朝、ホテルにタクシーを呼んでた。港まで行ってね。そして、タクシー運転手が、やけにフレンドリーだった。昨日のタクシー運転手さんに、寿司の美味しいところ、弁慶教えてもらって、本当に弁慶行ったと言ったら、旅は温泉は、草津がいい。草津に行って。とおススメしてた。僕、3、4回行ってるって知らんがな。自分を語るの、なんなの。
船だー。うきうき。










チャリをレンタルして走ったけど、どこにも、目的地に辿りつかないまま、ただ、湖そばを走り、道まちがえたかもと引き返し、やっぱりあってた!と同じ道をまた行く。そうこうしていて、時間になる。

加茂湖から丘を登ったら、向こうに海が見える。陸地が狭い、ここ、なんてかんじがいいの!
と、おもってシャッターをきったのだけど、左の林立したさらに左に、神社さんがあったみたい。気がつかなかった。すぐそばが、宿泊先だったので、神社さんへは翌朝行けました。ここ、温泉が湧いてる。




バス出発の時間。金山へ。








アート空間。
足早に、相川に向かって歩く。バスが40分後に来る。道路は、とんでもない山道、真っ暗闇である。へ?ここ歩くの?と、ためらったけど決行。
山間の、Vになった道路から、満天の星空が見えてた。道、ずっと。外灯が無いため、ものすごい煌めき。こんな星空を、見たことがない。音がしてきそうなほど、光が強い。なみだがでそうなまま歩く。時折、車が走ってきて、人が歩いてることに気付けよとばかり、手元の懐中電灯を振り回した。そう、ちゃんと懐中電灯を準備していたわたし。こんなこともあろうかと。
そして、バス停まで山を下った。それらしき建物、バス停?なのかよくわからず、交番に寄って、バス停がどこかを聞いた。あ、やっぱりあの建物でしたか。初めて来るって、こういうことなの。なんにもわからない。バスは7分後に来た。けっこう、ギリギリで間に合ったってこと。
そして、バスで港へ戻るも、もうあたり一帯が寝静まりかえっていた。タクシーも呼べない。歩いて宿まで行くか。携帯の電源がこころもとないくらいに少ない、にちかばちか、宿へ電話。工面をくださり、有料で送迎してくださることになる。なのだけど。投げやりで無愛想な運転手が、しぶしぶ来てて、は?このかんじか。というしつぼう。寄っていただいてるコンビニで、ジュースとか渡したほうがいいやつ?めんどくさいね、田舎の村社会め。
わたしは遅れたので目を付けられた。とくに、翌日も、若僧の運転手の、表情が消えたまま、今日もコンビニ寄りますかだと?昨日のオジサンといらない情報を連携しやがってる。こういうの、かいふくの糸口をさがせないままだった。
土地のことは好きになっていくのに、ホテルは、だめな気持ちが残った。