旅をする朝に、公園から富士山を眺めた。雪山。出発がゆるいので、支度をのんびりしていて、羽田空港を最初の観光先みたいにすごすはずだったけど、空港に着くなり、出発ロビーに進む。
家から、まずはバスに乗ったのだけど、随分と時間をかけて渋谷へ行ったってこと。そのバスの車内で、この度の旅を占うように、なにか出来事に風をかんじながらすごす。過去の、執着があったことを記憶から取り出して、なんてしゅくふくにみちた珠玉。みたいにおもえて、涙が出てきた。情がもろいじょうたい。
5時頃がみごろらしいけど5時には辺りが暗くなるしバスは4時45分発だし、どうするか。それでバスに乗る、を選ぶ。
鳴門の海に見惚れて、ひととき行けて良かった。潮が意志をもって泳いでるみたいな海の様子だった。つまり潮の流れが淡路島をぐるりと、右回り左回り、まわってぶつかる。
夜闇の中をバスで進む。渋滞だった。6時15分、徳島駅着。牟岐線に乗り換えて今夜の宿のあるまちへ。地図はどうなっているんだ?事前のじょうほうをほぼ持たないで、駅が灯りも無くて沈んでいた。夕ごはん食いはぐれるかも、とコンビニの惣菜を買った。店はあるの?どこなの?開いてるの?
ホテル横がスーパーで、とても鮮度のいい刺身ののってる丼にありつけた。
ホテルは、ドリンクサービスの時間があり、カボス酒をガブガブ飲みましたの。温泉は金長の湯でしたの。