TORABARA かんなづき3日

鳥は、語るように鳴き、

網戸越しに、尾長鳥のシルエット。

今日は、こちらの敷地を、点検するように、塀に着地し、庭に降り立ち、門扉の柱、塀の縁、と、ぴょんぴょん移動していた。鳥は、イヤシロ地を知っていて、ここも、イヤシロ地なのかも。その印におもえた。

温泉のことが気になり、今日、行っちゃうか、と思いを馳せた、そのしゅんかんに、その温泉からLINEが届く。行こう。到着。

露天風呂の、水面を照らすランプが、水面の波に陰影をつけて、それは、縞々模様が連綿と揺蕩っている。その縞を、しばらくわたしの裸体、腰骨上辺りから肌色曲線の上に這わせていた。ジャンプスーツを着てるような模様が出来てるよねー、脚、しましましましま。という遊び。

湯上がりに、渋いピンク色の下着上下だけを付けて、ドライヤーをあててた。下着には金糸で飾りもついていて、ゴージャス。昔、シンディローパーがダイアモンドのネックレスを選ぶ、という場面で、上半身裸体で、似合うかどおかを試していた。という映像を見た。わたしもゆくゆくそういう美しさがわかる大人になりたい。

下着を堂々と身につけた状態が、真っ裸よりも上品で、存在の美人度合いが一番高いとおもう。大胆なひと。腹に贅肉が無いことが決め手。あるいはパンクロック。

生ビールが旨い。カキフライも、うまかった。