TORABARA やよい10日

朝5時起き。行ったことない土地へ行く日。快晴。東京から2時間で彼の地へ行けるのね、生まれたての空気が、なんと清々しく、森林の道が幾筋かある、全貌はどうなっているのか、水路が、海と湖と川、池。水のエネルギーの精霊が飛び交っているみたい。かがみのように水のパワーが空に映しだされているとかんじた。水のような、空。ぷか。と浮かぶ雲。

この美しさよ
奥の院、上空。

昨日がお祭りだったんですって。

すくすく育ち聳える木。

鹿島神宮さんから、鉄道一本でつながっている水戸へまいりましょう。

やっと、天国へつながっているという塔へ行けたわ。町並みが、二階建てが多いせいか、江戸時代も、雰囲気が変わらずなのかもよ。

夜の梅のなんて香しい。

満開。

夜のディナーは、本格中華のコース。美味しゅうございました。

TORABARA やよい9日

飛んでる花粉が、今日から入れ替わったとおもう。ぴたっと鼻水の症状が止まる。こんなにも春の陽ざしは麗らか。森林みたいな道の、なんと空気がおいしいのか、症状がなくなることが爽快。

自転車屋さんへ行って、調子を直してもらう。数少ない知り合いのお兄さん。

メガネをかけて掃除機をかける。いろいろ気付きすぎてなかなか終わらない。洗面器を洗っている夢を見た、その通りの動作で、洗面器を洗った。夢と重なったことで、このときから鏡の向こう側へ行ってるのかも、あっちとこっちのいれかわりかも。

今日は、ささやかな美術を観る。エッチング、筆跡に感じ入ることがあった人だけど、今日はピントが合わない。夫の浜口陽三さん、画面下半分がブドウ、背景が黒。の絵が良かった。最寄駅のスーパーにて、エメラルドグリーンのブドウ粒のゼリーをお土産にする。絵を連れて帰ったみたい。

ファッションビルのお買い物チケットがどんどん貯まる。ここって10代と20代が、客層のターゲットらしい。うすうす知ってたけど。ドリンク売り場の要領が悪すぎる若者を見ていて、むしろ、感心した。わたしは機械じゃありません。を地でいく感じ。烏龍ミルクティ、タピオカ入りだけど、前回タピオカが多かったのは、毎度一定のサービスにならないことに起因していたのか。

原宿駅前にいつから大型の化粧品ショップが開店していたのか、賑やかで楽しい処で、入ったっきり出てこれなくなる。夢中になるしかない。欲しいモノがある時ってノロノロしてペタペタ歩いて、いっこうにようりょうをえない、でいて、欲しいナ、とっても。という気持ち。まあお客さん、本日のところは見る丈にして。

明日の旅の準備で、夜中になってしまった。

TORABARA やよい8日

解剖学の本を、やっと入手できた。バスキアは、グレイの解剖学を読んで育ったらしい。解剖図は、目を背けるほど苦手だった時期があり、なぜか反転して、お部屋に飾るほどに好物になったりした。科博に、人体の輪切りのホルマリン漬けが展示されたとかで、駆けつけた日のことを覚えている。その部屋に入るまでの、とうとう、いよいよ、見るぞ。という高揚感。

解剖の学問の進化、蘭学者の努力と成果について、わたしの小学校時代に、はじめて自主学習をするテーマにした思い出。ずいぶんなテーマにとりかかりましたな。杉田玄白って名前の、白、が入ってるところになにか引かれるカンカクって丈。とうとつ。

ホルマリン漬け、は、囚人だったひとのものらしかった。おどろおどろしくも無く、研究のための後世への貢献になっている姿。この見学から数年後に、図書館で借りた生物学のカラー図鑑を熟読してるうちに、ノートをとり始めたことがあった。なんとわたしたちは奇跡的な存在だろうことを知ってゆく。

