TORABARA かんなづき28日

秋晴れ。朝を、変えてみる。

喉が、痛くなりかけたのを、ノドぬーるを塗って、痛まないで引き返せたものの、まだ治ってはいなくて、それならばと、耳鼻咽喉科へ行くことにした。

なんか、仕事と、離れたい気持ちもあった。午前休むと連絡を入れて、近所の病院を検索。評判がいい所へ、チャリで迷いながら辿り着いた。予約制ではなく、先着順ですって。

熱もなく、なんであんた、わざわざ病院に来たの?退屈病なのか?みたいにあしらわれて、最初に渡された体温計を、えんぴつと間違えて文字書こうとした。体温計もボールペンも、同時にわたされていたからです。

いろいろ、新鮮だった。普段、ちょっとした異和感を、瞬時に対処する方法が、最善だったことも確かめられた。ノドぬーるとか、飴。蜂蜜生姜檸檬紅茶。

忙しかったですか?と質問された。忙しいのだろうかわたしは?まあ、仕事してますんでね、と答える。ほんの少し、ノドや鼻の奥が腫れている。小さいカメラで映し出した映像を、ケイタイで撮るように言われる。

かたや、具合悪い身体で、もう片方は、秋の麗しい気配、薄陽のうつくしさを感じているような日。

午後は、仕事に戻る。自分で思う以上に仕事が負担になっていて、今は、なるべく仕事しないように。休んで、夜もたっぷりと眠るように。ということでした。薬は、3種類。他に、漢方薬とか鼻にさす薬も出る。薬マニアは、薬をたのしむんだろうな、わたしは、合成物は異物で、疑わしいという気持ち。少しなら、試してみるか。抗生物質ではないらしい。

食欲は、もりもりとある。

自分に対して角度を変えた、境になったような日。たちまち違う風景になる。