公園の、階段の近く、少し斜めな角度なまま、大きくて四角い袋が何日も置きっぱなしになってる。今日で3カウントめ。不自然なので、今日こそ言おう。
巡回員が公園を突っ切って行くところを呼び止めた。この袋のことは知ってて、放ってるらしい。どこの公園にもルンペンが住んでいて、ルンペンの物だと決めつけていた。いやいや、それならルンペンさんは、自分の寝ぐらの側に自分の荷物、置くだろ。巡回員の目つきが、気味悪いほど鋭く、こちらが不審者かを窺ってそうだった。何かに似ている。黒くて細長い虫、が目に嵌ってるみたい。無闇に話かけるんじゃなかった。一触でこんなに不快になるとは。社会に横たわる闇、どす黒いこと、がとうぜんどこかしこにあることが基本理念になってるような人って、不穏だ。
道路に面したバス停、もっとも家から近い所から、渓谷へ行くバスに乗った。生活の足。そのものな路線だった。狭い通路にベビーカーが5台詰まって、前から客が通路を通れない。運転手が何度もバスから降りて、ベビーカーの上げ下げを手伝ってた。ベビーカーに慣れてるおかあさんはいらっしゃらなくて生活は苦しみ。って気配。観光で渓谷へ行ってるばあいじゃない気分。でも、まあ、到着しました。
木々に覆われた場所だから、ひんやりしているから暑い日に、来るといいね。バスの路線は、時間を工夫しよう、ぐっと早い時間とか。
気持ちいい景色見えて良かったね