医学書かもしれない本の、美的観点からのながめをたのしむとおもう。届くのを楽しみに待とう。

貯金をしないで、積極的に、日々を活性化してゆく。お金を天下に回す。運がまわる。

TORABARA やよい7日

昨日夜は、すっかり酔っぱらいになったため、やることを残した。卵白だけ取り分けたのが冷蔵庫に入っている。すぐにでも業、に取りかかる。

砂糖40g、卵白と角が立つまで泡だてる。小麦粉40g振いながら加え混ぜ、溶かしたバタ40gを回しかけて、生地が完成。絞り袋で丸く(直径1.5くらい)、天板に落とします、170度18分オーブンで焼きます。ラングドシャのすこぶる良品なのが出来ます。

すぐにでも業、次は、ブリを焼くこと。塩と日本酒を振り、水分がでてきたら熱湯をまわしかける。霜降らせ。ペーパーナプキンで拭く。フライパンを熱し、胡麻油で焼く。塩、胡椒。日本酒少し、お醤油少し、を鉄板の地肌にかけてジュワッといわせて、ブリをくぐらせるイメージ。蓋を1分する。出来上がり。

すぐにでも。もずくを洗って、酢の物にする。タコとセロリを酢の物にする。

できたからほっとした。夕方は、歯医者の予約。クジラの歯のペンダントを、また、付けて行った。洒落が見破られるとすごいよね、あ、それ、クジラの歯ですか。なんて。歯医者が終わったら、焼き芋を買って、(家の食料に。道道かじるわけではない。)夜の下北沢をブラブラしよう。

ビレッジへ、何年かぶりに入った。時代の読み方に、独特なところがあるお店。POPの文字を読むたのしさがある。所々に設置された小さなモニターに、下北な音楽演るひとの映像が映し出されている。偏執していてガナル、みたいな音楽。

お化粧ちゃん、お洋服ちゃん。物色するというか、無目的に、ただブラブラ、手ぶら同然に歩いた。パール貝のように輝くようになるお化粧、してみるか、お買い物。寒い日だったけど、なにかが春。

TORABARAやよい6日

寒い日。朝、公園へ行くために、自転車に乗るとき手袋してなんとか凌げる。朝のスーパーに寄ったとき手袋を外した手に、ふーふー温かい息を吹きかけてた。

昼ごはんは焼きそば。夜ごはんはスパゲティミートソースだった。

夢が騒々しいシーンが次々と展開していたとおもう。覚えておこう、と夢の中で思った気がするけど、起きたら消えてた。六角形。がヒント。大きな六角形をした、ほぼ白木で角を縁取るラインが朱色の塗りになってる盃。を両手で抱えて口をつけて、いただく。お酒?あるいは形だけ口をつけてみせる儀式みたいなシーン。

他にも六角形、をした建物があったような。わたしが夢で行っている国の、祭りだったのかな。

夜ごはんの前に、粉チーズ買い足さなくちゃと、輸入食材店へ行き、赤ワイン飲む時のおつまみを思い出した。デーツは縦にナイフで開く。種を取って、種は捨て、その代わりにアーモンドを詰めるやつ。さっそく帰宅してから、デーツとアーモンドをセットした。そしていただきました。ワインはスペイン、RIOJA CRIANZA。を開けました。

それと、今日はネットで本が売れた。アップして15分後にご購入のご成約。うれしさをお届けしたい気持ち。他にない、おトクな値段を付けてよかった。

TORABARA やよい5日

曇っていて、夕方頃から、雨。

クッキー生地でアップルパイ。イギリスでは主流らしい。

易行と難行について。本当に自分に向いているりょういきならば、難行こそが面白い。日本には芸事がいくつもあり、型通りをなぞることで誰でも文化的な体験が出来る。これはなかなかに気の利いた仕組みである。しかし西洋から来た、バレエなどは、もともとのめぐまれた素質があることが始まりになるべきで、これを日本的な易行といっしょにしてしまうところに災いがある。いつまでも易行をなぞる丈では、あきらめることしか学べない。

河合隼雄さんの本から、かいつまんで、記した。

旅してた時、宿泊先の食事が立派なので、道中ほとんど飯屋さんに入らない。こんかいは、ハッサク、水分の代わりにもなるし、土地の名物よ、丸3個食べたのと、干し芋をかじった。ほかには山を歩きながら、和菓子とか食べたか。

