TORABARA ふみづき26日

土曜日に、約束を入れるなんて、何年ぶりかしら、先々月、旅先で知り合った人が東京にいらしてるらしく、食事とプラネタリウム。へ行きましょ。

夕方からの予定なので、しばし家のことをする。たらたらと、予約してくれてるレストランへ向かう。

女同士で、境遇が違う相手、というのは苦手だということを思い出した。経験しておいてよかったか?近寄らなきゃよかったのかな、擦り傷だらけになって帰ってきた。心が。

境遇?が似ているとわたしが認定する相手は、女にはいない気がする。そのひとの立場に寄り添えると思えるひと。かどおか見極めてから、一緒に過ごそうとおもう。失敗した。

しがらみたがる、つるみたがる?田舎の人の性質、に向き合うのはわたしには無理。世間話の収まり方が典型的なカンジが無理。女子が振り分ける「意味」が、あまり多岐にわたらない、決まり切った枠に嵌める営みというか、狭い小っちゃい脳の隅を突き合うカンジが無理。

友人になったりして、楽しかったりして、など能天気に約束を取り付けたりして愚かだった。夜ごはん食べる店を私は知らない、という時点で、女子と夜ごはん食べても1ミリも面白くないことを思い出せばよかった。

レストランは、わたしが何度もランチで通っている、わたしにとって大切なお店を紹介した。夜ごはんで行くのは初めてだったんだけど、(予約は彼女が手続きしてくれた)店に入るなり、メニューを牛耳り、単品注文にこだわってた。彼女の予算限度があったらしいのだけど、ドリンクを彼女が渋ってるのがセコく映った。このお店は、コース料理が素晴らしいのだ。せっかくのお店のよさが台無しになってて、残念。

やたらアプリだかAIだかの示す携帯画面に頼って道を歩くかんじ、あたまがキョロキョロしている、なんだろうね、人同士である前に、巧みな情報摂取を、平面的に競って、「値」を増やすレースなんですっけ、案内役のわたし、ではなく、画面通り正確に行く、黒か白か、1か0か、という行動様式。

せいけいしゅじゅつをかおを、わかがえらせていた、その重きの置き方にドン引きしてたのかなわたし、

なにがきにいらないんだろうか、行ってみなきゃわからないことだったのか、なにかご縁がせっかくある相手なのだけど、この近づき方は違った。