TORABARA かんなづき4日

窓を開けたまま過ごして、なにやら体が季節の移り変わりについていけなかった。あるいは、しゅうぎょうまぎわに、毒蛇。みたいなはつげんの仕方に触れてしまって、具合が悪くなったのかもよ、油断した。

こちらの誠意を示してゆくことに対して、替わりきくし。で片されたこと、が引き金になって、きもちがダウンしたか、もしや。けいかいしよう、現実は、なるべくおぼろなまま、心。などを置かないままけちらしていってるつもりだったけど、あんがい、こたえてる。

窓の外に、尾の長い鳥を見た。もったりして、飛ぶ様子が、ちょっと体、大きくなっちゃって。おもたそうだった。昔の服で、うしろに帯みたいなのを垂らす着方があったらしいけど(お宮にあがるときの公家の正装、束帯)尾長鳥を模していたかも。

TORABARA かんなづき3日

公園からかえってからが、唯一くらい貴重な自由時間。なのに、活かせなかったから、フラフラしている。気持ちが。

お洗濯をしたり、いつも拭き忘れている棚とか電化製品も、よく絞った雑巾できれいにして、じょじょにサッパリしてゆく。

ざんねんな事は、先日この家に来たアロエ鉢の、包みがアロエにあたって折れていたところから、バイキンが入って、毒がまわってしまってるらしい。次々と葉を落として、茎が黒い。回復するといいです。

良い事は、行くことにしている場所って、ココから、交通ルートがスイスイ行ける。と分かった。やっほー。

今朝の公園。

TORABARA かんなづき2日

大豆の種と、はと麦の種を、ホームセンターに探しに行って、売ってないことを知った。大根を育てることは人気なのかな?いろんな種類の大根があるみたい。

もし、緑を育てることが、植物が育つことが、地球をはぐくむ一助になるならば。ハワイの山火事で、せっせと山に水を運ぶ蜂がいたみたい。命がけで、自分ができることを果たしてゆく。なんとか、まもられたほしでありますように。

アメ横に又、行って、欲しかったかもしれない雨具を、調べた。雨具じゃなかったみたい。撥水するけど防水しませんってさ。山へ行く時の雨具って、ただのカッパでよくない?高性能の薄くて蒸れないというヤツ、高級家具が買えるほどに高価なんですけど。

などが判明して、帰宅いたしました。赤ワインを、カプっといただきまして、眠りました。

TORABARA かんなづき1日

書道美術館に行く。周辺にホテルがひしめきあっていて、子規庵、及びここは、古さが誇張されて見える。通りには、お金と体が短絡的に結びついていそうなひとが徘徊している。というのはへんけんでせうか。昼間なので、あっけらかんとした空気だったよ。

しらずのうちに、中村不折さんの漢字を、知ってた。眞澄(日本酒のラベル)。中村屋の看板。

上野まで歩きまして、アメ横でお買い物しまして、新宿の山道具の店へも行った。行くことにしている山の名前を、店のひとに言ったとき、ないしょばなししたような、ひそやかなかんじがした。行くことにしている山のことは、わたしの内だけの声で外に出していなかった。

雨具と、熊除けの鈴をさがさなくては。

TORABARA ながつき30日

なんにもしなかったって日。

7月から、自転車のチェーンがカタカタ鳴るから自転車屋へ行かなくちゃと思ってて、やっと行けた。軍手をはめた指で2押し、チェーンにかぶさっているパネルをクッと正しい位置に引いて、直ってしまってる。こんなにも容易いことだったなんて、丸々2か月、チェーンの音が、気になって漕ぎにくい、という不快は、即、なおるものだったなんて。

すぐに行くこと。これからは。

季節の変わり目だと、からだが順応してゆくために、昼寝をするのだとおもう。からだの声のまま、ねむれることは凄いこと。だいたい、表層のセコい意識は、何かしらの成果項目を詰めたがる。今日みたいなゆるさが、すばらしい、ことを、あたらしいいしきに刻もう。

