昼、八百屋へ買い出しに行く。初ものの、さくらんぼ。スーパーへも行く。初ものの、青梅。夕方、ビネガーを入手。氷砂糖といっしょに梅を漬けるのだ。

芍薬、ことしさんどめのしょうじき。つまり、二度、丸い固い蕾のまま茶けて枯らしてしまった。水を張った中で、祈りの儀式みたいに、パチンと、斜めに茎を切る。咲いてくれ、こんどこそ。
夕方のお出かけで、図書館へも行った。予約していた本。専門的すぎるかな、キノコについて。文字が多い。写真が多いのから入門したい。
人の真似をするのが上手いひとがいて、ようするにそのひとじたいが空疎で(空っぽのバケツ)そのままをがぶ飲みできるというか、そっくり教科書通りに成れます、という上辺(ウワベダケトリツクロウ)ちゃん。これを見抜けなくて、嫉妬の気持ちがあったとおもう。はた、と、違うわ、モノマネって浅いわ、みたいな気付きがあった。節操無く盗めてしまえることや、やれてしまえる厚顔なところを、わたしは受け付けなくていいと思った。
なんの役に立つかわからないまま、周りの圧で入部した、(一つ年上の不良だらけのクラブに、なにがなんでも入るように勧誘されて、不良がコワくて入った)棒を投げて掴む、だからどうした。みたいな稽古を連綿とやっていたとおもう。
学校外行事の催しに出るという、スポーツ万能の女子、同級生が、片手間に、その棒を投げて掴む的なのを、演ったらしく、簡単にできたらしく、ますます、わたしは日々何をやっているやらむなしくなったのだが、
今になって、落下する棒状の物、に限らず、落下するものをキャッチする反射神経が、ものすごくあって、パッと、落下させない能力。Mr.&Mrs.Smith、だったっけ、映画でテーブルから落下する赤ワインの瓶を、しゅぱっ。とキャッチするシーン、わたし、あれ、出来るわってこと。
表面的になぞれることは、その場しのぎである。骨の随で、なにができるようになっているか。ここに、とても地味な鍛錬が、ちゃんと構築されたことが、残ってるはなし。