仕事終わってからのことを書こう。
海のそばで、お気に入りのドリンクを持って座る。ホットウーロン茶、ミルク入り、タピオカ入り。それで茫然としている時間だった。
バス行きが、こたえている。多分、準備が間に合っていなかった時点で、今日はやめておく。と、断ればよかった。それをスッピンのまま、更には、人前で化粧したことで、機嫌がだめになって、なにかギリギリ保っていたところが決壊するかんじで、泣きじゃくったのである。
お金に恵まれている境遇とか子孫が次々につながってゆく、その家。その話は、私にとって耳障りだった。海外で何ヶ月か過ごす、お正月は家族がほうぼうから、その外国のまちに集って祝う。
知らないままでよかったところ、お土産をせがむ、という形をつくらされた。これが追い討ちをかけて、こちらをみすぼらしく感じさせた。
帰宅してから、このいちれんの憤懣を、思い出したままロックしたのかなんなのか目が冴えて眠れない。世間話をする近所のひとに電話をかけて、ぶちまけた。少なくとも、人の様子に関する形容詞など、いくつかの言語を与えることが出来たので、気持ちはおさまってきた。
今日は、仕事先に、以前も一緒だったひとと再会するという出来事があったけど、わたしのあたまを占拠していたのは、もっぱら、家とか血縁の話だった。