TORABARA ふみづき26日

壁がまるごと一面、窓ガラスになっているお部屋から、朝日が昇るのを見た。なんと赤くてピンクみたいな色が、きれいだった。窓に沿って、ベンチになっている。ここが好くて、なるべくここに来たい。

夕方から夜になってゆくときの、空の色が、ぐるり青が、ドームみたいにここを包んでいる。ビルの屋上が足湯になっている。ここからの眺望が好くて、涼む。

旅行をしたことで、ガランガラン音をたてて、変わり果てることがある。

すきまには、やさしいきもちもあった。たのしむことのほうこうせいが、こんなにもちがうどうしが、ゆくゆく、べつべつになることはしぜんか。

麗しい夜景。

TORABARA ふみづき25日

かぞくのひとが、冷房病になってしまい、しかし今日と明日は、夏の旅行をすることになっていて、わたしは今日と明日、しごとをお休みしている。

今日と明日、しごとをお休みしている、わたしにとって貴重な時間なのに、午後2時までかぞくのひとは仮眠して、仮眠から起きるのを待つ。丈のじかんだった。

せっかく、リゾートなホテルに泊まることにしているから、タクシーに積んで運んででも、そのホテルへは行ったほうがいいか、慮っていたけど、顔色が回復してるから、出発した。

かぞくのひとだけど、物の考え方が、他人軸になってることが多く、じぶんじしんへのしばりが強い。これと、生まれながらの本性、豪快で大胆、がかけはなれてしまっているため、本来の力がいきばをうしなってからだのけだるさに変化している。くたくたねむることで、現実のいびつを、ならしているのかも。れいぼう、にかぎらず、胃も眼も炎症をおこしている。今日はずっと、不調なままのやみあがり。という状態に付き合わされていた。

わたしは、なにかを楽しむきもちではなくて、わたしの気持ちはノイズだらけだった。

TORABARA ふみづき24日

キリと、蝶番と、机の脚になる木、プラスドライバーのNo.0、などをさがしに、ホームセンターへ行く。肉体派労働の男のひとたちが徘徊している売場で、髪型に特長あるなー、とチラ見して観察した。カクカクした刈りあげとか。なにかを作るひとが、じっくり道具に見入っている様子は、いいねと思う。じゃんじゃん作ろうぜー。

先日、とちの木、無垢板を購入した。磨きをかけるほどに、木への愛着がわいてきた。木はいいね。足を付けて、椅子か机にしたい。板を、手にとってよくよく見れば、なにになりたがっているかみえてくる。今日、売場に行ったのは下見で、板に付ける、どんなパーツが販売されているかを眺めた。この板はすでに真半分にしていて、ひとつはコマの付いた台になる。のこったほうで、いつもいつも使うモノを作りたい。作りたい欲。作りたいものはなんだろう。

テート美術館、光のオブジェ作品。

TORABARA ふみづき23日

温泉とプールがある所へ行って、プールで泳いでいたとき、片方の耳栓が外れてしまった。行方不明だ。小さいし、もう出てこないと思った。温泉にたっぷり入って、帰るとき受付にたずねたら、わたしの落とした耳栓が届いていた!

感動。きのうのおみくじが現実になりつつあるかも。堰き止められていた川が一気に流れるように、全てのことが順調な流れとなって動き出します。円滑な改善があり、これから面白いように実を結ぶでしょう。大吉。

昼下がりに、神社さんの食事処で、冷やしかき揚げ蕎麦をいただいた。こんなに美味しいっけ。丁寧に作られていた。

ペンキ塗りを少しすすめた。マットなニスを塗る。いい調子。

TORABARA ふみづき22日

健康診断。が10じから。注意書きに、飲み物も、朝から飲まないで。100mlならいい。とあり、え?炎天下で脱水状態じゃない?と問合せたら、胃カメラのまないひとは、水、こまめに給水してていいみたい。

明け方の3じに目が醒めてしまう。朝ごはんは、ヨーグルトを食べた。食べるのはダメ。血液検査の数値が上がりますよ、と言われる。もう食べちゃった。健康診断に向きあうストレスが爆上がり。「いつもと同じことを」しないことのふしぜんさ。いろいろ、数値化していらない。神秘なことが中心だとおもうひとにはなじまない。

