電車から降りた時、また、日傘を電車に置き忘れたっ、と思って、慌てて車内に戻って、席を見たけどなくて、電車のドアは閉まり、降りられなかった。日傘は、バッグにちゃんと引っかけていて持っていたのだ。しばしぽかんとしたけど、最後の行き先が最初になったってことか。新宿。
計画が急に変わったので、通りすがりの景色が何もかも新鮮だった。片す。ことは少しだった。お茶屋さんの抹茶を買う。お菓子材料屋さんでプリンの型を買う。駅でこんどの旅行の切符を発行してもらう。
余分な所を見て歩くじかんが多い日。こういう時にちょっと見たことで、ゆくゆく欲しくなったりする。ゆとりが多いひとは悠々としている。
とてもお腹空いたので、お店探したけど、どこかしこ混んでる。あるいは空きすぎてる店で入るのをためらう。
いつもの森へ移動して、ほっとしている。ここを歩くことは、やはり好き。そして改まったよいごはんを頂きました。
手鏡を持ち歩いて、ときどき自分の顔を見てみましょう。わたしっていままでなにをやってきたか。いまなにをやっているか。リアルな事がささやかすぎて、なみだぐんだりしていた。