旅ふつか目。
チェックアウトが12時らしい。もっと早く出発すればいろいろまわれるのに、旅館の時間を守ることを優先する家族のひと。朝食が立派だったのに、昼12時にステーキ屋に行く。食べて食べて。というのが家族のひとのヨロコビらしい。モヒートを飲んだら、すこしお腹空いた。本格的なステーキを、ちょっと無理して詰め込む。合わないひとに合わせている。ことわるほどじゃないけど、わたくしにとってはありえない予定の組み方。
そして、交通経路が敷かれたレール通りな移動。登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船。人生の枠も、身動きなどとれないようなレールかも。進むしかないような。何故か急いて、混み合って、いっしょの箱のひとの様子をうかがい、途中の眺望をそこそこにして終点へ。湖という最終地点。お決まりなコースに冷めてるっけと自覚した。
神社さんへ辿りつけなかった。湖畔に散歩道がある公園をまわったらくらくなりはじめたので帰りました。雨がけっこう降ってきたとき、ちょうど木が屋根の代わりになってて、雨に当たらなかった。
元箱根発、山の中を走るバスから、山肌が見渡せていて、モクモクとした木が生い茂っているのを、眺めることが大好物なので、バスに乗ってるとき嬉しかった。
いまいちなまま、なにかはゆるまった旅。
お宿は、川のせせらぎの音がお部屋で聞けててよかった。標高が高い、高原だから涼やかだった。大涌谷は、さむいくらいだった。