本宮さんの門近くの茶屋にて。おまいりできてありがたいって味だった。

旅のいろんな場面が思い出される。花はアセビがうるわしかった。

本宮さん手水舎そばで満開。

TORABARA やよい4日

今朝、トイレの窓のさらに上、換気用の小窓があって外はダクトになっているところに、来訪者がありましたよ、鳥ちゃん。羽ばたきの音、なにやら騒がしいようすで寄ってらした。ダクトは狭い空間で、バタバタした音が間近にあって、わたしの方も存在を潜めた。

時々、寄ってるのね、鳥ちゃんは堂々としていて、慣れてるふうだった。

このダクトは、何年も前は、鳥夫婦の寝ぐらだった。日が落ちた頃からジーッと身を寄せ合っている気配。わたしは遠慮してトイレの水が流せなくなってた。びっくりしないようにです。数年前、巣をせっせと作ろうとする営みがあった。針葉樹の葉っぱが地面へも撒き散らされて、それを掃くことで、わたしも巣作りスタッフの一員という自負になってたっけ。巣は途中で頓挫。ダクトだと材質がツルツルで、うまく土台が定着しなかったのだ。代々、鳥ちゃんはここに来てるってことか、鳥連絡網に、この場所が入ってるね嬉しい。

おぉ、よしよしよし。

昼、美味しいピザ屋さんに入ったよ、よかった。エビとそら豆。そら豆がすこし苦いところが春の味だった。

夜、銀座にて雨用のズボンのおつかい。それと、楽しい雑貨屋さんにて旬なトキメキを見つけるじかん。家電量販店の物色もする。ポイントでいいモノあれば交換しちゃうか。子供の番組で出演したことのご褒美で、木の幹に入ってゆく。そこにあるおもちゃを1コ貰える。TVを指くわえてみていたわたしは、今日のご褒美ね。好きなの持ち帰る。ってことが好き。大好き。

TORABARA やよい3日

ひなまつり。ちょっと上等のイチゴをいただきましょう。

昨晩から検討している毛糸編みのご本を、所有することにする。わたしは、図書館で本を借りて参考になるページだけをコピーするスタイルをつづけてきた。ピンとくるページを厳選して、バラな紙で持ってればいいとおもってきた。

毛糸かぎ針でモチーフを編むの、難易度が最高峰なのは、風工房さんの図案だとおもう。この本はすでに絶版で、わたしはコピーした紙は持っていて、つい先ごろ、この難しいモチーフを又、編み始めていて、ふと、この紙を失くしたら二度と編めなくなってしまう、こころぼそいかんかくになった。

モチーフというと、楽譜を覚えるみたいに、何枚か編んでるとおぼえてしまうものだけど、いつまでも。図案をよくよくたどらなければ間違う。この逡巡があった矢先、古本屋さんに状態の良い、当の本があらわれたのだった。「麗しのレース編み」

すぐに買わなかったのは、コピーで集まっている資料が、これからも本に買い替えるまでの仮の姿だとしたくない想い。手に入れた方は、本の値打ちとして頗る良品なので、手元に置くことにしよう。買う、をとことん我慢した対象への、慎重さ。

何年かぶりになる公園へ行った。前も、梅が咲いてる時に行ってる。磯渡りの岩。寒緋桜、咲いた。

束になってると桜、らしい。

長閑、どこからともなく、いい空気がたゆたう場所。

亀の甲羅干し池に映る。
雲、池に映る。

現美常設展へ。逍遥がテーマだった。入り口にある大きなオブジェに、やっとピントが合う。緻密で合理的で、準備周到に、未来への駒を進めているつもりが、そこには亀裂がはいっていて、言葉では言い表わせない、なんの意味か説明できないところ。これを潜在意識。として表現しているオブジェってことでした。

来た道を帰る。四角い区間になってるエリア。その区画が、広大。それで道が真っ直ぐだよなー、といつもおもって歩いてるきがする。美術館という宮殿に向かう巡礼者の道。