旅から帰って、
しごと再開になってるけれど、間違えているのはそこじゃないだろ、という摘み上げがあり責めてあった。ゆるさじ。でもないけど、いちにちかけて、何がまちがっているか簡潔な言葉になるまで、あたまがぐるぐる考えていた。整頓の結果。みたいに、書いて伝えた。
しごと先のひとへ、お土産を買ってきてあったけど、明日渡すのは止めることにする。旅の延長ではなく、ここにある世知辛さ、それを、ひきつづき遮らねば。今週末の飲み会も、断る。むしろ、断りやすい流れが用意されて、よかったね。
旅が、わたしの本道みたいに、圧倒的な体験になった。どこをどのように記憶にとどめたらいいか、膨大な体験があったとおもう。
土地から語りかけられる、もう少しここにいて。まだ見たことがない、その商店街も歩いて。手元のバス時刻表を見て、駅から乗ることにしてたのを、たまたまわたしが聞く、最小限な発言をたぐって、夕陽に包まれつつある街を、はりまや橋の方へ歩いた。
空港へ、早く到着するバスが、すぐに来て、空港にて、ゆっくり郷土料理が堪能できた。バスの窓の外に、赤く染まる建物と、空が見えた。夕焼けをずっと見たくて、やっと赤いのを見て、こちらに語られてくるかんじがあった。

わたしは、まだ帰りたくなかったのかも。帰りの飛行機は、ふてくされていた。あーあ、旅、終わっちゃう。