野鳥が家の窓から見える電線にとまってる。ツグミかも。

TORABARA ながつき29日

雲をちぎって、モンタージュ、謎解きみたいに顔の部品のパズルみたいになってる雲だね。

目と鼻と唇

朝、なんとしても電車に乗るほうの緑のところへ行って太鼓の音を聞いた。

植木鉢を売っている、種類もお値段も、すばらしい良心を感じるところで、またいい物を見つけちゃったわ。赤い色も入っている葉っぱです。

本は背表紙を見て抜群に好みを当てるのだけど、ひとのことは、わからない。自分の鏡みたいにひとの中に自分しか見ていないと聞いたことあるけど、

気持ちに、左回りというのはあって、過去に知り合った人で、怨みしかのこらないようなひとになるくらいなら、早々に、自分の気持ちが左に回っていることに、その自分に、気付くべきでした。

TORABARA ながつき28日

結局連絡を途絶えさせている人が、たびたび夢に出てくる。その人の欲が汚いことが赤裸々になる夢。かんがえられないくらいの姑息さ、こんなにも小銭を稼ぐことに必死なのか、と、実ることのないハゲ山を、わたしが一瞥して、その夢は終わる。

この人は、小さな商売をやっている。いつしか新興宗教の教祖みたいになってしまい、洗脳されたひとを食いものにしている。という方式の店になった。餌食になりそうなひとには、マウント。でしか口がきけない。ここに老害も加わりだしている。

何年も、店を見に行っていないので詳しくは知らないけど。このひとと会った後に、気が重たくなる症状。に気づいて、わたしは、離れた。

4年くらい前に、わたしがベトナム旅行した直後に、店に寄ったのが最後か。ベトナムに一人旅しました、という一行だけを私がしゃべって、あとは、ご自分がベトナムに行った時の現地人雇って、買い付けした話に終始し、買い出し中の、棚を漁るすがたを、ダンナがビデオまわして撮った映像を、何故か見せられた。ベトナムの光景が、暗い店内でビニールに入った雑貨を漁る、というシーンしか無いのだっけ。

先日、散歩の途中に、ふ、と啞然とするおもいが再燃して、それでまた夢を見てしまったか。わたしが一言もベトナムの話をしなかったんだっけ、ベトナムの、どの都市に行ったかも、言う隙間もなかった。

自分にしか価値がない、から転じて、こちらを便利屋だと扱うしごとを振られたりした。最後のせっしょくが、受けてもない仕事の指示、だったのだっけ。きさまなにさま。という度をこしてゆく、老いゆく女の営み。

ご自身の感性が根本から、どうにもなっていないひとは、のたうちまわるしかない。その国の独特さとか、ユニークな人の様子、に寄せる気持ちが何も無くて、お金を振り回して出来る狭い範囲、審美眼のかけらもない事柄が、そのひとの大半の時間なのだろう。

こころが貧相なのに、相対的ななにかに照らして、それを偉ぶる人の滑稽さは、かなりわたしの観察対象という気がした。焦る、足掻く、沈没。まで含めて、見届けたいのかもしれない。

TORABARA ながつき27日

片すこと、免許について、訊くことと、検査について、と、修理について。

美術品を扱う免状。血の検査、しなくていいって。外に置いてるものの土台をなおす。

里芋を煮物にすることと、レタス卵でチャーハンにすること。ブリ切り身を料理すること。フライパンで、身が割れるようなほろほろな、よい加減に焼き上がりまして、生姜をきかせて、塩、胡椒。お醤油をじゅっと焦がして、仕上げました。旨い。

午前中に、サイフォンコーヒーを淹れて、お酒効かせている。カルバドス。

昨日は、排水口に塩を撒いて、じゃっと流してさっぱりした。さつまいもを蒸す7分の間、冷蔵庫の棚を一段ずつ、取り出して洗って拭く。隅々、お浄めがすすんでいる。今日は、ガラス質のスポンジで茶渋を磨く。まっ白になる。ポット、マグ。麦茶の容器も、グラスも、ツルツルにした。