TORABARA はづき11日

電車から降りた時、また、日傘を電車に置き忘れたっ、と思って、慌てて車内に戻って、席を見たけどなくて、電車のドアは閉まり、降りられなかった。日傘は、バッグにちゃんと引っかけていて持っていたのだ。しばしぽかんとしたけど、最後の行き先が最初になったってことか。新宿。

計画が急に変わったので、通りすがりの景色が何もかも新鮮だった。片す。ことは少しだった。お茶屋さんの抹茶を買う。お菓子材料屋さんでプリンの型を買う。駅でこんどの旅行の切符を発行してもらう。

余分な所を見て歩くじかんが多い日。こういう時にちょっと見たことで、ゆくゆく欲しくなったりする。ゆとりが多いひとは悠々としている。

とてもお腹空いたので、お店探したけど、どこかしこ混んでる。あるいは空きすぎてる店で入るのをためらう。

いつもの森へ移動して、ほっとしている。ここを歩くことは、やはり好き。そして改まったよいごはんを頂きました。

手鏡を持ち歩いて、ときどき自分の顔を見てみましょう。わたしっていままでなにをやってきたか。いまなにをやっているか。リアルな事がささやかすぎて、なみだぐんだりしていた。

TORABARA はづき10日

いただいた、アロエの鉢を大きな鉢に移した日。

水やりをしているわたくし。

東北旅行するとき、お化粧品を小分けにして持ち運べる容器を用意した。お化粧品も買っちゃったわ。マスカラ下地が、スモーキーグリン色ですって。

宇宙人のシールも買ったわ、貼っちゃうわ。ノートもせっせと記す。イエス。

TORABARA はづき9日

夕ご飯は、オクラ鰹節和え。刺身蒟蒻酢味噌和え。大根と青葱のお味噌汁。赤身魚味醂干し焼き。こういう和食が、本当に美味しい。

バッグの型紙をひこうとおもって、直角の線をひくので、三角定規がいるのよ、ない、ない。分度器でもいいの、こちらも、失くしてる。それで机の下にもぐりこんで、いろいろ見たけどなくて、なんかへんなところで見かけたキオクをたよりに、なんかへんな引き出し、洗い上がりのミニタオル置き場に入ってた。なんで?とにかく、無事に型紙もひけました。

ミシンを持ち出して、ぬうことをして、手でかがり縫いも進めました。

TORABARA はづき8日

立秋。わたしは暑さに強く、寒さに弱い。とおもってきたけど、今年は、6月から湿気と気怠さがつづいて、けっこう負けていたという振り返り。向日葵は、途中から成長するのをやめて、なんとか葉をひろげて立ってた。今日、育ててるなかの一輪に、黄色い花びらが付いた。小さーく咲いてる。

昨日、父に、ブナ林に住むキツツキの話しをした時、わたしはクマガラと覚えていた名前を、ゲ、じゃないの?キツツキなら、ゲ、だね。と指された。そのとおり。クマゲラだ。

父は日本語に通じていて、この角度で、固有名詞の成り立ちとして、音の、ちがうところというか、幾層にも、句が蓄えられたひとの、説明できない勘どころが有ったようだった。

マティスの形は、飽きない予感。ロックな雰囲気でバッグのアプリケにしようかな。

TORABARA はづき7日

お昼、とてもお腹が空いていて、ハンバーグは、オリジナルかおろしかチーズ、わたしはオリジナルって注文したのだけど

ミートソースハンバーグが、鉄板がじゅーじゅーになって届いた。間違ってとどいてるけど、こんなメニューどこに書いてあったんだろ、ちょうどこれくらいのボリュームの、こういうやつ食べたかったので、そのまま食べた。店のひとにコトバが通じなくて食欲が伝わったみたい。ぐちぐちやりとりするのはめんどうマチガエマシタネトリカエマショウ、とか。それでそのまま、値段はゴウジャスになったのもOK。

ドリンク一杯のクーポン持ってたのをフリードリンク無料にしてくれた。なんていいお店ね、VOLKSね、かなり満足した。

ハンバーグにミートソースが乗ってるるる

TORABARA はづき6日

お出かけがおもいつかない。家で昼寝して夕方になった。家しごと。にシフトしてゆけるといいと思っている。時間をかけることでしか成せないしゅみは、一生の宝になってゆく。

先日、入手した図案を、ハトロン紙に写した。クッションカバーにしてゆこうとおもう。マティスが実物大で壁画にしている海のいきもの。

根のうきだしてる道。なんとも面白い参道だとおもう。ここを歩く以外に何もいらない。という至福な行程。昨日の余韻。

TORABARA はづき5日

朝、高尾山から風が吹いてきたようなかんじがした。おいでよ。と誘われるようなやさしい、しずかなお陽さまのような、なんていうか。行くのは今日ねっておもった。

六号路は、人が少ない日だったので、山道の視界に誰もいない。という時間がなんどもあった。道が、こんなにも麗しいことが、よくよく見渡せた。鳥も鳴いている。ずっと渓流のせせらきの音がしている。いつもより1時間くらい、早く登頂出来たとおもう。不思議なくらい、かろやかで楽しい。生姜蜂蜜レモン紅茶の、熱々なドリンクを水筒に入れて、これが体にとって一番相応しい栄養だったと思った。

最後の階段は、段差がほどよくて、自分の体のリズムで登ると、まるで息があがらないでのぼれてしまう。達成感が包む。一番よい選択。をしてゆくリズムが、ここに来ることで宿る。

盛り上がってる雲。烏天狗さんの貌に見える。

ところで、麓の蕎麦屋だけど100円割引クーポン加盟店なのに、レジの後で変更出来ない。と言われ、セコくてケチ。嫌々なら、このクーポンに加盟しなきゃいいのに。しかもただのざる蕎麦じゃない、豪勢な蕎麦、そしてソフトドリンク注文もしている、良き客。わたしに、これは気分悪い。態度がでかいだけの田舎の高校生バイトって、家庭内の恥が、そのまま露呈してる場合がある。このコの親の躾が、面倒臭い、時に口ごたえをする行動様式を、このコに植えた。

けっこう田舎なデパートの靴下売場でも、同様の態度でかい女の接客があった。同じこと繰り返してるだろうに、3足で幾らって。間違えまくるからなのか、商品を手わたすのにてんやわんや。袋もくれないくせに、商品を、いつまでもこちらが手を伸ばさないと取れないところに置いてる。え?買ったけど?どうぞ。っていわないのが意味不明だった。こちらが手前で用意している袋に入れようとすると、ダメ、とか口走っててさらに迷走。いったいなにによって脳が忙しいの?

TORABARA はづき4日

朝、電車に乗って行くほうの、森林になったところへ行く。降りた駅のコンビニ店前で、植物が売られているのだけど、いつも、欲しい!とおもうのが並んでいる。今日は、ブーゲンビリアの鉢。

誰だっけな、音楽家で、この花がとても好きだったってひと。映画で観た。ブーゲンビリアのお花畑をぬうように駆けていくシーン。

誰、誰。とずっとおもいだそうとしている。お散歩の帰りに思い出した。

ラフマニノフだわ。

甍がふたつ、模様がちがってたのね。