家の中にいる人も、ひとりのプレイヤーであろうけれど、周りに撒き散らす溜め息とか、手を挙げてこちらが話しかけることを制す、その挙動は、非常によろしくない。床が奈落に堕ちて即刻、存在よ私の視界から消えろ。という程、ないないない。
っておもう。来年3月までで、ケッコンケイヤク終わろうか、ゲームみたいに考えればOFFってかんじ。
さっ。と、週末の夜の映画館へ行くわたくし。90年代はじめ頃に、インディーズロックが出てきていて、同時代にはさっぱり意味不明だった音。これを紐解くような映画の画面で、めちゃくちゃいいじゃん、ギターもボーカルも、歌詞が脈絡ないのもいい。とにかく、20歳くらいのギターの男二人が音楽を始めて、ハッパ臭いレコーディングスタジオを経営してた40歳のギャリーがドラムで加わった。その、ギャリーのはちゃめちゃな伝記映画だった。
多動症、というのは現代だと病気らしいけど、魂の元気が良過ぎる状態だとおもう。それでお酒も薬も、浴びてても魂の方が強くて元気なため、お酒や薬側から支配されることがない。そういう印象。しっかりアル中だけど。ハハハ。
ギャリーの、瞳の輝き。を見れば、彼を憎めない。舞台の上で逆立ちする。劇場の玄関で客に食べ物とか配り出す。派手な服で目立とうとする。次の瞬間に何が飛び出すかわからない。
パフォーマンスをする人物への、周りの許容度が実に深い。ダメが無い。かぎりなくはんざいにちかくてもひとのこうどうをそししないこと。アメリカで育って、この自由が身についていることが、うらやましい。
なにをCOOLって呼ぶか。すごいかっこいい時代だよ、92年に誕生したアルバムが奇跡。ペイヴメントってバンド。いい映画を観た。まさかエンドロールで泣きそうになるなんて。