TORABARA みなづき15日

たっぷりと眠り、家の掃除して、午後2時を過ぎた。毎週ルーティンでしていることを、わざわざここに書いた、ことが、えいきょうしたとおもったけど、言っただけでやった気になる。これじゃあ、口先だけなひとだろ、ここに書くことは慎重に。

お洋服買って、温泉にも入ろっと。

お洋服は、よりどりみどり。レモン色とかシャーベットになりそうな淡い色ばかり、試着してゆく。似合う服を手に入れる。

わたしはいま、まずいくらい、まいっているのだ。それを聞けるひとが、そばにいるか。だんながたよりなくて、わたしは独りで、このトンネルを抜けるしかない。

ここに、とんでもない内容の本が届くことを、わたしを囲む森羅万象で、なんとなくわたしは知っていたとおもう。先ず、なにがなんでも写経に行きたくなっていた。事前に祓えるものは祓った。次に、花盛りだったバラの鉢が不自然に突如枯れた。これこそ、わたしにふりかかる厄の身代わりになってくれたとしか考えられない。前日まで7輪も花を咲かせていたよね、それがカラカラになっている。

父と衝突する時にかんじるのは、お互いの生命力の、栄養の根源が異なる。ということ。何が栄養になるか。は、生まれた年代とか負っている(とおもわされている)役割でちがってくるとおもう。これは、ポパイの栄養源がほうれん草、みたいな話をしている。

わたしはかつて、昭和10年代に長男として生まれた大家と、裁判で争った。この争い相手のおやじと、自分の父とで、瓜二つなところを見てとった。強情、男性が尊いとふんぞり返っている。世間知らず。そんなことがまかり通るわけないだろ、結果、大家は負けた。まかり通るわけないことはまかり通らなかったのです。

ところで、今日わたしは、ふんだんにしゅくふくを受け取った。お洋服は、天から羽衣が舞ってきたみたいな綺麗なやつ、素敵なやつ。と出会えた。

温泉は、青い空が青いままトーンが深くなるところを体感した。空いていた。こんなに気持ちがいい湯があるのだね、湯河原の湯。ミストサウナでととのってから、水風呂で、透明な息になるまで呼吸した。

呪詛のような父が書いた本、を除けばなにもかも、問題ない。本について、如何に戦うかを、試されているのかも。歪みに太刀打ちするのだ。とはいえ、急に書かれていたことがフラッシュバックするなど。何層にもなった位相でまいっているか。無理しないように。