

TORABARA しわす4日

午前中に、外を出歩いてるときにやること。道行く人々に、どうかいいことばかり起こりますように。と、祈りことばを心で唱えつづけると良い。と、本に書いてあるのを読んでから、思い出してるときは、あなたも、あなたも、と見知らぬ通りすがりの人々に、運が良い、いいことばかり。と、唱えるようにしている。これは、ゲームみたいなかんじ。

今日の、昼休憩に、どうしても焼き芋が食べたくなり、チャリで向かっている途中の信号待ちで、見慣れない体つき、プロの格闘家さん?みたいな2人組の男が、「いいことばかり起こるね」と、にこやかに言ってるのが、ちょうど耳に入ってくる。朝の行の、返歌みたい。

わたしの結婚式当日の朝、いつも行く公園で、かなり長身な見慣れない男2人が歩いてきて、通りすがりに、ここから富士山がよく見えますね、今朝はひときわ美しく見えてる、と、祝詞みたいなのが聞こえて、びっくりした。いたずらな天狗さんが、長身の男に化けて顕れてたのか。神社さんからの遣いで、式の祝いの序章を届けたのかも。天狗さんのいたずらは、ときどきあるって聞いています。

今日のお昼のひとたちも、天狗さんね、きっと。

TORABARA しわす3日

出社。しごとが出来るひとに、特有の、エキセントリックなかんじを、観察した。なにか突拍子もなく、陽気すぎる調子で、こちらに話をする。かといって、全く、ベタベタしない。爛爛とした瞳。こちらに伝染していて、陽気な気分だった。

お昼は、しゃぶしゃぶのランチ。豪勢な、四角い竹の折に、肉。野菜の折もある。これを海の香りの出汁で、火を通していただく。とかいっても、肉と、ごそっと野菜、という2しゅるい。細かく味わってなくて、ミックスされた味が、美味しいねー。という膳です。卵溶いて、〆の雑炊。ニンニクを効かせた。ゴマだれも試す。

そこでのお食事を味わえるかは、店のひとに寄るところも大きい。ザザザッと仕分けて片付ける、突進型の店員さんは、出来る人と言われてるかもしれないけど、お食事をたのしむときの、情緒的な気分は、テキパキさんが視界に入るとせわしくて、ダメ。今日は、新入りの男のスタッフさんがいて、おっとり。ちょっとした、食べ物への気づかいに、気品すらあって、よかった。しかしバイト的にはトロイとか、言われそう。

臨海の夜景を楽しんで、温かい阿里山ウーロン茶に、モチモチしたやつ追加してもらったのを飲む。

サンタさんの季節

寄り道、という色の名前が付いてるマニキュアを、サッと試し塗りして、親指。をたびたび見て、ホログラムの具合とか、秋から冬への華やぎの季節に、合いそうだわね。よいかも。らららら。

お土産は、チーズ。選んで、帰宅。

TORABARA しわす2日

おそろしいほど体調が良い。腸が、とくにかろやかで快い。もう2秒に1回、体、良いね、良くない?という具合でした。丁寧な食べ方をする。自分の体に合う食べ物を選び、かなり慎重に、自分が消化してゆく適量を、知ってゆく。ちょうどよかったみたい。

鳥ちゃんが、窓のすぐそばの電線にとまっていて、横姿が見えていて、口ばしを、くの字にして鳴く姿を見た。いままで鳴き声の音だけが聞こえていて、やっと一体になってる、音と姿が見れてよかった。かわいいねー、という愛情を、ガラス越しに、ビームを送った。あんがい、鳥は敏感に、愛情ビームを受け取るかも。

浅草寺の門、真上に月。

このころ、ろくな人物を思い出さない。いっとき習い事したボイストレーニングの、とある先生は、プラスチック容器をつついて、さもしい昼食中だった。生徒が場所代金を払ってる、その公民館で、てめえの飯食ってる姿、見せられてもね。排泄じゃなくてマシだったんだろうか。「プラスチック容器つついて、どんな感性が育つんですか」と、質問すればよかった。声で仕事してるそうだが無名で、プライドだけ高い。

その人の指示通りに声を発して、わたしはノドをいためた。藪め。音に関して、神経をつかうなら、電車が走る真下の部屋を、レッスン会場に選ばないだろ。数え上げたらキリがない腹立たしさ。

そのひとのネットページを見に行く。顔面にコンプレックスを漂わせている。表現者らしからぬ、自信なさげな写真を看板にしていて、なんだ?とおもう。三流くらいなやぶれかぶれな、単に人生が傾いたおじさんだった。お試しレッスン30分、5000円盗られたんだったか。それと公民館代金330円。レッスンではなく、これからレッスン受けていいかを、審査されたらしい。もちろん、こちらにナンクセをつけられた。あんたこそ、願い下げですってば。腫れものに触るかんじだった。

ヒリヒリする丈な場所に、けっこう行ってしまうわたくし。記憶には残る。

TORABARA しわす1日

今年のふり返り。父の異常な神経と直面した。年初から、うっすらと兆候があり、年の半ばで決定的になる。忌まわしい虫と区別がつかないような生命力、忌まわしい虫への嫌悪感と似た、潰しておけ。という処置が相応しい。まさか、ここまで、手がつけられない倒錯だとは思わなかった。

小鳥は歌を忘れ。

インパクトが強い出来事へ、何通か手紙をやりとりしましたが、今は、けっこう忘れてきている。吐き棄てるくだらないことどもにつきあっていたら人生が暮れていきました。父が敷いたレールは何か。なにをしにこの世に生命を受けてきたひとか、父を見て母を見て、このひとたちを肯定、出来なかったりして。わたしと対峙する、かれらの存在は、わたしの苦行、業?を敷く。わたしは罰を得たくて、かれらのもとに生まれたか。

その学びが終わった。とっくに、終えていたから、ますます他人にしかおもえなくなってゆく。存在は薄まり、交わりようがない。低波動と周波数が合わない。情って、消える。ふくすいぼんにかえらずとは、このこと。

個人的な領域を侵害した父。モラルは問わせていただく。どういう刑の種類があるか知らないけれど、なんか父の思想の癖は、人としてアウト。

物理的に隔絶する。血がどうのこうのいって、関係をとりもどそうとしなくていいとおもう。

なんともおもわなかったから、公に、身内の病気を描写して、その容態を形容して、あんなみにくさはじぶんのこどもに「非ず」という文字をつかった。それが最後で、わたしは父を遮断した。そのように書くことを、なんともおもわなかった、というマヒ。

ゆるされる日は、こない。わらいかたをわすれた。物事を見てあじわう基盤を、剥がされたような、父のペンによる暴力だった。