TORABARA むつき1日

明けましておめでとうございます。

栗きんとん、田作り、伊達巻き、を昨日作った。

盃に、青空が映っているね。

お正月は、近所の杓子神社さんへお詣りして、甘酒をいただく。杓子にマジックペンで願いごとを書いた。

喜びと祝福に満ちた豊かな年になりますよう祈ります。

年賀に、やっと文字を書きましたが、漢字をまちがえてるよな、迎って字。

卯っって書いてる。

かかととてのしもやけ。痛い。お酒飲むとさらに痛くなるから、あしたお酒持って行くのはやめよう。

暇なので、近所老人と、寺や神社をまわる。人の参拝の列が長すぎるのを見物するのみ、並ばず。コーヒー屋さんでホットココアを飲む。大きいサイズ。クリームがふわふわでおいしかった。

お部屋に戻ったら、知人からお年賀のメールが届いたので嬉しかった。パタリと音沙汰がなくなってた人で、なにかまずいことを言ったのか気になってたところだった。

おせちが抜群に旨い。もっといろんな種類の完ぺきなやつも作りたい。

一年の計は元旦にあり

書きあぐねていた手紙も書き上げた。それでホットして、ねむりました。

TORABARA しわす31日

一年の感謝を、神社さんへ行って、唱えた。なんて守られた、盛りだくさんの年でした。

厳島神社さんが入り口そばにあり、今年はじっくりと宮島へも行けたことをご報告した。いつ来ても美しい。

昨日、夜中の2時過ぎるまで起きていたため、日中だるくなって横になったりした。夜近くから、おせち料理をいくつか、作りはじめた。やっと。

わたしのペースが、もともとゆっくりしていて、その素なまま、すごしていた。

日付も変わって、家族のひとにおめでとうを言ってから眠った。

TORABARA しわす30日

家の掃除と、お節料理を作らないつもりだっけ、あんましやりたくないことで行動出来ない。

あ、お花買いに行こう。花束をよりどりみどりにバケツに入っているお店へ。お花のかおをみて、じっくり見て、特別におもえるクリーム色の薔薇を買った。凛とした存在の、畝りがしっかりとしたカーネーションも買う。

背景に家の人のタバコストック、わたしが育てている球根も写った。

おもむろに、お部屋の内と外の植物の世話を始めて、たこ足のコンセントを壁に設えるとか、テーブルを拭くとかをした。本を、好きなふうに集まってきているのを、一同に棚にならべた。ふむふむ、いい感じ。

棚の上は、レコードプレーヤーを置いた

古いレコードは、捨てることにした。好きかどおかに「お義理」を排してゆくと、ものごとはスッキリする。

TORABARA しわす29日

なんかぜんぜん。掃除も料理も、やる気が無い。去年の、強烈なたいけん、窓枠から窓を外して洗い出した、あれはほとんど事件だったと振り返る。

昼過ぎから、近所の温泉へ行くことになる。家の人と。でかけることが貴重な人。このひとの「家」にまつわる思惑に、得体のしれないところを察知している。田舎臭、と呼ぶようなところ。身内とだけ関わる閉じ方。血縁のある妹にあたまの中で触れ続けている。

土地の由来に触れたくて旅をする、触れるというか、識りたいという好奇心で歩く。歩くことはポジティブであることそのもの。わたしの現在の思想と合う相手ではないひととの会話は、ゴツい感じだった。

温泉に入って、プールで少し泳いで、さっぱりした。カキフライ定食は、美味しかったよ、帰宅。

父が本を出版することにしていて、表紙絵を担当したのだけど、絵の作者紹介の欄をどうしてもつくるらしい。わたしは、わたしの活動名、「TORABARA」とだけしておいてほしいのだが、これが通じない。

活動のリレキ、を掘り返して羅列しなくちゃいけない、これのどこがわたしを苦しめるか、過去は、過ぎ去った神、みたいにおもう。

田舎暮らしの老人が、地区公民館の班長、すらを肩書きとして経歴に書くぶざま。そこの同次元になりたくない、反発なのか。ご縁とは、

おおよそたまたまの成り行きで、形がつくられてゆくようにおもう。わたしの向き、はあるとしても、自力で出来たことなどほぼ無い。他力あってのわたしだということです。それで手柄を並べるような記述に、気が進んでいない。

