もうそろそろ、週一で通いだして、丸二年になる。ずっとマスク姿しか見てなかった人の、口を、初めて見ているか、ちょっとマスク外してたとき、見たことあったはずだけど、とにかく、知らない顔だった。口元が見えると、性格が別な人。そのひとのおしゃべりが、違って聞こえた。派手でワガママな顔付きだったなんて。
遡って、しごとだかなんだか知らないけど通ってたばしょに、人間性ゲロ以下なひとが、実に多く集まってきていて、観察しているのがしゅみだった。顔面の肉が垂れ下がって、顔色が黒ずんで、貧相なお痩な女性が、高飛車な態度していたりして、滑稽さは、どこかしこにあった。どデブで、偽名つかってる女は、更年期で、さっぱり通えなくなってた。健康だから入れてもらえたくせに騙した。約束を破って平然とするなよ、むしろ不調を患ってることに同情して欲しそうだった。てか、あんたの場合、単に食べ過ぎだろ。
女の人が糊みたいな貼り付いた意味を物事に振り始めるのが耐えられない。女の間に於ける承認になど価値は無いけど、それが短絡な断面ではなく、歴史。そのものならわたしはどうにもなっていない。
女だけの会議で、どうやるのやらご自分のエピソードを捻じ込むのが上手なひとがいるけど、9割が男の職場の、多様すぎる物事の視点と解釈がある場が、わたしにとって生きやすかった。
わたしはマドンナ。男ばかり10人以上で行くゴルフに紅一点、わたしが呼ばれた。職場にわたしは思い出をつくりに通ってたんだろうかね。