TORABARA かんなづき23日

仕事が終わって、蒸し暑いような、気分的に、くしゃくしゃしている。ワインをコップ2杯飲んでるけど、外出。図書館へ行く。読み終わってる本も返せた。毛糸編みの本を2冊、借りた。

河合隼雄さんの、演説集を読む。発言の断片に核心を突くような冴えがある。時事を論じてある何年も前の本を読んだとき、古びていなくて、たまげた。普遍的な境地というか、物事の深層を見る能力が凄い。なんというか、力をいただくような本になっている。いつも。

一様序列について。日本の特長で、同じ基準に依る順位。を気にする。おおいに、思い当たる。勉強をすごくすれば誰しも一等になる、という幻想が、学校教育にある。生まれつきの能力差がある。ことをひた隠してある。一様序列、すなわち有名大学から大企業にすすむことが身分が高い、とでもいう向き。学問の器が無い輩が、無駄に時間を費やして、人生にとっては余計なテクニックを身につけさせられ、ふくよかな体験をすべて削ぎ落とされる、貧相な子供時代をおくる。

踊りが上手いお子さんのお母さんが、この一様序列の枠にわが子を嵌めてるしかなく、上手いのは踊りなのに、とにかく、大学に進むことだけに執拗にこだわってるようだった。蓋をされているのは、そのお母さんのソウゾウリョクなのかな、そうせざるおえないと、おもわせる、世間様があるらしい。

なにを世間と呼ぶかを、自分で決めなさい。と、わたしは考える。

今日はここまで。