やれやれやれ。と洒落た街へ移動して、ビーフハンバーガーとビールで、午前の光景を帳消ししましょう。

午後のテーマは、甘美にすごすこと。美術をじっくり観て、欲しいモノを買って回った。

自分の体を感知する感度が、どうぶつなら備わってるだろ、どうなれば体は重いのか。ここに相対的な値をあてて、合わないと「病」になって固定され、やっつけ始める。平均化へ寄せればいいのか、本当にそれでいいのか。検査の数字にだけ任せていて、異な値を薬でおさえる?生き物としての知恵は、野生動物に倣ったほうがいいとおもった。余計な文明がないことの美しさ。

日々の習慣が、地道な営みが、自分自身をつくっている。からだのこえをきくのは、自分。

烏森神社さんにて、心願色みくじ。ピンとくる色どれかな。

TORABARA ふみづき21日

過去を洗いなおす、という願望が、夢になって出てきた。近年まで付き合いがあったひとで、もう音信不通なひと。わたしが生まれてくる前に何か約束しているとすると、手芸にまつわることをする。と決めていた気がする。そして、その道を進むためのヨスガにしていたようなところがあるひと。まさか、関係が壊れる顛末は、わたしは思い描いて無かったとおもう。

そのひととわたしのインナーチャイルド同士が、たあいなくたわむれる夢だった。一緒にすごしていて、どうしても気に入らないわたしのことをノートに3行書いた。と言って、ひとりだけお水のんだ。わたしは今日、誕生日なのに、(わたしがお菓子を持っていた)それは、わたしに呉れたらいい。とか、言ってた。もうひとつの気に入らないことは?忘れた。

お誕生日のお菓子、で思い出したけど、彼女の節目の年齢に、ガトーショコラを焼いて、クール便で送った時のこと、彼女は、うんともすんとも言わなかった。わたしがなんとしてもごり押しして、かのじょにとりいろうとしている形になった。不気味だったかも。お菓子、捨てられたかもね。返事をする礼を欠く、礼を超えるほどに親しかったのかもしれないけど。

わたしは、このひとと関わりながら過ごす時間に、「七分の魂」としかあたまが考えなくなっていたのであり、自分が無価値であるようないごこちが、このひとと接するときにわたしを覆う。これ以上は離れろというヨミは、間違ってなかった。とおもう。このひとが取り上げそうになることは、

というか、わたしを閉じこめようとする、彼女からのレッテルは、二つあって、人とのコミュニケーションが出来ない人、自分の1/10しか仕事が出来ない人。

ここに反発することが、私の成長だったのか。もう今世での付き合いようがなくなりました。夢の中で、この人と共通の知り合いが出てきた。イヤな奴で、現実でも情がなにもおこらない、只のイヤな奴。ゲジ眉。こいつに、何故かわたしは結婚を報告し、薄ら笑いで嫌味を言われたと思う。インナーチャイルドの姿同士でたわむれていたかのじょは、私の結婚を伝言で聞いて、全く、口を閉ざしてしまう。THE END。

TORABARA ふみづき20日

あら煮を作らなくちゃ。塩かけて、熱湯をとおす。ねぎとしょうが、大根。味醂砂糖、醤油を1:1と日本酒を多め。で大鍋で炊いた。ふわっと、いい味に仕上がりました。

このスープだけ、別の鍋に取り出して、あらかじめ茹でていたうずら卵とカイワレを入れて(ひと煮立ちして)いただきました。出汁のきいた美味しいスープ。

土台がビスケット生地で、ナッツをキャラメルで絡めたお菓子の、キャラメルが、ハチミツが多いと柔らかいままかも。それか、もっと煮詰めるとよいのか。タフィーを作るコツをさぐる。やわらかいままなのも、おいしいけどね。今、暑いから、やわらかいままか。冷蔵庫に入れた。このお菓子をひんやりさせていただくと、おいしい。ビスケット生地に、レモンのお酒の風味を加えている。

フォトジェニックな公園。

TORABARA ふみづき19日

落とした日傘が、手元に戻ってきた日。駅の人から電話が入り、最寄り駅に届いたお知らせ。いつ取りにいらっしゃれるか聞かれて、今。と答えた。as soon as possible。略して、asap。

傘の柄は節のある竹でできてる。握手してるみたいに、傘が手をにぎりかえしてくれたみたいに感じた。温かかった(これは気温のせいだけど)。戻ってきて、本当によかった。傘だけが不安な道行きをしてしまった。ごめんよ。

朝の公園の、写真。

幹が、くねってる。ここの空間の、長い長い時間の表情をあらわしている。おとぎ話みたいな、遊ぶような気配があるという気がする。