新宿へ行く。焦点は合っていないまま、さほど用事は無かったけれど、部屋の中が暑いし。くらいの理由でふらりと行った。今日は、出かけたことで過去のネガティヴとカチンと波動が重なるようにおもった。
大型書店の、棚揃えを、背表紙をたどって、どちらが好きな品の並びか比べる。ジュンク堂vs紀伊国屋vsオアゾ。今、欲しいのは色彩のいろいろ載ってる本かな。和名での色の名前を覚えてみようかしら。感覚的な要素がある本屋さんが、好き。
私にとっての新宿は、随所に、想念を突き刺したままにしているようなまち。今日、よみがえってきた記憶は、サシ飲みをしたときに、下世話なおじさんみたいな会話だった、彫刻家なんだっけな、女の人、イラスト描いてる人。現在、なかなかの著名人に成ってる。闇な面をつかいわけてらっしゃったか。人のバランスで、さしのみしたらいきなり影の方を見せられた。二度と二人で出かけることは無かった。一緒に飲んだ居酒屋ってこの辺の地下だっけ、と通りをわたりながら、視線を配ってた。
酷かったのは、昔からかわらない営業してらっしゃる喫茶店。いま喫煙席しか空いてません、と座った席が、隣の話し声が近すぎ。25才の男4人が、あられもない、女を物だとしている会話が続いている。性欲の拙なさ。言語の乏しさ。25才男のお粗末な生の一端。わたしが吐きそうにおもうキモはどこか。空間への嫌悪感のひろがりが抗い難く、針でいえばムシロ。
店に、ウエイトレスが5人もいて異常だ。制服を着ていないコが、女主人?なのかな、前回来たときに、こちらに介入して会話してきて、それをわたしはこころよくおもわなかったのに、忘れてた。ピース。このお店に、いい時期もあったんだろうけど、
入るんじゃなかった。横柄な若者が蔓延る。よろしくないよね、助けて。みたいな気分で帰宅した。家の中で過ごしていれば平和(ピース)だったのに。