テキトーに書いとけって。配る相手が100人にも満たない同人誌的な出版物だろ、と自分を諫める。今日は筆を取れなかった。

TORABARA しわす28日

年末は、自分自身に、けっこうな足枷をはめている気がする。掃除しろ。ってこと。これからは自由な考えに変えてゆくつもり。今年は、水廻り3ヶ所がなんと、新品に工事された。かるーく拭くだけでお掃除は完了だね。

近所の老人と、浅草に蕎麦を食べに出かけた。

その前に、上野へ寄ろう。そして大繁盛しているアメ横を、よくよく見て歩いた。美味しそうな大粒いちごが3粒、串に刺さっていて旨そう。食べ歩きをする。胡麻団子、スナック菓子。次々と買い食いして歩く。輸入食品屋さんで、お正月用のお菓子と紅茶を入手。

たたき売りしているハムを、言われた通りに買う。おやじが、もの凄い、喜んだ顔をした。予想よりも高くわたしに売れたのだ、きっと。

あんな、喜んだ顔を見られたから良かったネ、と老人と、口々に言った。お祭り騒ぎが楽しかった。

浅草。年末にも来ることが出来た。天せいろと笹の川の熱燗。ちいさい蕎麦味噌を舐めるようにお箸の先でいただくのを、気に入っている。この定番を、一年に何度も出来るようになった。暮らしが豊かになってるかしら、うれしい。

浅草寺へお参りした。川端龍子の天井画は、現在なお修復中です、堂本印象のほうを撮影いたしました。

天女。

帰宅してから胡桃のケーキを焼いた。生クリームをなんとか使い切った。

TORABARA しわす27日

しごと納め。なのだが、釈然としない。なにがだろうか、体が少しだるいせいで、うすぼやけてしごと時間が終わる。やたらジャンクな食べ物を嗜んだ。

しごとが終わったとたんに、ワインをいただく。しごと中に、生姜蜂蜜柚子紅茶、の温かいのを飲んだ。少し、不調のもやを晴らした。

お隣さんのお庭は、二階のわたしの部屋から、常時、視界に入っていて、わたしが庭と共に過ごしているようなもの。借景で、こんなにも好ましい豊かな植木を眺めていられることが、わたしへの祝福だとかんじている。野鳥が、はしゃいで遊ぶ庭です。

昨日と今日は、ここに庭師が何人も入って、年末恒例のお手入れをされてた。音も、好くて、枝や葉がさっぱりと粋にさんぱつされてるって風で、職人さんの直足袋姿なのも、なんだか風物詩で好くて、この光景を目にできることに、時折、涙ぐんでいた。

ほんとうのこと。を、ちゃんと見ておく。みたいな光景。大事にしてゆくことが何か。どうかこのまま、つづいてほしい。

それにしても、体がどんよりしているので、夜、9時にとっとと寝た。

TORABARA しわす26日

昼休憩に、気になっていた版画の、腕と手の部分を、彫り直した。夜、年賀を刷る。

うふふふ

足が五本指タイツ履いてるわけじゃないから、やはり、線になる描写のほうがいいよな、と思いはじめている。

夜の時間、初めて行くスタジオで、ヨガ。行くのに20分近くかかった。眠れるようになるクラスって銘打ってあるが、わたし、即寝れるタイプだった。四秒くらいで。わたし、なんでこんなに早くねむれるっけ、とヨガの最中ぼんやり考えてた。

それは、すこやかだからよ、わたし。

わたし、わたし。ほぼ他人の介在しない日だった。

TORABARA しわす25日

クリスマスケーキを探しに、お昼休憩は外へ行った。先ず、いちご売り場を見て、もしもお手頃ならばいちごだらけのスポンジケーキを焼こうと思ってた。いちご、高価すぎたため、プロの人が焼くいちごショートケーキを賞味することにした。

駅の北にも南にも、正面にケーキ屋さんって素敵だね。

夜になって、グラスにロゼワインを注いで、まずはケーキの時間。とってもおいしかった。

お正月は部屋の外で過ごすことにする。今日行き先がくっきり希望できて、たのしみな予感。こんどこそ矢鱈と出歩くのはやめて、お部屋でたらーん、と寛ぎたい。持ってゆくお酒の瓶も決めた。ロゼのシャンパンにしよう。

夜が更けてきて、木版画を彫刻刀で彫り進めた。ガサガサなまま、今日はここまで。つづきはあしただわ。