TORABARA ふみづき8日

出社。朝なのに、おはよう、ではない挨拶コトバを言う、おばさん。いきなり、おつかれ。と言われたけど、すかさず、

おはようございます。

と返した。なんかさわやかさに欠けて気分わるいとおもってたところに、昼ごはんに一緒に行くことになり、ああ、このおばさんに、悪気があるわけじゃなく、ところどころの、ガサツさなのかも、と観察する。

気候が、ちょうど一年前にゾウの国へ行った日と似ていて、わたしは勝手にゾウの国への陶酔をしていた。それでおばさんにも、ゾウの国の話したり、写真まで見せてあげた。おばさんから発信してくる話はほぼろくなものが無く、それならば先手を打って、しゃべりたいことだけしゃべることにする。

シゴト終わってから、海の方へ。夕焼けの映ったビルを見た。船着場から前に日本橋まで船が出てたけど幻だったのかな、と行ってみると、船。再開したというので乗ることにした。

かっこいい形。
海からの眺め
海の、クルーズよ
海路。どうでもいいけど、船会社の男二人が船の中で、かなりくだらない私語が止まらなくなっていて、ネジが外れた人たちかとおもった。時折、トーン強めな発声で、ガイドっぽいことも言ってるけれど、客を楽しませる態度ではなかった。わたしは、いきなり五回券を購入していて、これにあと4回乗るのかよ、回数券買うなんて失敗したか、と危ぶむ。あいさつだけは馬鹿みたいに丁寧で直角に体を折り曲げたまま数秒間じっとしてた。敬礼なの?必要か?

降りた場所には、思い出もあり、なんだかんだ、6年ぶり?で歩き慣れたコレドへ行けたりした。コレドへの散歩は、機会つくらなければ叶わないから、船でここに通う習慣を、あと4回持つのは、ちょっとよいかも。

夜の日本橋。

偶然が牽引しているようであり、わたしにふさわしいさだめ。だったのか、わたしが全然自分の手柄のように物事を想わないのだけど、とっておきな機会が次々と授けられているように振り返って、ハッとした。

まるでまるで、綺麗なひとにしか起こらないことがわたしに起こってきた?という振り返りをした。夜景の三越前の辺りの道路、雷に打たれるように、ビビビビ、と自分の遍歴を照らした。

客観的にながめると、自信持ったほうがいいひと。だとおもう。