美術館にふたつ、行こう。旧伯爵邸、が公開されている、お屋敷に行って、お屋敷を廻ったという余韻を残す。
ふたつめ、武井武雄展が、とてもよかった。美しい本を、限定で300部ずつ、刊行してゆくというライフワークがあったことを、初めて知った。先ず、日本の何処に、どの様な細工ができる職人さんがいるかを、リサーチする。ゴブラン織り、ストロー編み、ステンドグラス、エンボス加工。卓越していたのは、象牙細工だとおもった。どこにもない御本。秘蔵しておく宝物としての、憧れそのものが形になっていると、おもった。
ところで屋外が雨雷。屋根に当たる雨の、壮絶な音。ゆっくり、雨止むまで、展覧会をみて、6時になる。
目黒川沿いを歩いてたときは、止み間だったみたいで、ポツポツ降りだしたのが、どっと、ゲリラ豪雨になった。それどころじゃない、目の前で、ドカンって音、危なかった。雷がとても近くに落ち始めた。それで数メートル歩いて、黄色い木のドアを押して入りました。
なぜ、ちょうどいいところに、雨宿りできるコーヒー屋さんがあったの。おとぎ話みたいな時空だった。熱い紅茶。なんておいしいの。
黄色い、店の中に、芸能人の娘がふたり、居たとおもう。名前、知らないけど、ダンスして歌ってる、グループ?フロア、個室。分刻みで、誰と誰がどうしたかを、話している。写真撮るしゅんかんに目が合う。ことを気にして、マンション付近に週刊誌。がくることへの警戒をしゃべっていたけど
頭の回転がすこぶる早くて、物事への意味の付け方が同じ、虫の分類でいう、同種ってかんじがした。外見の整い方が一律、同種なひとたち、の特質がおんなじ。ことは研究対象になりうるか。マスコミの、マスゴミ、になる根のところに、こういう芸能人の感性があるのかも。
中目黒。きらびやかな本屋さんと、雑貨。見てまわってるの楽しかった。